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女医のひとりごと

外科医である女医♪が専門的なことからぶっちゃけ話までいろいろな「ひとりごと」をいいます。

クリックってこわい

2005-05-25 22:40:01 | 女医の日常生活
さっきクリックひとつでipodを買いました。
クリックひとつでうん万円もしくはもっと高いものを購入できるって
便利な反面,きっけんですよねーー。

田舎に住む女医♪としては,便利なのが半分以上かしら。
確かに本物を見て買いたいんですけど,もうどういうものか知っているものなら
ひょいって買えちゃう。
しかも女医♪の家は管理人さんが預かってくれるから,不在連絡が必要ないのです。
(運送屋によっては管理人さんに預けてくれないところがある。ふべーーん

なぜipodを買ったかというと…
ちなみに女医♪はWindowsです。
だけど,やっぱりipodは魅力。かっこいい。スマート。
「ipodって都会の人たちが通勤中に電車の中とかで聞くために使うもので
 田舎ものはいらないんじゃないのー?」
と思う方もいらっしゃるかもしれません。
女医♪もこないだまでそう思ってました。

でも,女医♪は以前のブログでも言っていたように,医局がさみしいのです。
図書室のように壁で仕切られ,でも一人部屋になっているわけではないので
音楽をかけるわけにはいかない。
新しい病院のくせにネット環境も整ってない←かなりむかつく
そんな病院に勤める女医♪はお弁当を食べるときはただ黙々と食べるしかなく,
そして食べ終わってもすることがない!
だからipodで聞きながら,そしたらちょっとは教科書とか文献とか読む気になるかもしれない
(ならないかもしれませんが…)

そんな暇つぶしグッズとして購入しました。
実は他にもいーっぱいほしいものあるんです。
でも,たとえば海外旅行好きな女医♪は飛行機の中でも使える!
以外にひまなんですよね,飛行機の中って。
学会出張行くときとかにも一人でいてもひましない。

あー,こうやっていろいろ書いているとやっぱり買ってよかったーって思います。
実は少しは買ったのはいいけどちゃんと使うかなあって思ってました。
売ったらいいやんっておもってもパーソナライズしちゃった。
誰だって衝動買いとかってあるよね?

だけど,お手軽だし医局での癒しグッズとして,さらには別の場所ででも大活躍してくれることと期待しています

続くときは続く

2005-05-24 18:34:12 | 女医の日常生活
昨日はどたばたでした。

明け方から救急の先生からの電話で起こされました。
電話口ではねぼけてくわからない返答をし(救急Dr談),
起きて,今の状況がまだつかめず数分ぼーっとし,
「あ,そうだった。救急の先生からいま電話があったような。」と気づき
携帯の着信履歴をチェック。
やっぱり病院から電話があったわー,と確認し眠い目をこすりながら家を出る準備をします。
まれに電話でいったん起きてまた寝てしまう人もいます。
(女医♪はまだありませんが)
もちろん,そのようなときは再度救急の先生から電話があります。
医者も人間です。勘弁してください。

ちょっと待った。
そんな寝ぼけ女医♪で患者さんは大丈夫なの?とお思いの皆様。
女医♪がまだ寝ぼけているころ,つまり女医♪が到着するまで患者さんは
救急の先生がちゃんと見てくれていますからご安心を。
さすがの女医♪も病院につくころにはくっきりおきてます。

で,外来が始まる前から手術室で手術をはじめ,終わっても
まだ通常業務は終わらず,時間は過ぎている。
あーーーーー,一日長いよーー。

といいながらも,仕事をこなし,今日は早く帰って寝よう,と思っていたら
これまたPHSがなります。
あーーーー,また手術だーー。
ということで,夜までまたもや緊急手術をしていました。

続くときは続くものです。
こないときはぱったり来ないのですが。

何も知らない学生のころは急患で呼ばれて飛んでいくお医者さんがかっこよく見えました。
忙しいお医者さんの方がかっこよく見えたものです。
「そんな必要とされるような女医になりたい」とおもっていました。
実際現在は夜中でも呼ばれる=必要とされているのかな,と思います。
そのときは眠いし正直大変なんですが,終わってみると
いい思い出というか,いい経験をした,と思えるのです。
経験はお金で買えず,かつわれわれ医師はそれを糧として知識として吸収する必要がある職業です。
いろいろな患者さんにたくさんの糧をもらおうと思います。

あーら,なんかよくわからんしめになっちゃった

だれかコメントくださいーーい!

女医♪の週末

2005-05-22 22:37:40 | 女医の日常生活
女医♪はこの週末,結構バブリーな生活をしてきました。
なんといいますか,日ごろは田舎で外食もほとんどせず質素な生活をしていたところ
やや都会に行くとしたいこと,ほしいものがいっぱい出現するんです!

土曜にやや都会に行きました。
車で1時間ほどのところです。
まずはエステ。女医♪の住む田舎には女医♪の望むタイプのエステが見つからないんです。
なのでこれまでも住んでいたやや都会にいくとエステに行きたくなる!
酵素浴に入り,フェイシャルエステを受け,癒されさらにピカピカになりました。

その後は友人とステーキ屋に行きました。
別の友人がその店を大好きで,言っておいでといわれていた話題の店です。
先日テレビで「本当においしいお店は大通りから少し入ったところにある店だ」と
言っていましたが,まさしくそのような場所にあるあまり目立たないお店です。
そしてやっぱりお肉はサイコー!
お箸で切れちゃうようなやわらかくおいしいお肉をおいしくいただきました。
そこで,紫アスパラというのも食べました。
これがまたおいしい!
やわらかいのに歯ごたえがあって,一般的な緑のアスパラと一味違いました。

その後は,某ホテルの最上階のバーでカクテルとデザートを頂き,
さらにその後友人がもう一人加わり,場所を変えておいしいお酒をいただきました。

今日は昼からこれまた激ウマすし屋に行きました。
実は土曜の夜に行きたくて予約したんですが取れず,日曜昼の予約になったのです。
おいしいおすし屋さんは女医♪の住む地域には結構あるんですが,
その中でもピカイチおいしい!
少し手の込んだおすしが,目を楽しませながら舌も楽しませてくれます。

その後は行きつけの洋服屋さんで服を買い付けました。
女医♪の家の近くにも同じ洋服屋さんはあるんですが,そこではなく
やや都会のその店で買います。
行きつけなので店長さんがいろいろとお取り置きしてくれたり,お取り寄せしてくれたりと
至れり尽くせりで,かつ女医♪の好みを熟知してくれているので
本当に買い物しやすいです。

その後はお仕事(実はこれがほんとのやや都会に来た理由)をし,そのあとはそのまま帰る予定が,
友人があたらしくできた店があるというので気になっていってみたら,やっぱり楽しくって
サングラスを買っちゃいました!

日ごろの質素ぶりからは考えられないいい生活をしてしまいました。
たまにはいいですよねー!?
明日からまた1週間仕事がんばれそうです。

占いはあたる!?

2005-05-18 18:51:47 | 女医の日常生活
毎朝,コーヒーを片手にパソコンをみるのですが,
そのときとある占いで★1つ(最高5つ)でした。
女医♪の占いルーティンは,その占いをちょろっとみるのと,
テレビの7時58分の占いなのですが,
今日はテレビのほうは3位でした。
二つとも見るとはいえ,主はテレビのほうなので今日はまあまあやな,と
思っていたのですが,今日は★1つでした。

①病棟に行ったとたんに「さっき○○ちゃんがベットから転落した!」と。
大事には至りませんでしたが,おいおい,今日は★1つなの!?と思った瞬間でした。

②おじさん患者さんの傷が化膿した!
糖尿病もあって,ほかの合併症もたくさんある人なのに,
いや,だからかもしれませんが,感染は非常にショックでした。

③おばあちゃん患者さんの薬を止め忘れた!
手術前に止めなきゃいけない薬をとめてなかった…
とめてなくても手術できないわけではないけれども,気持ち悪いよね。やっぱり。
いいおばあちゃんでよかった。
ご理解いただけました。ふーーーー。
↑いいことといえばいいことだ。わーい。

④ふと入院患者数を数えたらいつもの3割り増しの人数いた。
おいおい,そら疲れるしチェックも甘くなるわけだよー。

基本的には占いはいいことしか信じないんですけど,ちょっと続くと
へこみます。
でもでも,いいこともあったんですよ。
いいおばあちゃんもそうですけど,明日の手術が中止になった!!
雑用がはかどります♪

明日はいい日になりますようにーーーーーーー。

女医♪のママたち

2005-05-14 23:46:36 | 女医の日常生活
女医♪にはママがたくさんいます。
ママとはナースたちのことです。
ママたちはすごく女医♪をかわいがってくれます。

あるママは,仕事が忙しくお昼ごはんを食べれずに仕事を続けていると
そっとコーヒーとお菓子をもってきて「これ食べてがんばって」といってくれます。

別のママは,女医♪がお弁当箱を洗っていたときに周りのものをがちゃーーーーんと
落としてしまって以来,「せんせはお弁当箱洗わなくていいからおいておいて!」
といわれ,お弁当箱をいつも洗っておいてくれます。

他のママは家でたくさんめに作ってくれたおかずを「せんせ,これたべて!」と
持って帰らせてくれます。

そのまた別のママは,女医♪が待ち時間があってぼーっとしていると
「せんせ,こっちおいで」といってナースの休憩所に呼んでくれて
コーヒーをご馳走してくれます。

女医♪はそんなママたちが大好きです!
これからもがんばるよ!これからもよろしくね!

「泣きっ面に蜂」

2005-05-13 22:59:24 | 女医の日常生活
ここ数日は多忙な日々をすごしていました。

女医♪の病院はもともと医者の数が患者数に対して足りなくて,
もちろん,女医♪の科も同じくなのです。
現在ボスと女医♪の二人体制ですが,それにしても
日ごろから外来患者数,入院患者数,手術件数ともに二人でできる
キャパシティーを超過した生活を送っています。

それなのに,ボスがダウンしてしまいました!
仕事にもきてくれるのですが,仕事のできる範囲が限られてしまうので
女医♪の負担が増えてくるのです。
そんなときに泣きっ面に蜂とはいったもので,これまでにないくらい
大変な症例がこの時期に集まってしまうのです。

ボスはかなりへばってます。
ただでさえひどいのに複雑な症例ばかり。
思ったように体が動かないのは本当にいらだたしいと思います。

女医♪は女医♪で,ボスのできないところを補わないといけないので
通常業務+α×2ってところでしょうか。

女医♪はこれも試練と思って明るく乗り切ろうと思っています。
いつかこんな波も去る日が来て,ボスの体調も良くなる日が来ます。
それでも体はうそをつけない。
仕事をしている最中はちょっとテンションが高くなる程度ですが(笑)
仕事が終わったとたんにざーーーーっと疲れが降りてくる感じがします。
それでも何とかやりますよ。女医♪は。

めざせ!できる女医!

いろんな患者さん

2005-05-10 20:46:08 | 女医の日常生活
毎日いろいろな患者さんが診察に来ます。
その中でもここ数年で特に多かったのが「クマ外傷」ではないでしょうか。

女医♪のすむ地域では特に昨年クマ外傷が多く,
多くの人が傷ついてしまいました。
クマというのはほんとに力が強い!
商売柄,けがで診察に来られた患者さんにはどのような状況でけがをしたのか
詳細に聞き取るのですが,
クマの場合はたいがいが一撃でやられます。

-ここから先はグロテスクな話がだめな人は控えてください…-

クマの手で一振り顔を殴られると,顔が顔でなくなります。
友人女医の話は「顔で福笑をしてるみたいだった」といいます。
鼻がどれでめんたまがどれで,どれがなんだかさっぱりわからない状態で
運ばれてきます。
もちろん,クマの手がきれいなわけはなく,感染は頻発です。
頭の骨も折れていることも多く,脳のほうにまで感染が回ると
生命に関わります。
そんなひとでも,運良く(もちろん治療の甲斐あって)復活できた人がいます。

いろいろな患者さんがいます。
自分のせいではないのに運悪く大けがをしてしまう人もたくさんいます。
ですが,そこからいかにして抜け出すか,いかにして「被害者意識」から
脱することができるかが非常に治癒にも左右してくると思います。

くまのせいにしたって仕方ないのですが,逆にそれでも
運良く助かったと思ってもらいたい,そう思ってできるだけきれいに
治るお手伝いをしたいと思い日々精進しています。

‘医局’という場所

2005-05-09 18:35:17 | 女医の日常生活
‘医局'と聞くと,いわゆる医師の世界の「医局制度」のことを思い浮かべる方も
多いかもしれません。
「白い巨塔」にあったどろどろとした医局制度がいまだ残存するところもあるかもしれません。
しかし,女医♪が今言おうとしてるのは'医局'という場所のことです。

もともとは医局制度の'医局'も医局という場所から来たのだと思いますが
(もしくは逆かもしれませんが)
女医♪の今勤める病院の医局はまるで歯医者さんのブースのようです。

昔は歯医者さんも歯医者の診察台が横に並んでいて,
隣の人はどんな治療をうけてるんだろう…とかこそこそと聞いていた覚えがありますが
今はプライバシーの保護が進んでおり,歯医者の診察場はついたてに囲まれています。
もしくは,映画を見ていると,特にIT企業などではついたてに囲まれたスペースに
自分専用の机とパソコンがあって隣の人が何してるとかがわからない状態です。
女医の医局もまさしくついたての中の一人部屋なのです。

女医♪の「ひとりべや」は1.5畳くらいのスペースに書棚と机といす,
あとまったく使うことのない内線電話が一人一人に与えられています。
「ひとりべや」は人の目を気にすることなく,本を読んだり,ご飯を食べたり,
お茶を飲んだり,あるいはうとうとしたり,と好きなことができます。

しかし,女医♪はそんな「ひとりべや」が嫌いです。
なぜかというと,他科の先生方と他愛もない話をしたりということが皆無になるからです。
他愛もない話というのは,患者さんのこと等で必要に迫られて話すのとは違い,
特にすることない時間にお茶でも飲みながら,隣にいる人としゃべる,
そんなものだと思うのです。
なのでついたてに阻まれて他科の先生方との交流がまったく深まりません!
いまだに名前と科と顔が一致しない先生がたくさんいます(ごめんなさい!)。

患者さんに対するプライベートの確保は必要だと思います。
実際,最近は診察室に患者さんを呼ぶときも名前ではなく受け付け番号です。
しかし,ここにまで「ひとりべや」ができてしまうと
心地いい先生もいらっしゃるでしょうが,女医♪はすごくさみしいです。
気軽に他科の先生に専門的なことを聞けたりしたらいいのになと思う今日この頃です。

「女医」であるということ

2005-05-08 09:36:49 | 女医の日常生活
最近は女医の割合が非常に増えています。
30年ほど前は1割未満だったと聞きますが,わたしの入学時で3割強,
最近の医学部入学生においては半数を女性が占めるところもあるそうです。

女医が増えるということは,仲間が増える気がして私としてはうれしいのですが,
女医であるがために起こるトラブルもあります。

ある日,わたしがナースステーションで一人パソコンに向かっておりました。
そのとき,あるおじさまが私の背中で「かんごふさーん!かんごふさーん!」と
叫んでおりました。
私は,誰か気づくだろうと思い,自分の仕事に没頭していたところ
そのおじさまの口調がだんだんと強くなってきました。
その時点でやっと気づきました。

「あ!おじさまは私に向かってさけんでいたのね」

わたしはまさか自分を呼んでいるとも思わず,結果的には「無視」していたことに
なってしまうのですが,それも看護師さんと女医との区別が難しいからです。
ちなみにこのようなときは「看護師さんをよんできますね」と
地道な啓蒙活動を行います(苦笑)。

最近はどこの病院でもナースキャップの廃止が進んでいます。
これまでは看護師さんといえばナースキャップという,シンボル的役割が
大きかったように思いますが,確かに機能的に何かをしているわけではなく,
それがこの廃止という方向へ進めているのだと思います。
気持ちはわかるのですが,ナースキャップの廃止+女医の増加で
非常にその区別は困難です。

先日もこの春医者になったばかりの研修医が私にあきらかに看護師さんへの指示を
何の前ふりもなくしゃべり始めました。
わたしは「えーー,あのーーーー」としかいえず,
近くにいた看護師さんがとめてくれました。
私としては研修医は覚えたての「指示」という仕事をある程度勇気を出して
いったのだと思うと,その意欲を損なわせたくなかっただけなのですが,
学生の間からも実習等で病院を出入りしていたにもかかわらず
女医は看護師さんに間違えられてしまうのです。

女医同士でも時折このような会話があります。
「先生は看護師さんぽくなくていいですよね」
「いやー,先生のほうが女医っぽいですよ」←女医なんだけど
わたしだけでなく,他の女医先生方も同様の悩みを抱えているのです。

実際とのところは,よーくみれば女医か看護師かわかると思います。
女医と看護師はなんともいえない違う雰囲気をかもし出しているので
よーくみたらわかるとは思うのですが,
それでもやはり一般の方々にここまで期待するのは難しいので
ささやかなアピールとしてわたしは科名と名前の入った
プラスチックの名札をさらにつけています。
小学校のときにつけていた名札みたいなものです!
(今の小学生はつけていないのでしょうか…)
それをつけていても,背中から叫ばれては効果がありませんが,
少しでもトラブルのないようにできればいいなとは日々考えております。

もともと男性社会であった医師の世界で突然女医が増加したために
なかなかその周辺環境が追いついていないのが現状のようです。
なんとかならないでしょうか…

女医の土曜日

2005-05-07 15:56:51 | 女医の日常生活
みなさんはゴールデンウィークのラストスパートでしょうか。

女医はお仕事です。

基本的に土日は診療はないのですが,入院患者は休日でもいるので
そのお相手をしなければならないのです。
しかも土,日と二日あけるには忍びないので土曜日は処置日にしています。

さらにこの週末は拘束日!つまり急患がきたらいける体制にしておかなきゃなのです。
これがまた結構ドキドキなのです。
呼ばれると呼ばれないでは週末の充実度が雲泥の差なのです。
今日も何事もありませんように…

みなさん,けがには十分気をつけましょう!!