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日常の雑記、いろいろ

SMC PENTAX-M 50mm F1.4メンテ仕上がりテスト

2009-04-14 02:20:34 | old lens
SMC PENTAX-M 50mm F1.4テスト

先にメンテナンスした
SMC PENTAX-M 50mm F1.4のテスト撮りを実施した。

◇装着(Fit)感;
異種マウントのレンズをマウントアダプタ経由で装着するので
フランジバックとマウント口径の都合で
キヤノンのAPS-C機EOS 30Dを愛用している。

<SMC PENTAX-M 50mm F1.4の仕様>
・最外径×長さ: 63mmΦ×37mm
・重量: 238g
・レンズ構成: 6群7枚
・最短撮影距離: 0.45m
・絞り羽根: 8枚
・最小絞り: F22
・フィルタ径: 49mmΦ

ちなみに私の場合、PENTAX-Mレンズで
使用頻度の高いのは広角系の35mm F2.8だが
・最外径×長さ: 63mmΦ×35.5mm
・重量: 174g
大きさも大差ないので違和感がない。



クラスのMFレンズは、
フィルタ径49mmΦが多いが、
49mmΦの汎用メタルフードと
保護用MCフィルタを装着し共用としている。

◇操作感
左手にカメラボディを乗せ、
絞りとフォーカスリングを親指、中指で操作する。
MFレンズの場合は、
このフォーカス操作は特に重要だ。

人によって感じ方が違うだろうが
私は、MFレンズには中型ボディのEOS 30Dを使用する。
"グローブサイズL"の私には
この大きさのボディが丁度良い。

これがKissやk-mの様に小さいボディだと
左手で包み込む感じになり
絞り、フォーカスリングは親指、人指し指で操作する。
別に操作感は悪くはないが、
より薄く小さなパンケーキレンズの方が使い良い様に思う。

◇以下、定番のテスト作例
順斜光


逆斜光


逆光




コントラスト(ピンク、白)


コントラスト(チューリップ)









モノクロ




SMC PENTAX-M 50mm F1.4

2009-04-05 12:09:35 | old lens
とある近所のなじみ店で
手に入れたジャンク品のレンズを復活させた。

レンズ構成:6群7枚
最短撮影距離:0.45m
絞り羽根:8枚
最小F値: 22
フィルタ径:49mm
W×L: 63×37mm
重量: 238g

古いレンズだが、小型一眼MXに合わせて
ラインナップされたシリーズだ。
レンズの作りは小ぶりでコンパクトながら、
マルチコーティングが施され逆光にも強く
アサヒ特有の色のりの良さが好みだ。
名玉と言われるほどの際物ではないけれど、
気軽な普段使いには必要充分な性能だ。

改めてよく見てみる。
外観、ヘリコイドの動きなどは全然問題ない。
キレイなもんだ。
が...前玉の内側と中玉に大量のカビがある。




これは、我慢できない。
撮影に使えない。
でも、幸いバルサム切れはないので
レンズ自体は生きていそうだ。
少々面倒くさいが、完全に分解して
クリーニングすれば使えそうだと判断。

早速、全バラシ。
私は、特殊な専用工具は使わない。
主にピンセットとドライバだけで分解し、
エタノールでクリーニングする。
1時間ほどで分解、清掃が完了。





カビは全て除去できた。
コーティング剥がれ、おかしなくもりもない。
ついでに、フォーカスヘリコイドも
私好みのテンションに調整しといた。
PK-EOSマウントアダプターで
EOS 30Dに装着して使うのだ。
フィルター径は、49mmなので
手持ちのプロテクトフィルタ、メタルフードと
レンズキャップも共用できるので出費不要で助かる。
明るい単焦点が、また1本仲間入りだ。

Tessar 2.8/45 T* (AEJ)

2009-03-21 13:35:16 | old lens
Carl Zeiss社の誇るパンケーキレンズ。
1902年、独・イエナ(JENA)の地で生まれた
「鷹の目テッサー」と呼ばれる珠玉の銘品" Tessar 2.8/45 T* (AEJ) "です。


わずか3群4枚のレンズで構成される
厚さ18mm、重さ90gの小さく軽いレンズだが
とてつもなくシャープな描写力を誇る。
開放時の美しいボケはいわずものがな、
絞り込むほどにぐんぐんと鮮明さが増します。

また、最強の「スナップシューター」とも呼ばれ
絞りリングをF8(緑色)に絞った状態で、
ピントリングを緑の▽指標に固定しておくと
深い被写界深度のワイドレンジ特性が得られ、
手軽にパンフォーカス撮影が出来ます。
尚、後にオート絞りに対応したMM(MMJ)型では、
この緑色の▽指標は廃止されています。

焦点距離:46.5mm
口径比:1:2.8
レンズ構成:3群4枚
画角:50度
絞り羽根枚数:6枚
最短撮影距離:0.6m
フィルター径:49mm
サイズ:60mm×18mm 90g

Y/C-EOSマウントアダプターを介して
EOS 30Dに装着しています。
現代のフル電子制御機能満載の
代表的な純正EF-S標準レンズ
EF-S18-55mm F3.5-5.6 ISとの比較で見ると
その小ぶりさは呆れるほどです。








フォルムは、EOS Kiss Digitalなどの
小型一眼ボディの方が似合いそうですが、
中型ボディでも丸みのあるデザインのEOSには、
意外にフィットしていると思います。

以下にお定まりのテスト、作例を少々。

順光

Tv=1/50,F8,ISO100,f=45mm(135=72mm)

逆光

Tv=1/640,F8,ISO100,f=45mm(135=72mm)

パンフォーカス

Tv=1/80,F8,ISO100,f=45mm(135=72mm)


Tv=1/125,F8,ISO100,f=45mm(135=72mm)

F2.8(開放)

Tv=1/5000,F2.8,ISO100,EV=+0.67,f=45mm(135=72mm)

F5.6

Tv=1/800,F5.6,ISO100,EV=0,f=45mm(135=72mm)

F8

Tv=1/250,F8,ISO100,EV=0,f=45mm(135=72mm)

F11

Tv=1/125,F11,ISO100,EV=0,f=45mm(135=72mm)

モノクロ

Tv=1/200,F8,ISO100,EV=0,f=45mm(135=72mm)


Tv=1/40,F4,ISO100,EV=0,f=45mm(135=72mm)

開放ボケ

Tv=1/4000,F2.8,ISO100,EV=0,f=45mm(135=72mm)

比較もろもろ

Tessar 2.8/45 T*

Tv=1/800,F5.6,ISO100,EV=+0.33,f=45mm(135=72mm)

EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS

Tv=1/400,F5.6,ISO100,EV=0,f=47mm(135=75mm)

Tessar 2.8/45 T*

Tv=1/120,F8,ISO100,EV=0,f=45mm(135=72mm)

EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS

Tv=1/250,F8,ISO100,EV=0,f=55mm(135=88mm)

Tessar 2.8/45 T*

Tv=1/2000,F4,ISO100,EV=0,f=45mm(135=72mm)

EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS

Tv=1/640,F5,ISO100,EV=0,f=39mm(135=62mm)

SMC PENTAX-M 35mm F2.8

2009-03-18 05:05:23 | old lens
単焦点レンズ達

手前左:SMC PENTAX-M 35mm F2.8 ←今回の主役
手前右:CONTAX Tessar 2.8/45 T*
奥中央:EF50mm F1.8Ⅱ

<EOS 30Dの装着フォルム>
SMC PENTAX-M 35mm F2.8


EF50mm F1.8Ⅱ


<画角>
キヤノンAPS-C機(EOS 30D)で使用する場合、
35mm版画角に対し×1.6倍となるため、
35mm広角レンズ →56mm標準レンズに相当する。

<絞り(F値)差>

F2.8(開放)

Tv=1/8000,F2.8,ISO100,EV=0

F4

Tv=1/2000,F4,ISO100,EV=0

F5.6

Tv=1/400,F5.6,ISO100,EV=0

F8

Tv=1/200,F8,ISO100,EV=0

F11

Tv=1/50,F11,ISO100,EV=0

F2.8(開放)

Tv=1/2000,F2.8,ISO100,EV=0

F4

Tv=1/125,F4,ISO100,EV=0

F8

Tv=1/50,F8,ISO100,EV=0

<ぼけ>

Tv=1/8000,F2.8,ISO100,EV=0