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D Space

勉強その他いろいろについて書く日記

アメリカン・ギャングスター

2008-02-05 17:41:31 | 映画
長年ハーレムの黒人ギャングのボスに仕えたフランク・ルーカスは、ボスの死後、麻薬の原産地から軍の輸送機で麻薬を直接輸入するという新たなビジネスで麻薬王にのし上がっていく。一方、汚職がはびこる警察内部で正義を貫くリッチー・ロバーツは、麻薬特別捜査班のリーダーに抜擢され、麻薬取引の大物を捜査するうちに、次第にフランクに近づいていくのだった…。

デンゼル・ワシントン、ラッセル・クロウという2大オスカー俳優が共演。
自らの信念を貫く2人の男の激突という、実話を基にした男臭い映画でした。
デンゼル・ワシントンも以前は善良な役が多かったように思いますが、「トレーニング・デイ」あたりから汚れ役もやるようになって、この作品ではすっかり板についた感じがあります。
正義と悪、それぞれのプロが激突するということで言えば、ロバート・デニーロとアル・パチーノが共演した「ヒート」も面白かったですね。
そういえばこの映画と「ヒート」は、作品の感じも似ているような気がします。

この映画は、女性誌でも特集が多く組まれているということをTVでやっていました。
ギャング映画では珍しい現象らしく、その「男っぽさ」に注目が集まっているようです。
しかし、こういう映画に出てくる女性は、大体幸せではないように思いますね。
信念を持って仕事に徹するあまり、家庭は崩壊状態というパターンが多いように思います。
この「アメリカン・ギャングスター」でも家庭はうまくいっていませんでした。
そういうことまで考えると、自分の信念を貫き通すというのも世間一般に広く受け入れられるものでもないように思うんですが、どうなんでしょうかね~?

★★★★


トゥモロー・ワールド

2008-01-20 18:35:51 | 映画
西暦2027年。人類に子どもが誕生しなくなってから18年が経過し、世界は殺伐としていた。ロンドンには移民が溢れ、政府は移民を厳しく取り締まっていたが、移民の権利・自由を求めてテロも激化していた。エネルギー省に勤めるセオは、元妻で今はテロ組織「FISH」の指導者となっているジュリアンに1人の少女を託されるのだった…。


2027年という近い未来の話で、子どもが誕生しなくなるという設定もありえない話ではないということで興味深い作品だが・・・。
見終わった後、結局何だったんだ?という感じ。
赤ん坊とビルの外に出る場面で軍隊もテロリストも争いを止める場面が一つの象徴だったとは思うんですが、それ以外はよくわからん

ロンドンのパターシー発電所の空中に浮遊するピンクの豚、とピンク・フロイドのアルバム『アニマルズ』のジャケットを再現。
主人公セオをひたすら追い続けるカメラ長回しなど、細かい部分にこだわりはあったと思いますが、いまいちな作品だったかな~。

★☆


プラダを着た悪魔

2008-01-02 17:46:40 | 映画
ジャーナリスト志望のアンドレアは、有名なファッション誌「ランウェイ」の編集長ミランダのアシスタントに就職する。ファッションに関心のないアンドレアは、ジャーナリストになる夢のためのキャリアアップと割り切って奮闘するが、ミランダは次々と無理難題を押し付けてくるのだった…。

ストーリー的にはよくある女性のサクセスストーリー。
ファッション業界の内幕を描いた映画なので、登場人物の着ている服がとにかくオシャレ。
と言うか、働いている女性がみんなモデルみたいな格好。ファッションに興味のある人が集まるんだろうけど、あれはちょっと大げさでは…?という気がしました。
メリル・ストリープ演じるミランダが来ると大急ぎでヒールに履き替えるあたりが面白かったです。
テンポもよくて、音楽もなかなか。オシャレな映画ですね。

主演のアン・ハサウェイがサイズ太めという設定だったんだけど、どう見てもスリムな方に入ると思う…。
あれで太めとか言ったら、世の中の女性の大半は太めということになるような…。
ファッション業界基準なのか?

★★★★


HERO

2007-09-30 22:18:02 | 映画
山口から6年ぶりに東京地検城西支部に戻ってきた久利生公平。同僚の芝山が起訴した傷害致死事件の公判検事を担当することになったのだが、被告人が公判で突然無罪を主張し始める。しかも、被告人の弁護人には刑事事件無罪獲得数が日本一の蒲生弁護士がついていた…。

連続ドラマで驚異的な視聴率を記録したドラマの映画版。
事前にテレビでスペシャルを再放送してくれたので、予備知識も十分。
内容的にはなかなかよかったです。ただ、あくまでドラマの延長という感じでしたね。
キャストは豪華でした。
イ・ビョンホンは、「これだけかよ~」というくらい、ちょっとしか登場せず。この起用はある意味豪華。
でも、政治家役のタモリは、ちょっとどうかな~?と思いました。
もっと嫌な感じを出せる役者の方がよかったのではないでしょうかね。

ネットのレビューなどでは、映画にするほどではなかったというのが多いように思いますが、確かにそのとおりかも…。
映画ならではというのは、韓国のシーンくらいかな。
ドラマとしてはいいんですがね~。
あと個人的には、エンドロールは宇多田ヒカルでいってほしかったな~。

★★★☆


ロード・オブ・ウォー

2007-03-22 17:28:29 | 映画
ソ連崩壊前のウクライナからアメリカに移住してきたユーリー・オルロフは武器の売買で生計を立てることを思いつき、その商才を発揮し始める。幼い頃からの憧れであったエヴァとの結婚も果たしたユーリーのもとに、さらにソ連崩壊のニュースが飛び込んでくる。旧ソ連邦の国々に大量に蓄えられた武器を手に入れたユーリーは、さらなる富を得るためアフリカの独裁政権との取引をも開始するのだった…。

国際的な武器商人の半生を描いた社会派ドラマ。
作品全体を通して非常に現実的な印象を受けました。
そんな現実的なテーマをニコラス・ケイジ演じるユーリーが淡々と語っていくといった形でストーリーが進みます。
武器商人にとっては自分が売った武器で人が死のうが「関係ない」。このことが非常に重くのしかかってくる感じがしました。
そんな善悪とは無関係な世界に生きる武器商人をニコラス・ケイジが上手く演じていたように思いますね。
政府にとって「必要悪」だということで釈放されるラスト…。
観終わった後に言いようのない虚無感が残りましたね。

テーマ的にはかなり重いのですが、映画は重苦しい感じもなく見られるところがこの映画のよいところでしょうか?

★★★


ソウ2

2007-03-16 17:13:12 | 映画
以前は強引な捜査で犯人を逮捕してきた刑事マシューズ。今は現場を離れ、デスクワークの日々だったが、同僚に殺人現場に呼び出される。殺害されたのはマシューズが使っていた情報屋で、手口は連続殺人犯“ジグソウ”のものであった。ジグソウの残したメッセージから、マシューズたちはジグソウのアジトに急行する。しかし、ジグソウは新たなゲームを仕掛けて待っていた。その内容は、監禁された8人の男女が解毒剤を捜すというもの。そのメンバーの中にはマシューズの息子ダニエルも含まれていた…。

斬新なアイデアで話題となった「ソウ」の続編。
「死の仮面」など見ているこっちが痛々しくなってくるような映像は相変わらず。
今作では前作に比べて、ジグソウの仕掛けるゲーム的な要素は薄くなっているように思いますが、それでも十分に楽しめました。
特に、前作でゲームに勝った女性をあのような形で登場させたのは意外でしたね。

ただ、ラストの衝撃度では前作の方が上でした。
あれは本当に奇抜なアイデアだったので、あれを超えるのは無理かな~という気もしますが。

前作には及ばないものの、続編としてクオリティーも高く、「ソウ」らしさをしっかり受け継いだ作品です

★★★★☆

フライトプラン

2007-02-11 16:55:25 | 映画
航空機設計士のカイルは夫を事故で亡くし、娘のジュリアと新たな生活を始めるためニューヨーク行きの飛行機に乗る。飛行機の離陸後、つい眠ってしまったカイルが目覚めると隣にいたはずのジュリアの姿がない。心配のあまり機内を捜しまわるカイルだったが、機内の誰もジュリアの姿を見た者はいなかった…。

ジョディ・フォスター主演の航空機サスペンス。
この映画の面白いところは、前半が「主人公の妄想・幻覚」(最近よくありがち)と思わせておいて、後半にガラッと展開が変わるところ。現実かと思わせておいて実際は妄想・幻想という展開が多いところ、その逆というのは珍しいのではないでしょうかね。
また、「他人に対する無関心」というテーマが、現在の日本の問題ともリンクして考えさせられる部分がありました。
この映画でのジョディ・フォスターは本当に迷惑な乗客でした(笑)。こんな乗客とは乗り合わせたくないと本気で思いましたね。

残念なのは大筋の展開はなかなか面白いものの、細かい部分でちょっとありえないという場面が多かったことでしょうか。
アラブ人乗客に言いがかりをつける場面は、あまりに突拍子もない感じでした。
あと、貨物室の車のフロントガラスを破壊したりと、ちょっと常軌を逸し過ぎているかもと思いました。
まぁ全体としてみれば、90分程度と短めの時間で十分に楽しめる内容ではないかと思います。

★★★☆

ディパーテッド

2007-02-01 18:32:27 | 映画
アイルランド系マフィアのボス、コステロに育てられたコリンは組織の内通者となるために警察官となる。一方、警察学校を優秀な成績で卒業しながらも、犯罪者一族という不幸な境遇に生まれたビリーはコステロの組織に単身で潜入捜査に入ることを命じられる。コステロの逮捕を巡って、2人の「潜入」による頭脳戦が幕を開ける…。

香港映画のヒット作「インファナル・アフェア」をマーティン・スコセッシ監督がリメイクした作品。
リメイク権獲得のために過去最高の金額がかかったことでも話題になりました。

しかし、オリジナルが好きな自分としてはちょっとガッカリする出来でした…
特に、警部とビリーの関係が薄かったことや、ラストのほうがバタバタとした感じで終わってしまったことが残念でしたね。
また、結局コリンが悪人のままというのも物足りなかったです。
そして、男女の三角関係は必要だったのか?という疑問が…。
細かい部分まで挙げれば物足りなかった部分はまだあるのですが、まぁ、1作で完結させる都合上仕方がないのかもしれないですな~。

とまぁ、ストーリーの方は物足りなかったんですが、キャストの演技はなかなかよかったのではないかと思います。
特によかったな~、と思うのはマーク・ウォールバーグでしょうか。レオナルド・ディカプリオやマット・デイモンとそれほど年が違わないにもかかわらず、見るからに2人より年上に見えましたし、まさに“嫌な奴”という感じ。登場場面が少ないにもかかわらずインパクトがありました。
あと、御大ジャック・ニコルソンはさすがの悪役ぶり。ディカプリオも多少暴力的過ぎるかなという感じもしましたが、表情が素晴らしかったと思います。

ストーリーはいまいちでしたが、キャストの演技におまけ。

★★★☆


プロフェシー

2007-01-23 16:32:18 | 映画
ワシントン・ポストの記者ジョンは、2年前に起きた交通事故をきっかけとして妻を亡くしたショックから立ち直れずにいた。ある晩、取材に向かうため車を走らせていたジョンは、突然車が動かなくなってしまったことに気付く。しかし、電話を借りるために偶然立ち寄ったはずの村は、目的地とは全く別方向のポイントプレザントという場所だった…。

「Prophecy」(予言)をテーマにしたオカルト映画。
主演はリチャード・ギア。その他にローラ・リニーなど。
リチャード・ギアですが、最近ハリソン・フォードと雰囲気が似てきたような気がするんですが気のせいでしょうか?何か路線が似ているというか…。
ただ、あまりこの手の映画にはマッチしていないのではないかと。どこか余裕のある感じで、精神的に追い詰められている雰囲気がしないんですよね~。先入観のせいでしょうか?

オカルト映画は、何かラストが近づくにつれて「興ざめ」してしまうことが多いんですが、この映画はそんなことはありませんでした。
「なぜ?」という部分について理解不能ということで終わってしまうので、悪く言えば「消化不良」な感じがしますが、無理に理由付けして「興ざめ」するよりはマシかな~、と。
しかし、何も考えずに楽しめる映画ともタイプが異なるので、結局のところ中途半端な感じが残りましたね。
暇があったら見てもいいかも、というくらいの映画。

★★☆

ハリー・ポッターと炎のゴブレット

2007-01-07 18:26:00 | 映画
ホグワーツ魔法学校の新学期。三大魔法学校対校試合がホグワーツで開催されることになる。胸を躍らせる生徒たちだが、各校の代表選手発表の日、出場資格がないはずのハリーがなぜか代表選手に選ばれる。誰がハリーを対校試合に参加させたのか…。謎が残るままハリーは対校試合の厳しい試練に挑むことになるのだった…。

相変わらず大人気のハリー・ポッター・シリーズの第4作。
様々な魔法・魔法道具が登場するところは第1作から変わらず。このあたりは引き継いでいって欲しいですね。
もちろん次作もあるということで、終わり方は中途半端でした。楽しみはこれからの作品で、ということでしょうか。
それにしても、あの役でレイフ・ファインズが登場するとは…。意外でしたね。

主役のダニエル・ラドクリフ君はハリー・ポッター役が完全に板についている感じですね。
しかし、ハリー・ポッター・シリーズが終わったらどうなるのでしょうか?ハリーのイメージを完全に払拭するのはかなり難しいでしょうね。
ショーン・コネリーがジェームズ・ボンドから脱却するのに時間を要したように。
大ヒットシリーズにもいい面と悪い面がありますな。

★★★★