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Can not is Disable

プログラムとか哲学とか科学とか。

ネットワーク散逸構造

2005-02-22 00:09:46 | 哲学
都々目さとし氏のBlog「野良犬の塒」より「ネットのエントロピーは常に増大する」に対して、ちょっと反応してみたい。

イリア=プリジコンと散逸構造論をご存知?


先に言ってしまおう。
エントロピー増大に逆らう反応はネットのような環境では起こってしまう。
開放系において「散逸構造論」という物が存在するからだ。ご存知だろうか?
そして、その散逸構造論を纏め上げたのがイリア=プリジコン氏なのだ。

散逸構造論ってどんな感じ?


エントロピーがなぜ増大するかといえば、ただ増大する確立が高い。
つまり、無秩序になりやすいからでしかないのです。
次のような思考実験を考えてみてほしい。
金魚がのこぎりの歯のような形の連続した坂の上でランダムに左右に跳ねている。
このときに、どのようなことが起きるだろうか。
まず段差を上るように跳ねた場合だ。

こんなことが起きる。
ここまでは、当然なのだけれども
逆に、歯を上る方向に(画像で言うと右に)上る場合は・・・。

こんな風に上っても重力で下に落ちてしまうのだ。
したがって、この金魚は常に画像でいうと左に向かって進んでいく。

つまり、ランダム(混沌・無秩序)だとしても、「ある構造」が、ランダムに対して秩序を生むのであれば、秩序が出来上がっていくのである。

ネットの散逸構造?


さて、ネットのどこにこの構造があるのだろうか。
いくらか考えるに、リンクやらトラックバックやらと、あと都々目さとし氏も上げられている検索エンジンなどが有力だと思う。

ということは、結局結論は同じですか。そうですか。

Disable考察


結局、ネットの全ユーザに、これからネットがどうなるかは掛かっています。

クオリア問題

2005-02-18 22:45:28 | 哲学

クオリア問題


今日はいきなりだけれどもクオリア問題を取り扱ってみたい。

クオリアとは?


クオリアとは、感覚に伴う質感のコトである。
たとえばこの赤い文字
この文字のこの赤い色。はなぜこのような[質感]なのだろうか?
・・・
人によっては「光の波長が」とか言い始めるのかもしれないが、それで解決出来るほど甘い話ではない。
赤い色と定義付けされた波長の光が目に入って情報として脳に送られてからの話である。
この赤い色の情報はなぜこの[質感]なのだろか。
この質感でも別に問題はなかったはずだ。
この[質感そのモノ]を[クオリア]という。
しかも、この[クオリア]。貴方の感じている赤の質感と私の感じている赤の質感は別物である可能性があるのだ。
何故なら別の質感でも問題はナイからだ、経験によって「この質感はこんな意味」というのは後付されるからだ。

クオリアを感じない物


普段、何らかの情報を手にするとクオリアを感じる。
三角形のクオリア、赤いクオリア、青いクオリア、音のクオリア...etc
とにかくいくらでもクオリアがあふれている。
ところでクオリアがわかる方へ。自分自身の思考にクオリアを感じますか?
どうも気づいたのだが思考そのものはどうやらクオリアになっていないらしいのである。
(それとも私だけだろか?私はどうも思考その物を思考しえないのだ。)
これはどういうことを示しているのだろうか?
深く考えてみたい。