<演出>
田尾下哲
<キャスト>
ボニー: 濱田めぐみ
クライド: 田代万里生
バック(クライドの兄): 岡田浩暉
ブランチ(バックの妻): 白羽ゆり
テッド(ボニーの幼馴染の保安官): ○藤岡正明 ・中河内雅貴(ダブルキャスト)
ヘンリー(クライド父): 中山昇
シモンズ刑務所長: 芝崎健太
クロウソン看守: 戸室政勝
ジョンソン保安官代理: ヨウスケ・クロフォード
ファーガソン州知事: 徳垣友子
アンジェラ: 家塚敦子
クレア: 保科由里子
エレノア: 宇野まり絵
カミー(クライド母): 明星真由美
ヘイマー特別捜査官: 岸祐二
牧師: つのだ☆ひろ
バド保安官代理: 戸井勝海
エマ(ボニー母): 池田有希子
シュミット保安官: 木場勝己
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
1月14日マチネ公演鑑賞。
念願の濱田さん四季退団後初出演ミュージカル!!というわけで楽しみにしてました♪
この作品昨年末BWで開幕したばかりだったので、ちょっ早で輸入したというのが凄い。(それまでにアメリカ内での公演はあったみたいですが)
いつもだと外版サントラ購入するのですが、今回は控えたのでYouTube映像も一緒に記録として残しておきます!
今回青山劇場だったのですが出向くのは初めてでした。
劇場というよりホールに近いかな?結構舞台広いから役者さん大変だろうなぁ。
日本では「俺たちに明日はない」でよく知られている実話に基づいたミュージカルであります。
おそらく映画よりも史実に基づいていたのかと。
大恐慌時代のギャングについて書かれたこの作品。
丁度『パブリック・エネミーズ』のジョン・デリンジャーが生きていた頃と全く同じ時代背景です。
そういった意味でも結構興味深いものはありました。
以下ネタバレあり!
今回は私が濱田さんファンということもあり、かなり贔屓目感想です(笑)
思えばアイーダ以来の生濱田さん‥。
昨年は突然の四季退団という噂を聞いてショックを受け(マンマ・ミーアのドナが観れなかったのは今でも悔しい思い出‥(泣))、
秋にTDSの”I'll Be Magical”の日本語版ボーカル歌われててDヲタとしてもビックリなサプライズがあり。
でもやっぱり舞台で歌ってるめぐめぐが観たかったから、今回の公演が決定した時は嬉しすぎました。
冒頭、ステージ奥から歩いてくる濱田さん見て思わず「おかえりなさいー!」と目頭熱く心の中で叫んじゃいましたもん(笑)
やっぱり素晴らしい。エルファバやアイーダとはまた違う20代の女性にしか見えなかった演技力が本当に凄い。
今の時代の女の子にも通じるようなしぐさをしつつ、歌手になる夢から外への憧れを抱き、
クライドと共に歩いていくことを選択し”今”を生きる芯の通った強い女性を演じらるのは、やっぱり彼女だからこそです。
3月のジキル&ハイド(石丸さんとの共演ってだけでもテンション上がる!!)も大変楽しみです♪
クライド役の田代くんは初めて生で拝見しましたがなかなかのイケメンっぷりで!
歌も美味いしこれから活躍期待の若手俳優さんですね♪
うーん生協枠であった一緒に写真撮れますチケット購入すればよかったかなぁw
そしてもう一人特に印象に残ったのが白羽さん!
今回の公演で存じた女優さんです。宝塚出身なんですね。
さすがめぐめぐと対極になる役を演じられるだけあって素晴らしい歌声と演技力をお持ちでした!!
想像以上に力強くてびっくり。バックを支える妻としての愛も感じられて素晴らしかったです。
肝心の内容なのですが、
えー、事前にBW版が酷評されていることを知っちゃってたのですが納得でした‥(苦笑)
せっかく面白い題材扱ってるのにどこか活かしきれていない~もったいない!
演出家の田尾下さんがプログラムのコメントにおいて”警察とギャング、正義と悪の表裏一体の価値観””夢を抱き続ける大切さ”があるとお話されていますが
それらを強く感じることができなかったのが残念です。
一応導く役?として合間に入るつのだ☆ひろさんの牧師は素晴らしいんだけど、
パフォーマンスが素晴らしいだけであってストーリー上果たして必要だったのかよく分からないし。
もちろんボニーとクライドの惹かれあい共に生きていく姿や、ブランチのバックを支えたい愛が描かれてたりしたのは良かったです。
両親が出てきたりしたのも面白かったですね。
どんなに息子がギャングでも、どんなに娘が悪に走っても、家族は家族なのであり。ボニー母の娘を想う姿はぐっときました。
いつの時代も変わらぬものがあるということに気付かされた気がします。
また、警察の扱いがもう一押し欲しかった。
確かに木場さん演じる保安官の存在感は抜群だったり、テッドの淡い想いも良いのですが、、
警察はただただ追う存在になってしまって、銃撃戦の中であったクライドと保安官のやり取り的な問いかけをもっと入れて欲しかったな。
↑で思い出したのですが照明の使い方が面白かったです!
幕を今回使ってなかったのでその代わりに照明を照らして場面転換させたり、
銃撃戦の凄まじさを表現するために四方八方にライトが照らされてたり。こういう使い方もあるんだーと感心しました。
あと若干間延びしちゃった部分があったかなと。
個人的には特にラストが納得できなくて。有名な銃撃シーンで終わるのですが、どうも消化しにくいというかなんと言うか‥。
唐突だったせいもあると思いますがすっきりできませんでした。
BW版だと冒頭に結末を持ってきているということなのですが‥うーんどんな感じなのか気になります。
楽曲は1930年代というだけあってかカントリー調やジャズが入ってて聞いてて楽しかったです。
生演奏だったのもすごく良かった!バイオリンとか素敵でしたもん。
が、テーマ曲は耳につきやすいのですが他の楽曲がそこまで印象に残らず残念。
日本独自の演出は頑張ってたと思います。
今回BW版とはまた違う脚本・演出で作り上げたそうで。
(例えばBWでは銃撃シーンで血のりガンガン使ってるみたいですが、
バイオレンス色重視ではない内容なのでその辺省いた演出は良かったんじゃないかと思いますし。)
プログラムによると一部はBW版で削られてるものも使用されていたみたいですね。
結構面白い試みだったのかなとは思いました。
つらつらまとまりのない感想を述べちゃいましたが、
とにかく今回は生濱田さん観れたから結果オーライ!!w
なかなか上演するチャンスが限られそうな作品なので、観ることができたのは良かったです!
田尾下哲
<キャスト>
ボニー: 濱田めぐみ
クライド: 田代万里生
バック(クライドの兄): 岡田浩暉
ブランチ(バックの妻): 白羽ゆり
テッド(ボニーの幼馴染の保安官): ○藤岡正明 ・中河内雅貴(ダブルキャスト)
ヘンリー(クライド父): 中山昇
シモンズ刑務所長: 芝崎健太
クロウソン看守: 戸室政勝
ジョンソン保安官代理: ヨウスケ・クロフォード
ファーガソン州知事: 徳垣友子
アンジェラ: 家塚敦子
クレア: 保科由里子
エレノア: 宇野まり絵
カミー(クライド母): 明星真由美
ヘイマー特別捜査官: 岸祐二
牧師: つのだ☆ひろ
バド保安官代理: 戸井勝海
エマ(ボニー母): 池田有希子
シュミット保安官: 木場勝己
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
1月14日マチネ公演鑑賞。
念願の濱田さん四季退団後初出演ミュージカル!!というわけで楽しみにしてました♪
この作品昨年末BWで開幕したばかりだったので、ちょっ早で輸入したというのが凄い。(それまでにアメリカ内での公演はあったみたいですが)
いつもだと外版サントラ購入するのですが、今回は控えたのでYouTube映像も一緒に記録として残しておきます!
今回青山劇場だったのですが出向くのは初めてでした。
劇場というよりホールに近いかな?結構舞台広いから役者さん大変だろうなぁ。
日本では「俺たちに明日はない」でよく知られている実話に基づいたミュージカルであります。
おそらく映画よりも史実に基づいていたのかと。
大恐慌時代のギャングについて書かれたこの作品。
丁度『パブリック・エネミーズ』のジョン・デリンジャーが生きていた頃と全く同じ時代背景です。
そういった意味でも結構興味深いものはありました。
以下ネタバレあり!
今回は私が濱田さんファンということもあり、かなり贔屓目感想です(笑)
思えばアイーダ以来の生濱田さん‥。
昨年は突然の四季退団という噂を聞いてショックを受け(マンマ・ミーアのドナが観れなかったのは今でも悔しい思い出‥(泣))、
秋にTDSの”I'll Be Magical”の日本語版ボーカル歌われててDヲタとしてもビックリなサプライズがあり。
でもやっぱり舞台で歌ってるめぐめぐが観たかったから、今回の公演が決定した時は嬉しすぎました。
冒頭、ステージ奥から歩いてくる濱田さん見て思わず「おかえりなさいー!」と目頭熱く心の中で叫んじゃいましたもん(笑)
やっぱり素晴らしい。エルファバやアイーダとはまた違う20代の女性にしか見えなかった演技力が本当に凄い。
今の時代の女の子にも通じるようなしぐさをしつつ、歌手になる夢から外への憧れを抱き、
クライドと共に歩いていくことを選択し”今”を生きる芯の通った強い女性を演じらるのは、やっぱり彼女だからこそです。
3月のジキル&ハイド(石丸さんとの共演ってだけでもテンション上がる!!)も大変楽しみです♪
クライド役の田代くんは初めて生で拝見しましたがなかなかのイケメンっぷりで!
歌も美味いしこれから活躍期待の若手俳優さんですね♪
うーん生協枠であった一緒に写真撮れますチケット購入すればよかったかなぁw
そしてもう一人特に印象に残ったのが白羽さん!
今回の公演で存じた女優さんです。宝塚出身なんですね。
さすがめぐめぐと対極になる役を演じられるだけあって素晴らしい歌声と演技力をお持ちでした!!
想像以上に力強くてびっくり。バックを支える妻としての愛も感じられて素晴らしかったです。
肝心の内容なのですが、
えー、事前にBW版が酷評されていることを知っちゃってたのですが納得でした‥(苦笑)
せっかく面白い題材扱ってるのにどこか活かしきれていない~もったいない!
演出家の田尾下さんがプログラムのコメントにおいて”警察とギャング、正義と悪の表裏一体の価値観””夢を抱き続ける大切さ”があるとお話されていますが
それらを強く感じることができなかったのが残念です。
一応導く役?として合間に入るつのだ☆ひろさんの牧師は素晴らしいんだけど、
パフォーマンスが素晴らしいだけであってストーリー上果たして必要だったのかよく分からないし。
もちろんボニーとクライドの惹かれあい共に生きていく姿や、ブランチのバックを支えたい愛が描かれてたりしたのは良かったです。
両親が出てきたりしたのも面白かったですね。
どんなに息子がギャングでも、どんなに娘が悪に走っても、家族は家族なのであり。ボニー母の娘を想う姿はぐっときました。
いつの時代も変わらぬものがあるということに気付かされた気がします。
また、警察の扱いがもう一押し欲しかった。
確かに木場さん演じる保安官の存在感は抜群だったり、テッドの淡い想いも良いのですが、、
警察はただただ追う存在になってしまって、銃撃戦の中であったクライドと保安官のやり取り的な問いかけをもっと入れて欲しかったな。
↑で思い出したのですが照明の使い方が面白かったです!
幕を今回使ってなかったのでその代わりに照明を照らして場面転換させたり、
銃撃戦の凄まじさを表現するために四方八方にライトが照らされてたり。こういう使い方もあるんだーと感心しました。
あと若干間延びしちゃった部分があったかなと。
個人的には特にラストが納得できなくて。有名な銃撃シーンで終わるのですが、どうも消化しにくいというかなんと言うか‥。
唐突だったせいもあると思いますがすっきりできませんでした。
BW版だと冒頭に結末を持ってきているということなのですが‥うーんどんな感じなのか気になります。
楽曲は1930年代というだけあってかカントリー調やジャズが入ってて聞いてて楽しかったです。
生演奏だったのもすごく良かった!バイオリンとか素敵でしたもん。
が、テーマ曲は耳につきやすいのですが他の楽曲がそこまで印象に残らず残念。
日本独自の演出は頑張ってたと思います。
今回BW版とはまた違う脚本・演出で作り上げたそうで。
(例えばBWでは銃撃シーンで血のりガンガン使ってるみたいですが、
バイオレンス色重視ではない内容なのでその辺省いた演出は良かったんじゃないかと思いますし。)
プログラムによると一部はBW版で削られてるものも使用されていたみたいですね。
結構面白い試みだったのかなとは思いました。
つらつらまとまりのない感想を述べちゃいましたが、
とにかく今回は生濱田さん観れたから結果オーライ!!w
なかなか上演するチャンスが限られそうな作品なので、観ることができたのは良かったです!
いつの時代も変わらぬものがあるということに気付かされた気がします。
私もこれは共感☆
一番泣けたのが、ボニーを想って慟哭する場面だったわ
全体として感動とはいかないまでも、感じるものはありましたね
白羽さん好きな私としては、興味を持ってもらえて嬉しいです☆
本当感じるものが多々ある作品なので色々もったいなかったと思います‥。
白羽さん素晴らしいですね!
これからもチェックしたい女優さんの一人になりました(^^)