goo blog サービス終了のお知らせ 

都内全駅めぐり ~おすすめのお店~

都内の全駅をまわりながら、
各駅ごとのお気に入りの飲食店を紹介していくブログです。

【半蔵門駅】とんかつ いけだ

2021年01月21日 | Weblog
【都内全駅巡り】21駅目「半蔵門駅」(達成まであと633駅)



この日は大事な商談を控えていたので、ゲンを担いでとんかつでも食べようと思い立ちました。
で、最初は職場近くの松のや(松屋グループのとんかつチェーン)に行こうと思ったのですが、こんなご時世だし、個人店を応援しようと思い直し、足を延ばして「とんかつ いけだ」へ。
この「とんかつ いけだ」、半蔵門駅近くの新宿通りから路地2本入ったところにある個人経営の小さなお店なのですが、調べてみると創業は昭和39年!
東京オリンピック開催の頃から続くお店ということにびっくり。それだけ地元に愛されているお店ということなのでしょうね。

実はこのお店は緊急事態宣言が出た直後にも利用したことがあったのですが、その時は12時半だというのにお店はガラ空き。店主夫婦が「ありがとうございます。今日初めてのお客様です」と大歓迎だったので、こういうお店はコロナ禍だからこそ、少しでも応援しないといけないなと思ってたんですよね。
幸い、今日は客足も若干戻ったようで(それでも空席が目立っていましたが)前回よりも活気がありました。



さて、今回注文したのは「上ロースかつ定食」。
高温で揚げられた衣は細かく薄く、サクサクな食感でした。一切れは意外と厚みがあり、肉はジューシーで柔らかく、脂身と赤身のバランスも良く、とても丁寧に仕込まれたとんかつでしたね。
そして何より感動したのはメリハリの利いた下味の素晴らしさ。個人的には、ソースは不要なんじゃないかと思ってしまうくらいにしっかりとした下味が味わえます。
あと、ロースかつと言うと、脂身を敬遠する方もいらっしゃるかと思いますが、ここのロースかつは肉の脂身部分を絡めることでジューシーさが程良く加わり、最後まで味を堪能出来る仕上がりになっています。そうそう、ご飯と味噌汁の味も申し分なく、且つここのとんかつに本当によく合うんです。

とにかく、とても丁寧に調理されたとんかつでした。
こってりしたものは敬遠するけど、ジューシーなとんかつが食べたい!という方にぴったりのお店ですね。ご年配の方や女性にはとてもお薦めできるお店だと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【鶴川駅】武相荘

2020年11月05日 | Weblog
【都内全駅巡り】20駅目「鶴川駅」(達成まであと634駅)



昭和初期において外交や経済政策などで活躍した白洲次郎さんと、文化人でもあった白洲正子さん夫妻が住んでいた家「武相荘」が鶴川にあるのですが、夫妻の死後「旧白洲邸・武相荘」として一般公開されており、併設されたレストラン「武相荘」ではお食事やカフェを楽しむことができるようになっています。
この古民家のレストランでは、白洲家で実際に使われていたレシピを再現しているそうです。



今回注文したのは「武相荘 チキンカレー」。白洲正子の兄がシンガポールに行った際に作り方を教わり、それ以来、白洲家のメニューになったそうです。

特徴的なのはお皿に盛られたキャベツの千切りですね。キャベツのみでドレッシングがありません。これについては店員さんから「カレーをかけてお召し上がり下さい」と説明がありました。なんでも、野菜嫌いの次郎さんがカレーのルーをかけるとキャベツの千切りを召し上がったことから、それを再現しているのだとか。店員さんにこういう解説をして頂けるのがうれしいサービスですね。

カレーは、ルーの辛さ自体はそれほどでもないのですが、スパイスが効いており意外と本格的。激辛カレーのように舌がヒリヒリするわけではないけれど、香辛料の効き目でほんのり汗ばむという、とても上品なカレーですね。
チキンは柔らかい上に、鶏肉にありがちなパサパサ感が全くありません。しかもこんな美味しいチキンがゴロゴロという感じでたっぷり入っています。

また、野菜スープが付いてくるのですが、付け合せというより、これだけで一品成り立ってしまうくらいに、人参、玉ねぎ、大根、キャベツ、ベーコン、ジャガイモなどなど、実に具だくさんなスープです。豚汁とミネストローネを合わせたようなスープで、ハーブの香りが印象的でした。

この手のレストランって、歴史的な雰囲気重視で味はそこそこというケースが多いものなのですが、ここはお店の雰囲気だけでなく、味も素晴らしかったので、良い意味で期待を裏切られた気分でしたね。駅から遠い(徒歩15分)のが難点ですが、それでも十分に行く価値のあるお店です!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【大崎広小路駅】肉と和SAKE 夢喰(ばく)

2020年11月04日 | Weblog
【都内全駅巡り】19駅目「大崎広小路駅」(達成まであと635駅)



今回ご紹介するのは「肉と和SAKE 夢喰(ばく)」。一応、最寄り駅は大崎広小路駅ということになっていますが、五反田駅からも徒歩圏内です(徒歩5分ほど)。



ランチはご飯・味噌汁おかわり無料、唐揚げ定食は唐揚げのおかわり無料ということで、まわりのお客さんの注文を見る限り、コスパの良いランチとして知られているようなのですが、殿下が自信を持ってお薦めするのは「低温調理 和牛ステーキ定食」です。

ステーキ定食と言ってもナイフやフォークは使わず、お箸で食べる和食感覚のステーキです。また、茶碗に盛られたご飯や味噌汁、お新香も付きますので、ますます和食という感じがしますね。

そしてメインのステーキ。低温調理ってどういうものなのかわからなかったのですが、要は牛たたきですね。程よい大きさにカットされていて、熱々ではなくおぼぬく程度の温かさで、お箸で食べるには最適です。
食べてみると、さすがにA4ランクの和牛を使っているだけあって驚くほど柔らかく、肉の旨味もしっかり味わえます。これだけ肉の味がしっかりしていると、まずは岩塩を付けて食べるのもお薦めですね。またトリュフソースは濃厚ですが肉の味を損なわず、むしろ引き立たせる役割をしっかり果たしてくれています。
肉の焼き加減も素晴らしいのですが、和と洋の絶妙なバランス感覚がこの料理で最も特筆すべき点であると思いますね。

ちなみにこのお店、大通りから路地一つ入った雑居ビルの8階ということで、かなり見つけにくい場所にあります。殿下の場合、本当に偶然見つけて入ったのですが、店内には芸能人のサインが所狭しと貼られていたので、発見しづらいにもかかわらず一定のファン層、それも芸能人クラスの固定ファンがいるようなお店なのかも知れません。
ただ、どうもこのお店の本領発揮は夜のようで、これだけの美味しさと安さにもかかわらずランチの時間帯は比較的空いてました。
五反田でランチに迷った時など、穴場の名店として知っておくと自慢できるお店だと思います!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【渋谷駅】山本のハンバーグ 渋谷食堂

2020年11月02日 | Weblog
【都内全駅巡り】18駅目「渋谷駅」(達成まであと636駅)



渋谷駅は知る人ぞ知るハンバーグ激戦区。行列必至なお店も多いのですが、OPENと同時に向かえば高確率で並ばずに入れます(たまにOPEN前から並んでるツワモノもいますが…)。外回り営業の特権ですね(笑)

今回ご紹介するのは「山本のハンバーグ 渋谷食堂」。渋谷駅から徒歩数分。國學院大學に向かう道にあります。90年代に國學院大學の学生だった殿下からすると色々と懐かしさをおぼえる風景です。もちろんその当時はこんな洒落たお店はなかったわけですが…



注文したのはもちろん看板メニューの「山本のハンバーグ」。注文してしばらくすると自家製の野菜ジュースが運ばれてきます。店内搾りたてのようで、店員さんからジュースに使用した野菜・果実の実物を見せられながらの説明があります。このお店のこだわりのようですね。こだわりと言えばもう一つ、ご飯は宮城県産のひとめぼれを使用しているそうです。

その後、サラダが出されて最後にメインのハンバーグ(と、味噌汁とご飯)が登場。入店のタイミングによるのかも知れませんが全部出揃うのに30分近くかかりました。鰻ならともかく、ハンバーグで30分は結構かかりますね。

で、メインのハンバーグですが、熱々の鉄鍋に入っています。丼のような見た目の鉄鍋に、スープのようにたっぷりのデミグラスソース、半分に切った半熟玉子、そしてスパゲッティが麺のように漂い、一見するとラーメンのようにも見えるのが面白いですね。

ハンバーグは焦げ目もあって表面はカリッとしていますが、お箸で切れる柔らかさで、肉感もあってジューシーです。
ハンバーグの中にはゴルゴンゾーラチーズを使ったクリームソースがたっぷり。この濃厚なチーズクリームソースと溢れる肉汁とがデミグラスソースに絡み合うのが最高に美味しいんですよ。
また、ハンバーグの上にかかっているオランデーズソースはバターとクリームがデミグラスソースに程よいコクをプラスしてくれていますね。

ハンバーグを食べ終わったらデミグラスソースが少し残ったのでシチュー代わりにとスプーンですくったのですが、かなり濃い味付けだったのでご飯にかけて頂きました。言い忘れましたが良いお米を使っているだけにご飯は文句なしに美味しいです。

それとこのお店は接客が本当に丁寧で気持ちが良いです。人気店であってもホスピタリティの精神を忘れないというのも、このお店の魅力の一つなんでしょうね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【荻窪駅】丸福

2020年10月24日 | Weblog
【都内全駅巡り】17駅目「荻窪駅」(達成まであと637駅)



東京ラーメンの横綱と言っても過言ではない名店中の名店「丸福」。辛口な評論で知られる料理評論家の山本益博さんが東京一のラーメンと評したお店です。

過去形で語られるようになってしまった荻窪ラーメンですが、80年代のラーメンブームは間違いなくここ丸福から始まったと言えるでしょう。
昨今では豚骨スープを中心にコッテリ系のラーメンが主流となり、すっかり時代遅れの存在となった醤油ラーメンですが、ここ丸福のラーメンは時代を問わない普遍的な美味しさを誇っていると思います。



今回・・・と言うより丸福で注文するのは80年代の頃から変わらず「ワンタン麺」に味付玉子をトッピングの一択です。家族で丸福を訪れると必ずこのオーダーだったこともあって、何とも言えず懐かしい気持ちになりますね。
小さい頃、どちらかと言えばラーメンは嫌いだったのですが、東京に来て丸福でラーメンを食べたことで、初めてラーメンはおいしいものだと感じたんですよね。

このように丸福については思い出補正が強過ぎることもあって、今回は味の詳細の記述は控えめにしたいと思います。あの味は、とにかく一度訪れて味わって下さいというのが一番かも知れません。

そう言えば、かの山本益博さんが著書の中で「この店のラーメンの素晴らしさは、めん、スープ、具が三位一体となったバランスの見事さであろう。ひとつひとつはとりたてて抜きんでた味ではないが、ひとつの丼のなかにまとまると、会いたかった人にようやく出会えたような懐かしさをかもし出す。こういう味は絶対にあきがこない」と、丸福を評していました。まさにこの通りの味だと思いますね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【東中野駅】にっぽんの洋食 東中野 津つ井

2020年10月19日 | Weblog
【都内全駅巡り】16駅目「東中野駅」(達成まであと638駅)



前回の投稿で「津つ井」を引き合いに出したことで、急に気になり出してしまったので(笑)営業の移動中にランチで訪れることに。

今回訪れた「にっぽんの洋食 東中野 津つ井」は駅から徒歩1分ほどの立地にもかかわらず、地下にある上に目立った看板もないので、うっかりすると見落としてしまいそうなお店です。

また、津つ井と言えば赤坂にある料亭のように大きな本店が有名ですが、東中野にあるのは席数が16席という小ぢんまりとした店舗。このあたりも、接待や会席等に利用されることが多い赤坂本店とは異なるところですね。

歴史は古く、50~60年ほど前の創業。正確な年まではわかりませんが、都内に都電が走っていた頃から営業していたんだそうです。



今回注文したのは「名物 ビフテキ丼」。お店側がメニューに「名物」と銘打つぐらいに有名な津つ井の名物です。

津つ井では「にっぽんの洋食」を看板に掲げ、お箸で気軽に食べられる洋食を長年追求してきたそうです。その中で最も成功していると言われているのがこのビフテキ丼です。

網焼きした牛ロース肉とご飯とを、醤油ベースのタレとレモンバターでつないでいるのですが、この相性が抜群。日本人の舌に慣れ親しんだ調味料をうまく絡めた飽きのこない味付け。まさににっぽんの洋食です。付け合せに赤だしとお新香が付いているのもいいですね。

また、味付けだけでなく肉そのものもしっとりと柔らかく、脂の旨味も適度に含んでますので、やや控えめなボリュームでありながら、食後に十分な満足感を味わえます。
津つ井では他にもビーフシチューやオムライスなどのメニューも人気がありますが、まずはこの独自性に富んだビフテキ丼をお薦めします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【赤羽橋駅】蘭麻

2020年09月30日 | Weblog
【都内全駅巡り】15駅目「赤羽橋駅」(達成まであと639駅)



今回ご紹介するのは、赤羽橋でというより、この連載を通じて一番と思えるマイベストなお店になります。20年近くも外回り営業をしていると様々な駅(=街)を訪れ、様々なお店でランチをすることになるので、知らず知らずのうちに美味しいお店についての知識も増えてくるものなのですが、その中でも赤羽橋の「蘭麻」は別格と言ってもいいくらいに素晴らしいお店です。赤羽橋に来たついでに蘭麻に寄るというより、蘭麻に行くためにわざわざ赤羽橋を訪れる…それだけの価値があるお店だと思います。

赤羽橋は勤務先の最寄り駅だったこともあり、この街で10年ほど過ごしたのですが、紹介しきれないくらいに名店揃いの街でしたね。その中でも蘭麻は群を抜いていました。



お薦めのランチは看板メニューの「らんま丼」。これに150円をプラスしてミニカレーを付けるのが定番です。らんま丼にはサラダと味噌汁とスープが付いており、中でも食前に出される伊勢海老のスープが濃厚でコクがあり絶品です。

らんま丼は一口サイズにスライスされたステーキ肉と牛肉のしぐれ煮がメインで、うずらの目玉焼きがちょこんと添えられていて見た目もとてもお洒落。ステーキ肉はさすがに専門店だけあって柔らかく味もしっかり付いていて文句なしです。牛肉のしぐれは濃い目の味付けでご飯がすすみますね。実はらんま丼のメインはステーキではなくこのしぐれだと思えるくらいに美味しい味付けです。全体的に濃いめの味付けなので添えられたワサビがとても良いアクセントになっています。

かなり独創的な一品なので比較が難しいのですが、牛肉がメインでワサビとの相性が良い和風な丼ものということで、例えるなら津つ井のビフテキ丼をぐっとお洒落にアレンジしたメニューと言えるかも知れません。

冒頭にも書いた通り、わざわざ訪れる価値のある一品です!!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【五反田駅】カレー専門店 Hot Spoon

2020年09月29日 | Weblog
【都内全駅巡り】14駅目「五反田駅」(達成まであと640駅)



五反田で一番のお気に入りのお店、「カレー専門店 Hot Spoon」。このお店との出会いは本当に偶然でした。今から10年以上前のこと、営業で五反田を訪れた時にどこからともなく「ひぐらしのなく頃に」のBGM(パリの午後)が聴こえてきたんです。その当時、ひぐらしのなく頃にハマっていた殿下はそのBGMにつられて吸い込まれるように店内へ…という具合に本当に偶然に入ったお店だったわけです。



ところが注文した「牛すじ煮込みカレー」が信じられないくらい美味しくて一発でファンになり、それ以来、五反田を訪れる度にかなりの頻度で利用するようになりました。
ここの牛すじ煮込みカレーは鉄鍋に入ってグツグツと煮立った状態で出されます。それを別皿のライスにかけて食べるわけです。新幹線のビュッフェのカレーに似てますね。
カレーは殿下好みの欧風カレーの味付けですが、玉ねぎの甘みと牛すじの旨味がたっぷりでとても美味しいです。
具は牛すじがゴロゴロと、これでもかってくらいに入っていて食べ応えがありますし、ホロホロになるまで煮込まれていて、いくらでも食べられそうなくらいに口当たりが良いです。
あと、ゆでたまごも入っていて、180円追加すれば牛すじが二倍になるのもうれしいところ。辛さは五段階で選べるようになっていますが、辛いものの苦手な殿下はマイルドにしました^^;

今まで紹介してきたお店の中でもトップクラスでお薦めできるお気に入りのお店ですので機会があれば是非お立ち寄り下さいませ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【虎ノ門駅】鳥与志

2020年09月02日 | Weblog
【都内全駅巡り】13駅目「虎ノ門駅」(達成まであと641駅)



入札で虎ノ門を訪れた帰り、ランチに立ち寄ったのは焼き鳥丼で有名な「鳥与志」。虎ノ門駅から徒歩数分の場所にあります。
焼き鳥丼と言えば、誰もが京橋の伊勢廣を真っ先にあげると思いますが、ここは伊勢廣の焼き鳥丼と張り合える数少ないお店だと思います。
伊勢廣が素晴らしいことに異論はありませんが、あそこはちょっと敷居が高い雰囲気があるんですよね。鳥与志は店内も比較的広くて落ち着くし、味付けもタレやそぼろの甘さが強調されていて、気軽で万人受けな感じが気に入ってます。



今回注文したのはもちろん「焼き鳥丼」。まず目につくのは万遍なく敷き詰められたそぼろの量!丼ものにありがちな「おかずを食べ終えたら白いご飯が余ってしまう」ことはまずありません。また、甘めな味付けが丼全体をやさしい味にしてくれていますね。

つくねは表面は香ばしく、中身はやや粗挽きといった感じでとても美味しいです。手羽先はほのかな塩味が良いアクセントになっていてこれも美味。メインであるモモ肉は、もはや焼き鳥という範疇を超えたボリュームでこれは大満足の一品です。また、大きさだけでなく、ふわっとした食感や皮のジューシーさも忘れてはならないポイントです。そしてレバー。個人的に焼き鳥屋さんの評価はレバーの美味しさで決まると思っているのですが、ここのレバーはトロっとしたレア加減で文句なしに美味しいです。

駅チカながら、ちょっとわかりづらい場所にあるのが難点ですが、ここの焼き鳥丼は非常に満足度の高い一品ですので、自信を持ってお薦めできます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【神谷町駅】キッチン・ダダ

2020年08月28日 | Weblog
【都内全駅巡り】12駅目「神谷町駅」(達成まであと642駅)



実はこのブログを始めた時にどうしても紹介しようと思っていたのが神谷町にある「天ぷら かつみ」でした。
むしろこのお店を紹介したくてブログを始めたと言っても過言ではないくらいのお気に入りのお店。

ここの天ぷら定食はランチであっても、コース料理のように丁寧に一つひとつ揚げて出してくれるんです。コースは海老二本、穴子、きす、野菜二品と続き、最後にかき揚げをどんぶりにしてくれます。特徴的なのは全然油っこくなくてあっさりとした味わいであること。これだけ盛り沢山な内容で満足感もあるのに全く胃もたれすることもなく、最後まで美味しくいただくことが出来ます。とても上品な天ぷらでしたね。
ここまで満足度の高い内容であるのに金額は何と1400円。美味しい天ぷら屋さんは他にも色々あると思いますが、このお値段でここまで完成度の高い天ぷらはないと思います。自分にとっては間違いなく日本一の天ぷら屋さんでしたね。

ここの天ぷらを食べるのが神谷町に行く楽しみだったのに、この「天ぷら かつみ」が閉店していたんですよ。飲食店の閉店でここまでショックだったことはないです。母をはじめ色々な人を連れて行ったお店であり、色々な思い出もあったので、その点でもショックでしたね。

というわけで、どうしても代打的な扱いになってしまって申し訳ない気持ちではあるのですが、今回訪れたのは「キッチン・ダダ」。神谷町駅からほど近い、桜田通り沿いにある昭和感漂う喫茶店風の洋食屋さんです。ここの特徴はハンバーグのバリエーションが豊富なことと、注文から提供までが異常に早いこと。煮込みハンバーグなので作り置きしているのだと思いますが、それでも注文から1分以内というのは驚異的です。下手すると吉野家の牛丼より早いかも。



今回注文したのは「ラザニア風ハンバーグ」。煮込みハンバーグと言えばデミグラス系が多いと思いますが、このラザニア風もなかなか美味しいです。チーズの風味が強めのクリームソース系ハンバーグですね。ラザニアということでミートソースも入っていますが、どちらかと言えばラザニア風というよりホワイトグラタン風かも。
ハンバーグは作り置きと思えるのですが、熱々で肉汁たっぷりなのはさすがです。意外とくずれやすく、お箸ではなくスプーンを使わなければならないくらい柔らかなハンバーグでした。

ハンバーグ以外も充実していて、スパゲッティや唐揚げが付いています。そして味噌汁と思ってお椀をとると、なんと豚汁でした。これはうれしいですね。
どれを注文しても一定の水準以上という、とても安心感のある街の洋食屋さんです。

麻布台再開発という愚行のために古くからの名店や歴史ある民家が強制的に立ち退きさせられました。日本におけるピザ発祥のお店であるニコラスや、鶏レバームースが絶品だったチョロズディなど、お気に入りのお店も数多く更地になっていました。東京の街から伝統や個性が失われていくのは淋しいを通り越して怒りを覚えますね。
このキッチン・ダダのような良心的なお店はいつまでも末永く続いてほしいものです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【阿佐ヶ谷駅】ミート屋

2020年08月22日 | Weblog
【都内全駅巡り】11駅目「阿佐ヶ谷駅」(達成まであと643駅)



以前から気になっていたお店、阿佐ヶ谷パールセンターにある「ミート屋」に行ってきました。
このお店は吉祥寺の人気パスタ店「スパ吉」、「ヒラタパスタ」の姉妹店なんだそうです。コロナの影響でヒラタパスタ(2020年7月閉店)も、スパ吉(2020年8月閉店予定)も閉店となったしまったので、系列では唯一営業を続けることになったミート屋。何とか生き残ってほしいものです。

店内はパスタというより昔ながらのラーメン屋さんのような作りで、カウンター9席のみという小ぢんまりとしたお店です。おまけにパスタのお皿がラーメンどんぶりみたいに底が深いので、ますますラーメン屋さんにいるような錯覚を覚えます。



注文したのは「ミートパスタ」。というか、このお店のメニューはミートパスタ一択なんです。よほど自信があるのでしょうね。

ミートソースをしっかり絡めやすくするためか、パスタは独特な平打ち麺。モチモチとして弾力があります。
ミートソースは酸味がかなり抑えられていて少し苦みがあるので明らかに大人向けの味付けですね。見た目もトマトソースというよりデミグラスソースに近い濃い茶色で、とても濃厚でした。そして生クリームと絡めることで更に味わい深くなります。
具は挽き肉とマッシュルームのみというのも潔くていいですね(笑)。

その店名から、所謂昔ながらのスパゲッティミートソースかと思いきや、デミグラスソース風な味付けの洋食っぽいパスタでしたね。でも、この一品だけで行列が途絶えないことからもわかる通り、とても満足感のあるパスタでした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【末広町駅】鳥料理 鳥つね 自然洞

2020年08月21日 | Weblog
【都内全駅巡り】10駅目「末広町駅」(達成まであと644駅)



仕事で末広町に行ったついでに「鳥料理 鳥つね 自然洞」寄りました。人形町の玉ひでのように行列を並ばなくても、気軽に美味しい親子丼を食べることが出来るお気に入りのお店です。
末広町から数分の場所にあって近いことは近いのですが、駅前の大通りから路地を二本入った場所にあるので、駅前というわりには人通りの少ない閑散とした場所にあります。店内はお寿司屋さんのような和風な佇まいでカウンター中心のお店ですね。



今回注文したのは「もつ入り親子丼」。このお店の親子丼は鶏肉、卵、割下が、三位一体と言ってもいいくらいにバランスが良く、ご飯がやや少なめということもあって、甘めの味付けをしっかりと味わうことが出来ます。玉子はふわふわな上に黄身の味がダイレクトに伝わるくらいに濃厚。
これだけでも十分に価値ある親子丼なのですが、鶏肉もしっかりした歯応えがあり、それでいて旨味が溢れてきて、とても美味しいです。
そして何より特徴的なのはモツです。ここのモツ、実質はレバーなのですが、弾力性があって柔らかく、程よい苦さが甘めの親子丼の中で丁度よいアクセントになっていますね。
場所柄か、ランチ時でもそれほど並ばずに入れるのですが、個人的には都内屈指の親子丼だと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【西荻窪駅】海南チキンライス 夢飯(ムーハン)

2020年08月07日 | Weblog
【都内全駅巡り】9駅目「西荻窪駅」(達成まであと645駅)



地元・西荻窪にはお薦めしたい名店が本当に多くて迷います。こけし屋を筆頭に、洋食のみかさや丸福、坂本屋などなど。
既に閉店してしまいましたが、田川(鰻)、キャロット(ステーキ)、つる家(そば)なども忘れがたい名店でしたね。

そんな中、今回ご紹介するのは東南アジア料理の「海南チキンライス 夢飯(ムーハン)」。オープンしたのが平成12年なので、かれこれ20年、地元に愛されているお店です。



様々な東南アジア料理が楽しめますが、ここの看板メニューは何と言っても「海南チキンライス」です。タイ料理店ではカオマンガイとも呼ばれていますね。

鶏のスープで炊いたご飯と柔らかい茹で蒸しチキン。これに3種のソース(醤油、チリ、レモン)とスープが付きます。
メインとなるチキンは、ふわふわとした柔らかい食感で、さっぱりとした見た目なのですが、意外にしっかり味が付いていてソースなしでも十分美味しいです。そして適度にしっとりしていて鶏肉にありがちなパサパサ感が全くありません。

3種類のソースでは醤油ベースが一番美味しいですね。ライスは鶏のスープで炊いてあるので味はしっかり付いているのですが、ソースが余った場合はライスにかけてみるのもまた一興です。

正直、海南チキンライスの完成度が高過ぎてこれだけでも十分満足感はあるのですが、殿下は前菜としてオタオタという魚のすり身を焼いたマレーシア料理を注文することが多いです。
オタオタは他のお店ではなかなかお目にかかれない一品なので(ちょっとクセはありますが)お薦めですよ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【外苑前駅】蟹漁師の家

2020年07月31日 | Weblog
【都内全駅巡り】8駅目「外苑前駅」(達成まであと646駅)



外苑前に行った帰りに「かに漁師の家 」を訪れました。このお店、外苑前から徒歩0分という好立地にありながら、小さな雑居ビルの3Fに位置しているため本当に見つけにくいです。それなのにビルの入り口には「蟹漁師の家 3F」とだけ書かれた地味で小さな看板があるのみで料理の写真とか一切なし。商売する気がないのかと思ってしまいますが、ランチ時はいつも行列なんですよね。不思議なお店です。



今回注文したのは「かにかにセット」。
内容は「かにと大根のサラダ」「かにと鮮魚のお刺身盛合わせ」「浜ゆでがに」「ミニかにグラタン」「かに玉チャーハン」「かに味噌汁」とカニづくし。これにデザートのコーヒーゼリーがつきます。もっともそれぞれがミニサイズな上に全体的に薄味なので、満足感はありますが意外と満腹にはならない感じです。

ランチで浜ゆでがにが食べられるのはうれしいのですが個人的にはカニ酢がほしかったですね。それが本当に残念。
かに玉チャーハンはかに玉の味はもちろんのこと、チャーハンの味もしっかりと味わえてお薦めです。
そしてかにグラタンは文句なしに美味しい!実はこれが一番のお目当てだったりします。洋食屋さんの一品と言っても差し支えないくらいの完成度です。
あと、かに味噌汁もしっかり蟹の風味が味わえてうれしくなりますね。

今回はグラタン目当てでかにかにセットを注文しましたが、ここはかにトマトクリームパスタもお薦めなんです。なのでこのお店でランチするのであれば2回は訪れた方が良いと思います(笑)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【竹橋駅】神保町 いろは パレスサイドビル店

2020年07月20日 | Weblog
【都内全駅巡り】7駅目「竹橋駅」(達成まであと647駅)



今日は竹橋でランチすることになり、「神保町 いろは パレスサイドビル店」を訪れました。
このお店、1889年創業ということで何と130年以上も続く老舗のお寿司屋さんです。もっとも、神保町にあった本店は既に閉店してしまっているそうで、現存する店舗は支店であるパレスサイドビル店のみとなっています。

店内は老舗のお寿司屋さんというより、居酒屋という趣き。ランチメニューもお寿司以外に天ぷら定食などもあり、いかにもビジネス街のお寿司屋さんという感じです。
お店は内装もメニューも居酒屋化してしまっているので、老舗の名店であることをうっかり忘れてしまいがちなのですが、確実に値段以上の味を提供してくれるコスパの良さはさすがだと思います。



今回、殿下が注文したのは「づけ穴子丼」。
最初に断わっておきますが、お刺身が目当ての方は海鮮丼かちらし寿司をオーダーすべきです。
何故あえて、づけ穴子丼を注文するかと言うと、ここの穴子が本当に絶品だからです。それこそ“とろけるような”という形容詞がぴったりくる触感なんです。
この穴子の他に、漬けまぐろに玉子とイクラが所狭しと散りばめられていて、本当にお値打ち品だと思いますね。
コスパ抜群の海鮮丼もお薦めですが、殿下イチ推しのづけ穴子丼も是非お試し下さいませ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする