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デイジーNEWアルバム"カイロセイ"…☆

2020-10-01 11:28:22 | ☆CD作品/ディスコグラフィー…♪
…新しいアルバムが完成します☆
このコロナ騒動の最中(笑)感じたことや捉えたフィーリングを目一杯詰め込んで、静かに振り切ったアルバム…そして、いままでやりたくてもやれなかった💦舞台公演のサントラ盤としての意味合いも持たせたニューアルバムです!
今作は…全編ね、鉄弦を張ったバリトンウクレレで綴った楽曲たちで固めています。
おそらく"鉄弦バリトンウクレレ"という楽器の音色を主役にしてレコーディングされた記録は、今までどこにもないと思う。つまり…世界でたったひとつのサウンド〜音楽の誕生なわけです☆
あ、前作ベスト盤には…足助線、がはいっていたけれどね😅💦

音楽や表現を志す身として…「世界でたったひとつ」という響き使わせてもらって表現できる、ということほどありがたく、そしてなにより"ラッキー"なことはないとおもう。。。
だって、この未知なる楽器「鉄弦バリトンウクレレ」を使いこなしている人はまだだれもいないのだから(笑)。
これは…こうして、インスピレーションを与えてくれたセイレン弦楽器工房の高橋しんじさん&まゆみさんにほんとうに感謝しなければなりません。。
そしておふたりには…この半年、楽器の調整やらなんやら、とてもお世話になっているのです。。。

新しいアルバムのタイトルは「カイロセイ」。
宮沢賢治さんの、ファンには有名な一編の詩から、モチーフをいただきました。

…あちらの世界とこちらの世界が交錯する一瞬の時間…深い青の世界。
宮沢賢治さんは、夕暮れのそんなひと時に亡き妹、トシさんを想い「薤露青(カイロセイ)」詩を綴りました。学術論的には、その世界観がそのまま、誰もが知る名作〜銀河鉄道の夜のモチーフの一つとなり、繋がってゆくとされています。

ぼくは、、
夕暮れの時間に「薤露青」があるのならば…
その逆の時間…明けてゆく夜明けにも、今度は逆に交錯する、おなじような「薤露青」の時間があるのではないか…そんなふうに捉えて、今回の作品をつづりました。。

コロナ騒動がおさまらなかった今年の夏。
いつか、そう、高校の頃、きっと音楽かなんか聴いていて(笑)徹夜明けしたとき(笑)実家で眺めた、夏休みのオリオン座…
それを今年はね、ペルセウス座流星群とともにみることができたんですよ!
真夏のオリオンてのは…明け方のほんの少しの時間、現れたかと思うと、夜明けとともにすぐに消えてしまう。地上近くに儚く灯る、大きなおおきな、オリオン座!
本来は冬の星座ですから…夏に見ることは、徹夜でもしない限り、あるいは、相当な早起きをしない限り、できないんです。
もちろん、季節が巡れば、自然と登る時間も早まり…しかしその頃はもう、秋も半ばなんじゃないかしらね。。
いつか作品にしたいと思っていた、雄大な朝焼けの、真夏のオリオンを…アチラの世界とコチラの世界との交錯する時間に重ねて、イメージしたのが、今回のおおきなモチーフ。

そしてそれより何より…この半年間の異様な空気感…雪が舞っていた3月から静かな桜の時期を過ぎて…気がついたら新緑…長い梅雨が明けたらまた感染爆発で自粛モード…
そして、なし崩し的に様々な出来事が解禁にむかっているかのように見える…秋。

世の中が一気に回り始めた9月「以前」の、微妙な空気感を、出来る限り真空パックして記録しておきたかったのです。。
予想通り…あの夏終わりにレコーディングしなければ…もう二度と再現できない世界になったとおもう。
なぜなら…いまはもう、あの空気感を、たったひと月の間に忘れかけてしまっているからなのです。
今作ったら…たったのひと月遅れだったとしても…もはやあの感じにはならないことを、痛感しているんです。
世の中がドカンと動き出して…心の中はもう既に、雑然としてきているから、です。
とりもなおさず、あれは…自らのありようの原点は遡る作業でもあり、またこの先へのおおきなココロの礎を刻む作業でもあったのだと思うのです。。

この10年間、本当にたくさんの方々と出会い、そして何より、生かされてきました。
ある意味では…たくさんの方々との関わりを、音で記録し続けてきた10年間だったと思うのです。
最も大きかった、東北の皆さんとの出会い。
ここでぼくはもう一度生かしていただき、再び音楽へと向かう勇気を与えてもらったのです。
宮古をはじめ、三陸地方の皆さんには…感謝してもし尽くせないほどの、恩があるとおもっています。
それはこの先も、かわりません。

しかしこの半年…自らも多かれ少なかれ窮地にたたされ、信頼している方々にお会いしたくてもできない…特に岩手県は長らく感染者がでていなかったので…そんな状況のなか、向かう先は自らの中に存在する心象風景や音、思い出の記憶くらいだった気がするのです。

様々なことを思い出しました。
今回の公演…そして、それを導くにいたった曲「スカイライン」は、まさにこの時期にうまれ、アイデアを授かったもの。

旧友である大先輩…関将さんのお声かけでライブハウス応援CD用に用意した、スカイライン。
そしてそれは…友人が届けてくれた小説の中で走っていた、さとる君の銀のワゴンが…ぼくの幼少期の記憶の中の最初のころ…父が本当にいっときしか乗っていなかったケンメリスカイライン1800GLと重なったところから生まれた曲なんです。

公演のアイデアも、この曲から。
そしてこの曲に端を発して導かれた数曲と、昨年の公演テーマだった曲の、ファーストインプレッション版で構成されたアルバムなんです。
この時期、ほんとうにぼくのココロに寄り添ってくれた音は…いつものウクレレの音色ではなく、この、鉄弦バリトンの、凛としてどこか儚く、それでいてやたら懐かしさを感じるような…不思議な音色だったのです。。

今までにない内容なので…きっと今後も考えても「異色作」に当たるとは思うのですが💦…それでもたくさんの方に聴いてもらえたら、幸いです。。。

無理言ってキツキツの納期💧でアートワーク組をお願いしたのは…石川の「ウクレレ広報マン」にっしぃ。
そして、
レコーディングとマスタリングは、久しぶりに最後までD-Soundのだにさんこと、むかえだにさんにお願いしました。
良くも悪くも、思い通りの音にしたかったのと…
何より、この東京の空気の、真空パックが必要だと感じていたからです。



今作、ほかの方の編曲は全くなし。
「太陽の瞳、夜蛾の唄」
以来だね、自分の中のイメージ世界だけで完結させたのは。。
演奏もだにさんが、起こした譜面をもとにいくつか楽器を重ねてくれている程度。
その分、拙い箇所も😅タイミングや音程のズレも多いのですが💦それらもほぼそのまま。
だけれども…いま必要だったのは…いま一度、再確認する必要があったのは、この音だったと思うのです。
そして。
ここからまた新しい旅が始まることを、ココロから願っているのです。


☆デイジーNEWアルバム"カイロセイ"

1.薤露青〜プロローグ〜
2.スカイライン
3.茉莉花(マツリカ)
4.銀河バタフライ〜2020Primal mix〜
5.カイロセイ

…2020/10/9公演当日会場発売開始
追って流通手配予定です!
DACD0017
¥1980(税抜¥1800)
















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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (たらすな)
2020-10-03 20:13:43
はやく聴きたいよ~ん
楽しみにしとるよん(^○^)
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Unknown (どぶゆき)
2020-10-14 18:23:32
きにいっとるんだよ、自分では😅💧
まーしかし、
ウクレレ度は、、、低いというか、、、
ないに等しい😂💦
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