とても適当で、微妙な日記

ゲーム(TCG含む)、F1、日常など、いろいろなことを語る日記。

F1アブダビGP

2009年11月02日 23時59分59秒 | 語る
 さて、唐突ですが2009年のF1シーズンも終了し、ストーブリーグに突入しましたね。
 まぁ今年の総括は後にするとしてアブダビGPの感想を…。

・小林可夢偉の躍進
 今回の話題はやはりこれでしょう!金曜のP2から特にセクター3で速さを発揮していましたが、レースでも素晴らしい活躍を見せてくれました。
 本人もコメントで述べている通り、1周目にライコネンを抜くことが今回の1ストップ作戦を奏功させる必要条件であったと思うので、オーバーテイクできたことが大きかったですね。そして第1スティントの後半はしっかりとレースペースを維持し、ラップタイムをfuel effectの分だけ徐々に縮める良い走り。アウトラップのバトンを落ち着いて抜いたのも良かったです。
 第2スティントでは前半はうまくタイムがまとめられず、アロンソを前に行かせるために1.5秒のロスをしてしまったことでハイドフェルトとの5位争いは実現なりませんでしたが、終盤はしっかり自己ベストを重ねて見事6位フィニッシュ!参戦2戦目で3ポイント獲得!
 チームメイトの鶴さんの前でフィニッシュできたことが大きいし、何より前回のブラジルGPで課題になっていたレースペースがしっかり克服されたことで来季に向けて大きなアピールとなりましたね。課題はタイヤの使い方(とはいえ川井氏やオグタン曰く本人は結構うまいらしいですが)と予選の一発。でも、これは経験が解決してくれるでしょう。アツいけどクレバーなドライバーと海外での評価も高い可夢偉を来年はぜひフルタイムで参戦させて欲しいですね。

・バトンの意地
 そして前戦に見事ワールトチャンピオンとなったものの、シルバーストン以降は優勝がなく、インテルラゴスでは新人の小林にずっと抑えられてしまう等、やや不甲斐ないレースが続いていたバトン。確かにここ数年のチャンピオンシップは接戦で、1ポイントの取りこぼしでも泣きを見ることが多いので、戦い方としては賢明だと思います(1勝でタイトルが獲得できた年もありますし)。それにブラウンGPの相対的なマシンの戦闘力は徐々に落ちてきていて、レッドブルやマクラーレンと同等あるいは少し遅れをとっていたと考えれば仕方がありません。しかし、「単に車が速かったからタイトルが獲れた」と言われないためにも、やはりチャンピオンらしい走りを見せて欲しいですよね。
 そんな中、終盤のウェバーとの2位争いは素晴らしかったと思います。最終的にウェバーを打ち負かすことは出来ませんでしたが、久しぶりにバトンの闘志が垣間見えたレースだったと思います。「来年タイトル防衛ができれば結婚」と言っているらしいけど、果たして来年はどうなるのか既に楽しみです。

・中嶋…
 結局のところ、今回もパッとしないレースだった中嶋。ニコのQ3進出に対し中嶋はQ2落ち。レースでは1ストップがうまく決まらず13位スタートで13位フィニッシュ。ただ、アブダビではマシン的にウィリアムズの苦戦が予想されていたし、「このサーキットではタイヤのタレが少なく、有力な作戦だ」と言われていた1ストップがうまく成功したのが可夢偉だけなので、そういう点ではしょうがない。とはいえ、フル参戦でノーポイントフィニッシュだった今年を象徴するかのようなレースだった感が否めません。
 ウィリアムズは既にバリチェロとヒュルケンベルグの起用を発表していて、シート探しに苦戦を強いられる可能性が高そうですが、それでも全然駄目だったわけではなく、ニコを上回るパフォーマンスを見せたこともあったし、トルコGP等単に運に恵まれなかったレースもあるわけなので、ポテンシャルは十分にあるはず。ぜひ来年もシートを獲得して、来年は今年の雪辱を晴らす走りを見せて欲しいですね。

 トヨタはコバライネンと可夢偉の可能性が高いらしいですが、どうだろう。結構良いチームメイト同士だと思いますが。15日の会議の後の発表が楽しみです。

最新の画像もっと見る