SEASONS

幾度巡り 巡り行く 限りある 時の中に 僕らは今 生きていて そして何を 見つけるだろう

専門

2008年08月27日 19時20分54秒 | Weblog
10日間の日中学生会議が終わりました。

朝から晩まで動き回って疲れましたが、言葉では言い表せないくらい凄く充実してました。

中国人に聞いてみたかった疑問を殆ど全部ぶつけられたし、中国人の友達も大勢出来て良かったです。

自分の中で中国に関しては一段落ついたので、これからはもっと他の地域にも関心を広げていきたいです。

いやーなんか細かいことを書けばキリがないですがイイ思い出になりました。


今回、一つ困った質問がありました。

「あなたの専攻は何ですか?」という質問です。

日本人同士なら「どこの学部ですか?」「経済学部です」「へぇ~」で大抵は終わりだから良いのですが、それ以上突っ込んだ質問をされると困るのです。

「経済学の中で何が専攻なんですか?」と言われると、正直自分でも「何なんだろう?」と思ってしまいます。

一応ゼミは開発経済学に入っているのですが、どう考えても「開発経済学を勉強しました」と胸を張って言えるほど勉強してないし、自分の中では経済思想の方が知識の蓄積も多いと思います。

でも、「経済思想を専攻しました」と言う割にはあんまり経済学の古典とか読んでないし、むしろ「思想を勉強した時に経済思想もカジりました」という方がピッタリ来るかも知れません。


じゃあそもそも「経済学を勉強しました」というのを諦めて「思想を勉強しました」と言えば良いのでしょうか。

エーリッヒ・フロムとか福沢諭吉とか、1次文献を読んで持論を語れる思想家も少しはいるから「思想を勉強しています」と言っても嘘ではないですが、体系的な勉強は全くやってないし、文献の読み方も理解していません。

そもそも、経済学部生なのに「思想を勉強しました」というのは相当勇気の要ることで、日本人ならまだしも中国人には「???」という状態でした。

こういう背景のために、「専門は何ですか?」と聞かれると僕は一瞬フリーズしてしまうのですが、そうすると「こいつは全く勉強してないのかー」と思われちゃうんですよね。

一応月並みに勉強もやって来たつもりなので「大学で何も勉強してこなかったんだなー」と思われると寂しい少し感じがします。


興味のあるものに手当たり次第取り組んでみたことは面白くて有意義だったし、大学での専攻なんて自分の人生にとっては大した問題ではないと思っていますが、「専門は何ですか?」っていうのが意外と会話のきっかけとして使われることが分かったので困りました。

これから1年間で「これを学びました」と胸を張って言えるものを何か一つでも作りたいなーと思っています。

今までの経験からして、自分の場合は思想(経済思想なども含む)と歴史と地理(地域政治なども含む)以外のものは勉強してもすぐ忘れちゃうし、この貴重な学生時代にわざわざ勉強しなきゃいけない必要性も感じないので、ガッツリ勉強するなら思想か歴史か地理にしようと思います。

でも中々難しいでしょうね。


まぁでもどうなんだろう。

何も専攻が言えなくても、会話の中で「あーそれなりに話が通じるかも」と思わせられればいいのかな。

学生の間に専門知識を洗練させることは全く興味ないけど、教養を身につけたいですねー

最新の画像もっと見る

コメントを投稿