『レディー・ガガが震災義援金めぐり提訴される、「全額寄付せず」』という見出しのニュースが流れました。内容概略はこちらでご覧下さい。
http://jp.reuters.com/article/entertainmentNews/idJPJAPAN-21915920110628
さて、一部のニュースでは「彼女のウエブサイトで販売されている」とされていますが、実際には彼女の「復興支援リストバンド」は、ネットでちょっと検索すれば販売しているお店も沢山見つかりますし、どういうルートで販売されたか、おそらく本人も関係者も把握してないでしょう。また、チャリティーに協賛したお店に卸す条件が付いていたとしても、「レディー・ガガ」という名前に対して支払われるロイヤリティー以外、流通コストなどを含めると、その全てを把握して全収益を支援に回すというのはところまですべてをコントロール出来るのかどうかは疑問です。
しかし、僕は(今の所という条件付きですが)彼女には非は無い様に思っています。
内部告発っぽいですが、ぶっちゃけ、日○テレビの「△■時間テレビ」は出演者(全員ではないでしょうが)にギャラは支払われています。○産自動車が寄付している障害者支援用の車両やお風呂カーなどは、特殊な車両であるが故に寄付後の管理維持費が普通の車両よりかかりますし、それは各団体の自己負担となりますので、正直もらっても持て余している団体もあります。
A.A.A.(アクトアゲンストエイズ)も基本的にチャリティーですが、コンサート運営にかかる経費は膨大です。例えば会場費、舞台設営、音響、照明にかかる経費までも業者が善意の「自己負担」平たく言えば「手弁当」で参加しているわけではありません。
学生の頃、そして音楽業界で働く様になってそういう事実を段階的にですが知るようになったときは大変ショックでしたし、以降、長い間僕の「チャリティー/ボランティア精神」に非常にネガティヴな影響を与えた事は否めません。極端な話「みんな偽善だ。」とまで考えていた程です。
でも今は少し「柔軟」に考える様になりました。
ボランティアやチャリティーとうものは、そもそも各個人の自由意思で行われるものですから、そこに関係する全ての人や団体に「全部無料でやれ」と強要するわけにはいきません。むしろそういう強要は本来の精神に反しますし、最大限善意に解釈して「気持ちとしては無償で協力はしたいがそこまでは出来ない事情」というケースも有ると思います。
勿論、チャリティーを呼びかけた本人(団体)がそこで集まったお金を個人的な収益にしてしまったとしたら、例えそれが一部であったとしても詐欺行為、偽善といわれてもしょうがないでしょう。あるいはボランティアという名目を悪用しようとする心無い人間もいるでしょう。そういった行為は白日の下にさらされなければなりません。
だけど、本当に重要なのは、だれかが何かのアクションを起こす事(なおかつそれが継続あれることが望ましい)が、その事象を単に知る機会が無かったり、あるいは現実的な問題を知らなかったりする、「善意の種」を持ったの人々を動かす切っ掛けになることではないでしょうか。
例えば前述の「△■時間テレビ」では、ブタさんの貯金箱に貯めた1円貯金を寄付しに来る幼い子供達もいます。その意味が今は分らなくても、将来そういうことへの意識を持って行動出来る人間へと成長出来る切っ掛けになるかもしれません。
人間の汚い部分や(偽善も含む)悪意は現実に存在し、そしてそれに目をつぶる事はできません。正義をもって糾弾すべき物もあるでしょう。しかし、個人の持つ善意や優しさの輝きが結集した素晴らしい光が、世にはびこるそういった”暗闇”を駆逐するパワーを持つ事の方がもっと大事だと考える様になったのです。
そう考える様になった僕が、あなたから見て、歳をとってただ「諦めの境地」に入って夢を語っているだけの人間に見えるのでしたら、それは残念です。
残念ですが、逆にあなたらならどう考え、否定ではなく肯定し前進する事に、どのくらい貢献出来そうか、少しだけ考えてみて下さい。
それが僕の願いです。
http://jp.reuters.com/article/entertainmentNews/idJPJAPAN-21915920110628
さて、一部のニュースでは「彼女のウエブサイトで販売されている」とされていますが、実際には彼女の「復興支援リストバンド」は、ネットでちょっと検索すれば販売しているお店も沢山見つかりますし、どういうルートで販売されたか、おそらく本人も関係者も把握してないでしょう。また、チャリティーに協賛したお店に卸す条件が付いていたとしても、「レディー・ガガ」という名前に対して支払われるロイヤリティー以外、流通コストなどを含めると、その全てを把握して全収益を支援に回すというのはところまですべてをコントロール出来るのかどうかは疑問です。
しかし、僕は(今の所という条件付きですが)彼女には非は無い様に思っています。
内部告発っぽいですが、ぶっちゃけ、日○テレビの「△■時間テレビ」は出演者(全員ではないでしょうが)にギャラは支払われています。○産自動車が寄付している障害者支援用の車両やお風呂カーなどは、特殊な車両であるが故に寄付後の管理維持費が普通の車両よりかかりますし、それは各団体の自己負担となりますので、正直もらっても持て余している団体もあります。
A.A.A.(アクトアゲンストエイズ)も基本的にチャリティーですが、コンサート運営にかかる経費は膨大です。例えば会場費、舞台設営、音響、照明にかかる経費までも業者が善意の「自己負担」平たく言えば「手弁当」で参加しているわけではありません。
学生の頃、そして音楽業界で働く様になってそういう事実を段階的にですが知るようになったときは大変ショックでしたし、以降、長い間僕の「チャリティー/ボランティア精神」に非常にネガティヴな影響を与えた事は否めません。極端な話「みんな偽善だ。」とまで考えていた程です。
でも今は少し「柔軟」に考える様になりました。
ボランティアやチャリティーとうものは、そもそも各個人の自由意思で行われるものですから、そこに関係する全ての人や団体に「全部無料でやれ」と強要するわけにはいきません。むしろそういう強要は本来の精神に反しますし、最大限善意に解釈して「気持ちとしては無償で協力はしたいがそこまでは出来ない事情」というケースも有ると思います。
勿論、チャリティーを呼びかけた本人(団体)がそこで集まったお金を個人的な収益にしてしまったとしたら、例えそれが一部であったとしても詐欺行為、偽善といわれてもしょうがないでしょう。あるいはボランティアという名目を悪用しようとする心無い人間もいるでしょう。そういった行為は白日の下にさらされなければなりません。
だけど、本当に重要なのは、だれかが何かのアクションを起こす事(なおかつそれが継続あれることが望ましい)が、その事象を単に知る機会が無かったり、あるいは現実的な問題を知らなかったりする、「善意の種」を持ったの人々を動かす切っ掛けになることではないでしょうか。
例えば前述の「△■時間テレビ」では、ブタさんの貯金箱に貯めた1円貯金を寄付しに来る幼い子供達もいます。その意味が今は分らなくても、将来そういうことへの意識を持って行動出来る人間へと成長出来る切っ掛けになるかもしれません。
人間の汚い部分や(偽善も含む)悪意は現実に存在し、そしてそれに目をつぶる事はできません。正義をもって糾弾すべき物もあるでしょう。しかし、個人の持つ善意や優しさの輝きが結集した素晴らしい光が、世にはびこるそういった”暗闇”を駆逐するパワーを持つ事の方がもっと大事だと考える様になったのです。
そう考える様になった僕が、あなたから見て、歳をとってただ「諦めの境地」に入って夢を語っているだけの人間に見えるのでしたら、それは残念です。
残念ですが、逆にあなたらならどう考え、否定ではなく肯定し前進する事に、どのくらい貢献出来そうか、少しだけ考えてみて下さい。
それが僕の願いです。