欲しいもの、というとキリが無いものなのだが、僕の場合ン十万円する高価なものが多い。例えばMac。やっぱり極力ハイスペックなものがいいし、メモリもフルで積みたい。で、ライブでも使うからPower Bookということになる上、OS-Xを導入すると周辺機器や一部ソフトも対応しなければならない。そうするとそれだけですでに....ふう....。それに最近試奏してすっかり惚れ込んでしまったフレットレス・ベースがあるのだが、これがまたオールハンドメイドの高級品。この2つとそれに関連するものだけで軽く7桁。ふう...。
おまけに僕はある時期からローン、カードの類いを一切使わなくなったので、買うとしたら「ゲンナマ」なのである。そう考えたらちょっとした宝くじに当たるか、書いた曲が運良く大ヒットするとか、さもなければ空いている時間に肉体労働でもしまくって貯めるか...まあ、どれも現実的では無い。じゃあ、実現可能なレベルで、と考えるとせいぜい2~3万円がいいところ。さてこの範囲で、というとこれまたキリが無いが、仕事で使う音楽関係のもの以外だとすると少し絞られて来る。その中での1番は「デジカメ」である。
今どきデジカメが欲しい、というのもどうかとは思うけど、持っていないからしょうがない。オジサンはデジカメが欲しいのだ!デジカメ、と一口に言ってもこれまたピンキリ。でもそこは贅沢言わない。コンパクトなやつで、光学ズームが3倍、できればデジタルズームと合せて10倍くらいで、500万画素くらいあったら充分である。で、何がしたいかと言うと、普段から持ち歩いて気になったモノを撮りたい、というそれ以下はないだろうというほど平凡な事なのだ。
神戸の実家に居た頃は兄と共有の一眼レフ(懐かしのオリンパスOM1)があって、庭に咲く花やら近所をぷらついて目に入ってきた風景、それに旅行先などをよく撮っていた。例えば...
これは庭に咲いたチューリップ。父がチューリップが好きで毎年色んな種類のものを咲かせていた。'79年撮影。
これは実家の近くの保久良山山頂付近の桜をわざと西日の逆光で撮ってみたもの。大して効果は無いのだか、当時山道が輝いてその向こうに咲き誇る桜の図、と悦に入っていた気がする。'80年撮影。
八ヶ岳の標高1200mくらいのところで撮影したミドリシジミの一種。偶然撮ったのでははく、この頃('74~'76年頃)僕は長兄と一緒に蝶の採集に凝っていて、これは採集の合間に生態観察記録をつける為に接写したもの。この写真では分からないが、この種類の蝶は表側がエメラルド色に輝いていて「空飛ぶ宝石」とも言われている。そして下の写真は、その八ヶ岳の登山道から見た富士山。パノラマのつもりで撮影したが、なんだかいびつに。30年経ってようやく合成してみた。
と、いうように目に入ったものを撮影するのが好きだったので、無趣味な僕としてはせめてこれくらいのことでも「趣味です」と言いたいわけである。そしてデジカメならいくら撮っても失敗したら消せるし、取り扱いもデータだから簡単なので、こりゃええわい、と興味を持って早数年。そろそろ買っても良いかな、とネットでスペックや価格を比較しながらニヤついているこの頃なのである。
でも、きっとやっているうちにやっぱりフィルムの一眼が欲しくなるんだろうな。そうしたらまた桁が違って来てしまう。困ったもんである。
★Eberhard Weber Colors『SILENT FEET』
久しぶりにECM。Eberhard Weberはドイツ出身のベーシスト。このアルバムの頃には当時珍しかったエレクトリック・アップライトベース(板状のボディーにウッドベースのネック、そしてマグネットピックアップ装備、ウッドベースとフレットレスベースの中間のような音)を弾いていた。本作品はColorsというリーダーバンド名義のもの。内容はといえば非常に美しい音世界が繰り広げられて、浸って聴いていると何か田園風景の中にいるような、心があらわれてゆくような気がする。メロディアスなPat Metheny作品が好きな方などにはぜひお勧めしたい逸品である。
おまけに僕はある時期からローン、カードの類いを一切使わなくなったので、買うとしたら「ゲンナマ」なのである。そう考えたらちょっとした宝くじに当たるか、書いた曲が運良く大ヒットするとか、さもなければ空いている時間に肉体労働でもしまくって貯めるか...まあ、どれも現実的では無い。じゃあ、実現可能なレベルで、と考えるとせいぜい2~3万円がいいところ。さてこの範囲で、というとこれまたキリが無いが、仕事で使う音楽関係のもの以外だとすると少し絞られて来る。その中での1番は「デジカメ」である。
今どきデジカメが欲しい、というのもどうかとは思うけど、持っていないからしょうがない。オジサンはデジカメが欲しいのだ!デジカメ、と一口に言ってもこれまたピンキリ。でもそこは贅沢言わない。コンパクトなやつで、光学ズームが3倍、できればデジタルズームと合せて10倍くらいで、500万画素くらいあったら充分である。で、何がしたいかと言うと、普段から持ち歩いて気になったモノを撮りたい、というそれ以下はないだろうというほど平凡な事なのだ。
神戸の実家に居た頃は兄と共有の一眼レフ(懐かしのオリンパスOM1)があって、庭に咲く花やら近所をぷらついて目に入ってきた風景、それに旅行先などをよく撮っていた。例えば...
これは庭に咲いたチューリップ。父がチューリップが好きで毎年色んな種類のものを咲かせていた。'79年撮影。
これは実家の近くの保久良山山頂付近の桜をわざと西日の逆光で撮ってみたもの。大して効果は無いのだか、当時山道が輝いてその向こうに咲き誇る桜の図、と悦に入っていた気がする。'80年撮影。
八ヶ岳の標高1200mくらいのところで撮影したミドリシジミの一種。偶然撮ったのでははく、この頃('74~'76年頃)僕は長兄と一緒に蝶の採集に凝っていて、これは採集の合間に生態観察記録をつける為に接写したもの。この写真では分からないが、この種類の蝶は表側がエメラルド色に輝いていて「空飛ぶ宝石」とも言われている。そして下の写真は、その八ヶ岳の登山道から見た富士山。パノラマのつもりで撮影したが、なんだかいびつに。30年経ってようやく合成してみた。
と、いうように目に入ったものを撮影するのが好きだったので、無趣味な僕としてはせめてこれくらいのことでも「趣味です」と言いたいわけである。そしてデジカメならいくら撮っても失敗したら消せるし、取り扱いもデータだから簡単なので、こりゃええわい、と興味を持って早数年。そろそろ買っても良いかな、とネットでスペックや価格を比較しながらニヤついているこの頃なのである。
でも、きっとやっているうちにやっぱりフィルムの一眼が欲しくなるんだろうな。そうしたらまた桁が違って来てしまう。困ったもんである。
★Eberhard Weber Colors『SILENT FEET』
久しぶりにECM。Eberhard Weberはドイツ出身のベーシスト。このアルバムの頃には当時珍しかったエレクトリック・アップライトベース(板状のボディーにウッドベースのネック、そしてマグネットピックアップ装備、ウッドベースとフレットレスベースの中間のような音)を弾いていた。本作品はColorsというリーダーバンド名義のもの。内容はといえば非常に美しい音世界が繰り広げられて、浸って聴いていると何か田園風景の中にいるような、心があらわれてゆくような気がする。メロディアスなPat Metheny作品が好きな方などにはぜひお勧めしたい逸品である。