抱擁

化粧をしないで生きる事がこんなに頭を悩ませる事だとはな。

２０年無我夢中で働いて、
やっと掴んだ幸せだのに、

素顔で本を読む生活で、

悩むなんて、オレ吃驚。

どうやって生きて行けばいいのか解らない等と、
２０年一人で生きて来て、

まだ解らないとはな！


ああ、恋人よ。

恋人よ！！！

今週は出張が無いけれど、
朝の六時に仕事に行き、
深夜に帰ってシャワーを浴びて眠る恋人の日々よ。

オメーがオレの為にしてくれる事全てが、

どんどん遠い存在へと変換されてしまう。

恋人と呼ぶけれど、

全身全霊、「神様だ」と仰いでいるオレだよ！！！

恋人よ恋人よ。

遠い。

遠い君よ。

神様からの贈り物、恋人。

レベルが高過ぎて、オレには理解力が無い。

この、この生活は一体何だ。

朝起きてみたら、道端で寝てたっていう、
「全て夢でした！！！」っつー思いが頭から離れない。

氷結グレープフルーツ

いきなり鬱に落っこちて、
あたしゃ昼間も寝っぱなしで、
夕方ズルズル起き出して、今は酒を飲んでいる。

隣りの部屋はキッチンで、恋人は皿を洗ってる。
恋人は作り置きのおかずで飯を食っていた。
温めたのか、どうやって食ったのか、気になったけど動かない。

年末はいつも悲しくて、
それは、自分なりに理解してたつもりで、そして今は恋人が居る。

んだけど私は大人だから、恋人には家族に会いに実家に帰って欲しいと思うし。

さよなら躁病

楢山節考 (新潮文庫) 深沢 七郎 新潮社 このアイテムの詳細を見る

最近「一番好きな本は何だろう？」って考えた時に、
楢山節考だなと思う。

有名な作品だから酒飲んでたりして話題にのぼる事も多い。
でも、この本で私が感じた事は、世間一般的な感想とは果てしなく遠い。