川沿いの夕日を、ベンチで眺めてたら・・・あの日の二人の会話が聞こえた・・・
「なぁ・・・せいちゃん、オレらなんで福大にきたんじゃろ・・・」
「学歴社会じゃけぇの~・・・いい会社に入る為じゃろ・・・」
「でも・・・なんか、つまらんわ・・・」
「みんな、つまらんと思っちょるわ・・・」
「俺、海外行こうと思うんよっ!!」
「海外!??大学は、どうするんじゃ??」
「やめるっ!!俺、決めたんじゃっ!!」
「お前・・・」
「俺な、海外で有名になって、帰ってくるけぇの~!!」
「アホな事言わんで、製図の講義でんと、マジで留年確定やぞ・・・」
「鉛筆と定規のおえかきは、もう飽きたで・・・」
「ほんなら、俺、製図の講義行ってくるで・・・お前もこいよ」
「俺は、海外に行くんじゃ~!!おえかきやっちょる暇はないっ!!」
「ほうか・・・ほんなら、サインの練習でもしちょけよ~ww」
今頃、せいちゃんは・・・立派な社会人になっとるかな・・・