会社と道を挟んだ向かいにご自宅はあります。
結構大きなお家で、通されたのは20畳くらいあるリビングでした。
まずネットの状況をお聞きすると･･･1階と2階にそれぞれ2台ずつWifiルーターを設置している。各部屋にLANコンセントがあり、そこにWifiルーターをつないでいる。先日からリビングへくるとネットにつながらなくなってしまう･･･とのことでした。
一軒で4台（1階2台、2階2台）のWifiルーターを設置していることになります。鉄骨のお家なので、部屋をまたぐと極端に電波が弱くなることが想定できたので、最初から各部屋にLANコンセントを設けて、大元のモデム（ルーター）からつないでいるそうです。
とりあえず現状の確認です。リビングのWifiルーターから電波は出ていますが、ネットに接続していませんでした。Wifiルーターの有線LANへつなぐとネットにつながります。Wifiルーターの電源の入り切りを行っても全く状況は変わりません。
ちなみに「inSSIDer」というソフトでWifiの電波を確認してみると･･･リビングを出てしまうと該当Wifiの電波は、急に弱くなってしまいます。やはりWifiルーターを複数台使用するというのは正解のようです。
いろいろ調べましたが、Wifiルーターの不具合ということで、交換をお勧めしました。どれくらい使っているのか尋ねたら、知人からもらったルーターで、それから5年以上は使っているとのことなので、不具合も発生してもおかしくありません。
お客様のほうでWifiルーターを買ってくるとのことでしたので、購入後また連絡をいただきお伺いすることになりました。
後日、Wifiルーターを購入したので、設置して欲しいとご依頼がありましたのでお伺いしました。
結構ハイパワータイプの機種でした。お店のかたからは･･･この機種ならこれ1台で家中全部Wifiにつながります、と言われたそうです。
確かにパッケージには「3階建て」と記載されています･･･が、これはあくまでも木造住宅の目安であり、鉄骨・鉄筋のお家だと話は違ってきます。
とりあえず、Wifiルーターを交換、APモードに設定して電源を入れました。通常状態になるまで数分待ち、ランプ表示も正常状態になったので、お客様のスマホやパソコンを接続してもらいました。前の機種は2.4GHzのみ対応だったのですが、今度の機種は5GHz帯も対応していたので、そちらにつないでもらい以前よりも表示が速くなったとおっしゃっていました。
広々とした20畳のリビング内では問題なくネットにつながるのですが･･･やはり部屋を出て隣の部屋へ行くと、設置したルーターの電波は極端に弱くなり、その部屋のWifiに自動的に接続が切り替わる状況でした。
Wifiの電波が弱い場合の対応として、中継器の使用という考えもありますが、今回のように鉄筋・鉄骨のお家だと部屋をまたぐと急激に電波が弱くなってしまいますので、あまり効果がありません。
最近の新しいお家だと･･･分電盤などの横にルーターを収納できるスペース、コンセントがありそこに大元のルーター（モデム）を設置して、そこから各部屋へ有線LANで配線して、各部屋にLANコンセントを設けてあるパターンもあります。こうしておけば、Wifiを使用したい部屋のLANコンセントにWifiルーターをつなげば安定したWifi接続を実現できますね。
LANも無線・有線ありますが･･･便利さでいえば無線、安定性でいえば有線になるでしょうか。そのへんは、パソコンなどの使用用途も関係してきます。
