みやけdenkiのブログ

電気関係の修理、工作、改造やってます

ヒンジの壊れた任天堂3DS LL

2014-02-28 23:08:45 | 修理
 ヒンジが破壊された3DS LL、私の甥っ子のです。



 最初破壊されたときは溶着型接着剤(アクリサンデー接着剤)で付けていたのですが、持ちませんでした。

 任天堂HPの開発秘話(?)によると、この部材はABSにグラスファイバーを55%混ぜたものだそうです。
 所謂、強化プラスチックです。溶着してもダメなのがわかりました

 で、その後(私じゃない人が)瞬間接着剤で付けていたようです。

 中のレンズが紛失しています。

 今回ハウジングのパーツが手に入ったので、交換することにしました。



 まずこの部分で悩みました。上面のゴムの部分と下の切り欠きのある丸の部分はワンピース構造で分離できず、穴を通せないし、なんで切り欠きがあるのかと思ったのですが、切れ込みのあるドーナツ形シートを先に外し、写真のように切り欠きから通すのでした

 次にヒンジの組み立てで悩みました。回ってカチカチ言うパーツが画面側に奥まで入るように、カバーを一部浮かせて取り付けました。
 これが正しい取り付け方かはわからないので、写真も説明も無いのですが。。

 結構な手間が掛かりましたが、バッチリ直りました

 このDSは常時運転状態、甥っ子はゲームばっかりやってるので修理じらしてやろうかと思いましたが、そこはおじ馬鹿、部品が来たらすぐに取り替えて返してあげました(笑)

 最後に、私の好きな回文を一つ
 「任天堂が うどん店に」
 にんてんどう が うどんてんに

 お粗末でした

かき焼きに行ってきました

2014-02-28 11:28:16 | グルメ
 詫間の「とみやま」へ行ってきました





 身に艶というか、テロテロ感が無くなれば、OKだそうです。生食はできません。
 当たると死にかけるそうですから、気をつけましょう

 3,000円で2時間食べ放題です。
 カキフライや牡蠣飯も絶品です。

 もうおなか一杯食べました

 志度より詫間の方がおいしいという噂です。でも志度も行ってみたいな~

映らない地デジチューナー TMY TSTB-006

2014-02-13 22:35:45 | 修理
 映らなくなったという地デジチューナー TMY TSTB-006

 電源を入れると画面がチラチラしたり、真っ暗だったり、不安定です。



 基板とICはパソコンクオリティです

 ただ、ケミコンが得体の知れないメーカーで、残念ポイントです

 試しにACアダプタを容量の大きいものに替えてみると、ちゃんと映ります。ACアダプタの不良か



 本体のケミコン、1個は少し腫れてましたが、他は外観に異常ありません。が、多数の容量抜けがありました。
 特に47uF16Vのほとんどが容量半分以下になってました。粗悪品です

 本体のケミコン交換で生き返りました
 結局ACアダプタは異常ありませんでした。

 このチューナー、ホームセンターで3千円以下で売られていたこともあるらしく、それでは修理代もほとんどもらえません
 修理に相当なお金が掛かるなら、捨てて別のを買いますから。

 この手の家電は、たったのケミコン不良とかだけで捨てられてしまうということです。もったいないことです。

 リサイクルすると言っても、100%できるわけではないし、コストも掛かります。
 最初からメーカーがしっかりしたものを作っていれば、捨てるものも減るし、メーカーへの信頼度も上がるはずなのですが、やはり買い替え需要優先なのでしょうか・・?

マウスの動きがおかしい マウスコンピュータ

2014-02-05 17:45:53 | 修理
 PS/2マウスが動かなくなったのでUSBマウスを買って来たが、まともに動かないとのご依頼、
 マウスコンピュータのATX、PentiumD XP機です。

 マウスの使えないマウスコンピュータなんて、クリープの無いクリープみたいです

 USBマウスを繋いでデバイスマネージャを見ていると、マウスが出たり消えたりします。

 マウスは他のPCに繋ぐと普通に使えます。PC本体のハード的な異常と断定しました。



 Intelのボードですが、サウスチップを触ると相当熱いです。
 このチップが熱破壊で起動しなくなる例もあります。

 マザー交換の了承を得ましたので、マザーボード交換となりました。

 しかしCPUとメモリーを流用できるマザーが、新品ではMicroATXしかありません
 こちらも相談の上、カード拡張とかしないのでOK、とのこと

 さっそくマザーを手配し、交換、電源オンしましたが、BIOS画面後5秒ぐらいでプッツン切れました
 この後電源ボタンを押しても全く起動しません

 そこで、電源単体テストをしてみますと、PSONを繋がなくてもファンが回ったりして動作がなんか変です

 電源を開けてみます。



 PSONを拾っているHY510NというICです。電源スーパーバイザ、要するに電圧異常がないかを監視します。
 TIのTPS3510などと互換の様です。

 このICの電源は、PSONがHの時は5VSBから、Lすなわち電源ONの時は+12Vから供給するようになっていますが、なぜかHでも20Vも掛かっていて、発熱していました 5VSBはちゃんと5Vなのに・・

 あと、妙にコイル鳴きのような?発振音がします。



 この電源、型番がMUS-400-PWとなっていますが、左下隅に「HEC-350AR-TF」とあります。
 ピークが400Wで、定格は350Wです
 PentiumDで使うには頼りない感じが・・

 ヤホーで調べてみるとこの電源、詐欺電源だとかいろいろ書かれています(笑)
 型番にはピークじゃなく定格を記すべきですね

 そんなこんなで、ご予算の都合等も考慮して、定格450Wで大変お求め安い電源「KT-450PS」というのがありましたので、ご提案させてもらい、取替えの承諾頂きました。

 で、電源を取り替えて、USB&総合テストもすんなり行きましたので、お返し致しました



 不良マザーは返却しましたが、この電源は頂けたので、電源不良の原因をちょっと調べてみましたら 5VSBの2個のケミコンが両方とも容量抜けしていました
 別の箇所で腫れているのが1個あったのですが、5VSBの2個は外観では全く異常がなかったので気が付きませんでした

 ケミコンを試しに交換してみましたら、電圧は正常になり、コイル鳴きも消えました
 でもまぁ詐欺電源は交換した方が得策でしょう