<ブランクマインドマップ>
◆作品集作成公開講座 第七講
【作品集公開講座】07
21世紀は「デザインの時代」。そして、ものづくりが見直されている21世紀はまさに「工業デザイナーの時代」。工業デザイナーが元気になれば、日本も元気になる。
そういうわけで、これから、日本の若手(気持ちの若手も含めて)工業デザイナーを応援していきます。
毎週1回の更新で、デザイン書籍の紹介やデザインの豆知識やデザイナーの転職の心得などをお知らせしています。
質問がありましたら、いつでもコメントくださいね。コメントでの匿名の質問には無料でお答えいたします。具体的なご相談がありましたら、以下のアドレスまでメールください。
designerouen★goo.jp (★を@にしてください)
■作品集作成公開講座について
10月から「作品集作成公開講座」をしています。桑沢デザイン研究所で教えている「コミュニケーションデザイン論」で学生たちに「作品集」を作らせています。転職にも「作品集」は大切です。そこで、桑沢での授業内容をオンタイムで公開していくことにしました。14回の予定です。
公開講座の主旨については「作品集作成公開講座はじめます」をご覧ください。
第一回は「講義の概要」と「講師の自己紹介とデザイン観」の説明と「マインドマップの書き方講座」と実技「子供のころ好きだったコト・好きだったモノ」。
第二回は「マインドマップのひみつ」とマインドマップ実技「10年後の最高の自分をありありとイメージする」。
第三回はマインドマップの書き方の復習とマインドマップ実技「他人から見た自分」。
第四回はグループワークの大切さとマインドマップ実技「自作品のプレゼンテーション」。
第五回はマインドマップ実技「人生の転機を思い出す」と「いままでのまとめ」。
第六回は手作り名刺の講評と就職転職コンサルタント黒川氏のセミナー。
今回は「作品集作成公開講座」第七回です。
■「作品集作成公開講座」第七回 前半
今までの講義では、自分の過去・現在・未来について内省したり、ミニ作品集として折畳み名刺を作ってきた。それらは、自分の心の中にあるいろいろな思いや考えをすくい上げ「発散」させて、どんどん広げていく作業だったが、これからはそれを作品集という形に纏め上げていく作業になる。発散させたものを一度「収束」させるために、自分だけのロゴマーク(オリジナルアイコン)を考えてみようというのが、今回の講座の狙い。
この「発散」と「収束」を繰り返すというのが、実はデザインプロセスそのものになっている。この講義は結局、作品集作りを通して、「自分をデザインし直す」という意味もある。
前半の90分は、自分の考えの発散の1つとしてそれぞれの「座右の書」を持ち寄り、マインドマップを使って分析した。
マインドマップに関しては「マインドマップ(R)が本当に使いこなせる本」が大変わかりやすいので参考にしてください。
セントラルイメージは、座右の書をそのまま描いてもいいし、その本から受けるイメージを描いても良い。最初のブランチ(枝)は6本伸ばし、それぞれに「5W1H」のキーワードをのせると、書きやすくなる。
WHAT=本の題名?
WHEN=いつ読んだか?
WHERE=どこで読んだか?
WHY=なぜ読んだか?
WHOM=どのキャラクター(内容)に共感したか?
HOW=どのように感動したか?
マインドマップの作成に20分。その後、4人一組で、一人90秒ずつ「座右の書」を紹介。
■「作品集作成公開講座」第七回 後半
後半の90分は、ブランクマインドマップを使って、オリジナルアイコン作成の準備を行った。
まず、オリジナルアイコンやロゴマークが持っている力について説明。
ロゴマークは人の「シンボル化」という心理的な機能に訴える力を持っている。シンボル化は人が生きていくうえで大変便利で、感情にまで深く結びついている。
人は情報をカテゴリーに分類して記憶し、そのカテゴリーをあるシンボルで代表させ、そのシンボルに安全か危険か・好きか嫌いかというような感情のラベルを貼って管理している。
そうすることで、世の中の情報を整理して、判断しやすくしているわけだ。
たとえば、犬好きはどんなに大きな犬と出会おうが嬉しくて近寄っていくが、犬嫌いはどんなに小さな犬でも避けようとする。つまり、大小問わずすべての犬種をまとめて、そこに「犬」というシンボルで代表させ、そのシンボルが好き嫌いの感情を呼び覚ましている。
そして、人は、同じ「シンボル化」を文字や図形などのマークにもあてはめてしまう。ロゴマークには感情を呼び覚ます力があり、巷のロゴマークはその力を利用しているわけだ。
それが、コーポレートアイデンティティの根本原理だとしたら、それを利用しない手はない。作品集を作る際にも、企業の採用担当者に学生の印象が残るような「シンボル化」しやすいオリジナルアイコンを創ることは意味がある。
自分だけのロゴマーク(オリジナルアイコン)を考えるためには、いままで発散させたアイデアを収束させなければならない。
「収束」のためのマインドマップがある。「ブランクマインドマップ」といい、中心イメージを空白にしたまま、枝をのばして書いていく。
今回は、自分のオリジナルアイコンに込めたい思いを枝に載せて行く。アイコンだけで3分間話せるくらいの内容を書き込めれば完成。1枚の紙の上の情報を一覧しているうちに、きっと、あるとき、アイコンの姿かたちが見えてくる。
まず、名前を覚えてもらうことが、重要なので、オリジナルアイコンのモチーフは自分の名前やイニシャルとする。
マインドマップの作成に25分。その後、4人一組で、一人90秒ずつ「オリジナルアイコンに込めたい思い」を紹介。
●宿題
「現在好きな製品(その写真)」を持参してプレゼンテーション
自分を表す「オリジナルアイコン」の方針決定及び決定が次回の課題
「ターゲット」と「キャッチコピー」を明確にする。
■グローバルテクノロジーデザイン クリエーター・エンジニアの転職アドバイザー
■ビートップ・ツー 工業デザイナーの転職アドバイザー
■MATSUKATU dot com 元工業デザイナー松岡克政さんのマインドマップ基礎講座
●木全賢のプロフィール
●ブログ「中小企業の工業デザイン相談室」 毎週月曜深夜更新
●新書「デザインにひそむ<美しさ>の法則」 好評発売中
●ビジネス書「売れる商品デザインの法則」 好評発売中
【御礼】アマゾンで1・2フィニッシュ更新中!107日目
◆作品集作成公開講座 第七講
【作品集公開講座】07
21世紀は「デザインの時代」。そして、ものづくりが見直されている21世紀はまさに「工業デザイナーの時代」。工業デザイナーが元気になれば、日本も元気になる。
そういうわけで、これから、日本の若手(気持ちの若手も含めて)工業デザイナーを応援していきます。
毎週1回の更新で、デザイン書籍の紹介やデザインの豆知識やデザイナーの転職の心得などをお知らせしています。
質問がありましたら、いつでもコメントくださいね。コメントでの匿名の質問には無料でお答えいたします。具体的なご相談がありましたら、以下のアドレスまでメールください。
designerouen★goo.jp (★を@にしてください)
■作品集作成公開講座について
10月から「作品集作成公開講座」をしています。桑沢デザイン研究所で教えている「コミュニケーションデザイン論」で学生たちに「作品集」を作らせています。転職にも「作品集」は大切です。そこで、桑沢での授業内容をオンタイムで公開していくことにしました。14回の予定です。
公開講座の主旨については「作品集作成公開講座はじめます」をご覧ください。
第一回は「講義の概要」と「講師の自己紹介とデザイン観」の説明と「マインドマップの書き方講座」と実技「子供のころ好きだったコト・好きだったモノ」。
第二回は「マインドマップのひみつ」とマインドマップ実技「10年後の最高の自分をありありとイメージする」。
第三回はマインドマップの書き方の復習とマインドマップ実技「他人から見た自分」。
第四回はグループワークの大切さとマインドマップ実技「自作品のプレゼンテーション」。
第五回はマインドマップ実技「人生の転機を思い出す」と「いままでのまとめ」。
第六回は手作り名刺の講評と就職転職コンサルタント黒川氏のセミナー。
今回は「作品集作成公開講座」第七回です。
■「作品集作成公開講座」第七回 前半
今までの講義では、自分の過去・現在・未来について内省したり、ミニ作品集として折畳み名刺を作ってきた。それらは、自分の心の中にあるいろいろな思いや考えをすくい上げ「発散」させて、どんどん広げていく作業だったが、これからはそれを作品集という形に纏め上げていく作業になる。発散させたものを一度「収束」させるために、自分だけのロゴマーク(オリジナルアイコン)を考えてみようというのが、今回の講座の狙い。
この「発散」と「収束」を繰り返すというのが、実はデザインプロセスそのものになっている。この講義は結局、作品集作りを通して、「自分をデザインし直す」という意味もある。
前半の90分は、自分の考えの発散の1つとしてそれぞれの「座右の書」を持ち寄り、マインドマップを使って分析した。
マインドマップに関しては「マインドマップ(R)が本当に使いこなせる本」が大変わかりやすいので参考にしてください。
セントラルイメージは、座右の書をそのまま描いてもいいし、その本から受けるイメージを描いても良い。最初のブランチ(枝)は6本伸ばし、それぞれに「5W1H」のキーワードをのせると、書きやすくなる。
WHAT=本の題名?
WHEN=いつ読んだか?
WHERE=どこで読んだか?
WHY=なぜ読んだか?
WHOM=どのキャラクター(内容)に共感したか?
HOW=どのように感動したか?
マインドマップの作成に20分。その後、4人一組で、一人90秒ずつ「座右の書」を紹介。
■「作品集作成公開講座」第七回 後半
後半の90分は、ブランクマインドマップを使って、オリジナルアイコン作成の準備を行った。
まず、オリジナルアイコンやロゴマークが持っている力について説明。
ロゴマークは人の「シンボル化」という心理的な機能に訴える力を持っている。シンボル化は人が生きていくうえで大変便利で、感情にまで深く結びついている。
人は情報をカテゴリーに分類して記憶し、そのカテゴリーをあるシンボルで代表させ、そのシンボルに安全か危険か・好きか嫌いかというような感情のラベルを貼って管理している。
そうすることで、世の中の情報を整理して、判断しやすくしているわけだ。
たとえば、犬好きはどんなに大きな犬と出会おうが嬉しくて近寄っていくが、犬嫌いはどんなに小さな犬でも避けようとする。つまり、大小問わずすべての犬種をまとめて、そこに「犬」というシンボルで代表させ、そのシンボルが好き嫌いの感情を呼び覚ましている。
そして、人は、同じ「シンボル化」を文字や図形などのマークにもあてはめてしまう。ロゴマークには感情を呼び覚ます力があり、巷のロゴマークはその力を利用しているわけだ。
それが、コーポレートアイデンティティの根本原理だとしたら、それを利用しない手はない。作品集を作る際にも、企業の採用担当者に学生の印象が残るような「シンボル化」しやすいオリジナルアイコンを創ることは意味がある。
自分だけのロゴマーク(オリジナルアイコン)を考えるためには、いままで発散させたアイデアを収束させなければならない。
「収束」のためのマインドマップがある。「ブランクマインドマップ」といい、中心イメージを空白にしたまま、枝をのばして書いていく。
今回は、自分のオリジナルアイコンに込めたい思いを枝に載せて行く。アイコンだけで3分間話せるくらいの内容を書き込めれば完成。1枚の紙の上の情報を一覧しているうちに、きっと、あるとき、アイコンの姿かたちが見えてくる。
まず、名前を覚えてもらうことが、重要なので、オリジナルアイコンのモチーフは自分の名前やイニシャルとする。
マインドマップの作成に25分。その後、4人一組で、一人90秒ずつ「オリジナルアイコンに込めたい思い」を紹介。
●宿題
「現在好きな製品(その写真)」を持参してプレゼンテーション
自分を表す「オリジナルアイコン」の方針決定及び決定が次回の課題
「ターゲット」と「キャッチコピー」を明確にする。
■グローバルテクノロジーデザイン クリエーター・エンジニアの転職アドバイザー
■ビートップ・ツー 工業デザイナーの転職アドバイザー
■MATSUKATU dot com 元工業デザイナー松岡克政さんのマインドマップ基礎講座
●木全賢のプロフィール
●ブログ「中小企業の工業デザイン相談室」 毎週月曜深夜更新
●新書「デザインにひそむ<美しさ>の法則」 好評発売中
●ビジネス書「売れる商品デザインの法則」 好評発売中
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