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ディズニー・映画・ミュージカル関連を中心とした
気ままな体験・鑑賞記録ブログ

ZIPANG PUNK~五右衛門ロック3

2013-01-09 21:17:12 | 劇団☆新感線/大人計画
<CAST>
石川五右衛門:古田新太
明智心九郎:三浦春馬
猫の目お銀:蒼井優
シャルル・ド・ボスコーニュ:浦井健治
春来尼:高橋由美子
前田慶次郎:橋本じゅん
石田三成:粟根まこと
マローネ:高田聖子
蜂ヶ谷善兵衛:村井國夫
秀吉:麿赤兒

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映画『ゲキ×シネ「ZIPANG PUNK~五右衛門ロックIII」』本予告


タイトルの”3”が文字化けして変換できなかった…orz
1月6日マチネ公演鑑賞。

最近スマホのデータぶっ飛んで衝撃だったのですが、、、落ち込まない!\(^o^)/
(今後はバックアップしたつもりにならぬよう気を付けます…(泣))
何故ならそんな事件をもっとぶっ飛ばすくらいのパワーをもらえたから!
恒例にしてる正月観劇、今年は念願だった劇団☆新感線の公演に行ってきましたっ!!!
今回はテンション高めな関係で、いつも以上に長文・乱文ですがご了承ください(苦笑)

まず新感線に興味をもった経緯を少々話しますと…
2年前にゲキ×シネ『薔薇とサムライ』を観たのがきっかけ。
鑑賞後の衝撃が半端なかったんです。
”何だこれは…!?”と新感線ワールドがずっと気になってました。

予告ペタっと貼っちゃおうー。

(BDで発売されたら絶対買うのに…(泣)また観たい!!!)

本当は一昨年『髑髏城の七人』是非観たかったのですが出遅れて抽選販売に外れまして…orz
(でも!もうすぐこちらもゲキ×シネ上映ですからね!!観に行きますよー!!)
そんなこんなしてたらシアターオーブのこけら落とし公演のラインナップに入ってることを知り!
しかも五右衛門ロックシリーズ!!
これまた購入に出遅れた為2階席のてっぺんでしたが、正面でしたし予想以上に堪能できました。
オーブは「ミリオンダラー~」に続いて2回目でしたが、やはりあの落ち着いた劇場の雰囲気かなり気に入ってます。

そして肝心の作品の感想ですが…!
予想以上に楽しかった!!本当に、”楽しい”という言葉がぴったりの舞台です!!!
とにかく痛快!スピード感はまさに新幹線級!!!(笑)
これほど鑑賞後スカッとしたミュージカルは初めてじゃないか!?と思うくらいテンション上がりまくる作品でした。
(どちらかと言うとライブに近い感覚?)



以下ネタバレあり

今作はどうやら五右衛門ロックシリーズのラストじゃないか?と呼ばれてるそうで。
一つの作品として充分に楽しめますが、
『薔薇と~』に繋がってくるシャルルやマローネ達が登場してきたので、2は観ておいて良かったです。
(1は未見なのですが(これも是非機会見つけて観たい…北大路さん・森山くん・松雪さん…)そこまでつながりない様子?)
演出されたいのうえさんが”五右衛門ロックシリーズには"お気楽"で"テキトー"で"強引"な楽しさが詰まってる”と述べていらっしゃいますが、
そのお言葉通りのエンターテイメントだと実感しました。

以下いつものごとく箇条書き‥

・度々魅せてくれる日本だからこその演出!
歌舞伎の特徴である”見得”があったり(これがまたかっこいい。特にクライマックスメインキャスト4人のシルエット!!)、
拍子木(柝)が打たれたり。意外にも自然なんですよね。(そう感じるのは日本人だからこそ?)
これがあるからこそ、作品にメリハリがあったんじゃないかと思います。
ロック音楽と歌舞伎をうまーく融合してるんですから、冷静に考えると凄いコラボレーションです。

・特に今回はほぼ全編歌!9割歌だったんじゃないかと!!
聴いてる分には最高に楽しめたのですが、どれもこれも難しそうな曲…(汗)
素人としては、出演シーンの曲を全て暗譜してらっしゃる出演者の皆さんにただただ凄いと尊敬の眼差しでした(笑)
音楽は全て生演奏だったのも迫力増しの要因だったと思います。 

・先ほども少し書きましたが、テンポが速い、とにかく速い。
役者同士のやりとりはもちろんですが、ストーリーの進み具合も同時に速い!
正直事前に公式HPのあらすじがほとんどだと思ってたのですが、
まさかそれが1幕分で、かつ2幕にはどんでん返しになるほど展開があるとは驚きでしたw
今まで芝居に近い舞台はほとんど観てこなかったので新鮮だったのかもしれません。
(今回の逆が劇団四季の母音法が良い例かなと(笑))
どうしても時たま聞き取りづらい時もありましたが、それもテンポのうちでした。

・衣装が豪華!メイクもギラギラ!!
 出演者のみなさんそれぞれ似合ってましたし、舞台にものすごく映えてました。
 これも恐らく歌舞伎意識してるんだなぁと。
 この独特な世界観楽しいー!!

・映像の使い方!これぞ現代の舞台って感じ。
 舞台両サイドに小さなスクリーンを設置してまして、ある時は舞台背景、
ある時は歌詞投影(どうしてもロックだと時々聞き取りづらい時あったので結構助かりました)、ある時は笑いのネタに活用しまくりw
 色々遊ぶ幅が広く大いに楽しませてくれました。

あとは…
・初っ端まさかの五右衛門フライングwしかもネオンに近いド派手かつドでかいロゴセットまでww
この世界観は五右衛門ならではなんでしょうね。

・一幕は泥棒VS探偵がメイン。特に探偵サイドはいろんな小ネタがあれこれあって楽しかった(笑)
お宝探しも単純にはいかずかなりひねくってて楽しませていただきました。
”う、そ、だ、よ、あ、ほ”や”おにぎり空海?”も含めてw

・アンヌ様まさかの出演!スクリーン上の出演でも存在感流石でしたw
 鷹にアンヌと名付けたシャルルへの怒りっぷり‥ww


そして豪華すぎるキャストの皆さま方!!!

☆一番に三浦春馬くん…!
実は好きなドラマ俳優さんのうちの一人に、よく名前を挙げさせていただいてる男優さんでして…。
本当に、本当に楽しみにしてました。
生春馬くん…なんなの!?この子なんなの…!?!?
地球ゴージャスの舞台に出演されてたので(すいません、録画したまま観てません…orz)
”歌える・殺陣できる・ダンス最近上手くなってる”と聞いてはいましたが、、
まさかここまで魅せてくれる人だとは…。
1幕では髪をなびかせる度キラーンと効果音入る爽やかスマイルキラー。
頭のキレる探偵方ぴったりでした。事務所のアミューズ繋がりか、ガリレオポーズまでしてたし(笑)
(台詞つっかかってはにかんだ時あっても、それが心九郎としての演技だった!w)
が!2幕になると化けの皮が剥がれ、かつ己の真実の心を見ようとしない複雑な青年に様変わり。
この演じ分けには驚かされました。どんなに流れがあるとしても、
約200分の間に心の変化が激しくて毎日演じるのは相当精神力必要だと思うんですよね。
それができてしまうのだから、あープロなんだなと。
正体明かしてからは一瞬一瞬の表情がまた良くて。オペラグラスが手から離せませんでした。
そして殺陣とダンス!基本舞台上ではノンストップだったので、最後までやりきるスタミナにもこれまたあっぱれでした。
歌も良い…!普通に美声!!
ロックの時は少々頑張ってる感ありましたが、ラストのソロにはまさかの酔いしれてしまいました。
とにかく演じている姿を観ていて、全力で頑張ってることがもの凄く伝わってきました。
努力家なんだろうなぁと思ったらやはりそのようで。プログラム読むと古田さんはじめカンパニーの方々にそんなこと書かれてました。
新年早々土下座したくなってしまった役者さんです。
(ちなみに普段ドラマで観るよりかなり大人っぽかったです。平成生まれなことが信じられない!!!www)
是非是非、今のうちに幅広く色んなこと挑戦して、素晴らしい役者さんになっていただきたいと心から思いました。
応援してます!!次観れる機会あったら、もっと成長してるんだろうなぁ。その時が大変楽しみです。

☆テレビでもおなじみ古田新太さん!
もはや貫録の域!!さすが看板俳優です。
先ほど三浦君が全力で頑張ってると書きましたが、
それに比べ古田さんはうまーく肩の力抜いて無理してない。そのタイミングを知ってる感じ。
その辺はまさに五右衛門でしたね。
ちなみに一番台詞・ロック曲パフォーマンス時にはっきり伝わってきたのは
古田さんだったんじゃないかと思います。
あの早口な台詞を一語一句ちゃんと聞き取れたんですから、、、本当流石です。

 
☆蒼井優ちゃん!キュート!本当キュート!!
「百万円と苦虫女」のイメージが強いのですが、
お銀の真っ直ぐでがむしゃらな感じが普段ドラマや映画に出てる彼女と全っ然違いました。
流石フラガール演じただけありダンスがキレッキレ!
歌はまずまずだったと思いますが、そこは演技でカバーしてたんじゃないかと思います。
小柄でいらっしゃるのもありますが、完全に三浦君より年下キャラでしたw

☆念願の!浦井君…いやっ浦井様!!wしかもシャルルー!!!
「薔薇と~」を観た時初めて演技されてる姿見たのですが、
今回あのお馬鹿王子っぷりが更にパワーアップしててww
登場シーンは心のなかでギャーギャー騒いでしまいましたwww
生浦井君本当にハンサムですね。あの金髪ウィッグが似合う日本人そういません。
(ってもう君づけして良いご年齢なのかは分かりませんがw)
歌も美声…!!すべてが揃ってる役者さんだからこそ、シャルルという役を演じらてるの見てて大変楽しかったですw
是非王道ミュージカルに出演されてるのも観たい!!
夏に「二都物語」観れるといいなぁ。

☆村井國夫さんの存在感。
「エリザベート」のパパ役なイメージですが、
今回もどっしり貫録あるお声でした。
これで今回悪役演じられてるんですから、言うことない!!
図星で凹んだり、台詞とられてふくれっつらになる村井さんなんて、めったに見れないですよw

☆麿赤兒さんは大森南朋さんのお父さんですね!
秀吉のサルっぷりももちろんだったのですが、
特に印象深かったのがラストの悟ったシーン。
ピクリとも動かぬ瞬間があったのですが、もうその空気感といったら…。
舞台で生きてきたベテラン俳優さんのオーラを生で感じることができ、本当に良かったです。


新年早々これほど良い作品を観ることができ大変満足でした!!!
きっと今作も来年あたりゲキ×シネで上映してくれるはず…!→感想
ベロ出して中指立ててる五右衛門と再会できる日を楽しみにしたいと思います♪(笑)


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