関の鯛釣りおどり・・・・説明(今月お祭り)

上の写真は海星館より、撮影したものです。＜平瀬小瀬戸の場所の写真＞


歌詞の語句

ゴチリゴチリ　　　櫓を、漕ぐ音を掛け声としたもの

ナマイヨ・・・立てて　　　生魚をトロ箱に綺麗に並べて

大阪ジャコバ　　　大阪の魚市場

こんたんべえ　　　あなたさま

様を見る　　　天候を見る

平瀬小瀬戸　　　平瀬という暗礁と関崎との間の狭い水路

一番・・・高島の沖で鯛を、つりあげる。

二番・・・釣って釣って釣り上げ＜1本釣り＞大阪の魚市場に
　　　　　急いで持っていく。

三番・・・貴方が＜漁師＞大阪から帰られる時には、腰に下げた
　　　　　紺色の手ぬぐいを、思い出においていって下さいね。
　　　　　無事な航海を祈って天気を心配しながら、いとしい
　　　　　貴方の汗が染み込んだ手ぬぐいで、顔を拭くのです。

四番・・・佐賀関近海まで帰りつくと、平瀬の辺りに白帆が、
　　　　　見えて一安心、沖の仲間から声がかかる。
　　　　　大阪から今帰ってきたんだな！


※大阪の魚市場には、佐賀関から魚を持ち込んだ記録が、あるそうです。
　数丁の櫓を備えた＜6丁櫓・8丁櫓＞船に魚を載せ、屈強の男たちが、
　潮の流れを利用しながら大阪まで運び、売りさばいた金を持って遊郭で
　女性達にもてたという艶唄の世界が、佐賀関の風土で唄いつがれて
　変化するうちに、このような勇壮な唄となりました。

・・・資料提供・・・
関の鯛釣り唄・踊り保存会


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