ほいとぼのブラ街歩き:トロッコ王国美深でのトロッコ体験は最高であります!
空から見たトロッコ王国。
youtubeでは、40分の往復前面展望映像を15分に短縮してご覧いただけます。北海道の原野をのんびり走るトロッコの旅をご満喫ください。
今回は、昨年の5月に訪れた北海道でも、ちょっと北の方。JR宗谷本線の特急停車駅美深から、予約していたデマンドバス(往復1100円:予約はhttp://www.town.bifuka.hokkaido.jp/cms/section/soumu/qlmcaj0000005yfe.html)で約40分弱。道道49号線で雄武方面にペンケニウブ川の上流に向かうと、開けた平地にトロッコ王国美深があります。ここは、かつて宗谷本線の美深からオホーツク海沿岸の興浜北線の北見枝幸に至る計画で工事が進められた「美幸線」の一部開通区間の終着だった「仁宇布(ニウプ)」駅だったところ。美幸線はその後、1985年の廃線となりましたが、2004年にトロッコ王国美深ができたそうな。
トロッコ王国美深の施設のあるところは、ニウプ駅跡に立派なトロッコ用の整備施設などがあり、しっかりとした運営がされているようであります。入り口から入って右手に案内所があり、そこで手続きをします。私は予約して行ったのですが、9時から16時の毎時1回運行の15時の回で、受付したのは我々だけだそう。その日も早い時間は結構混んでいたとのこと。最盛期は一度に何台もコンボイとなって往復するそうで前面展望動画を狙っていた私としては前に一台もいないというのはラッキーでありました。飛び込みでもOKらしいけど、夏休み等の繁忙期は予約がおすすめです。
お値段は2人以上なら一人1600円、一人乗車の場合は1800円、小中高生の割引ありです。営業時期は4月下旬から10月中旬までだそうだが、必ず確認した方がよろしいと思います。
では発車です。エンジン付き4人乗りトロッコにS氏と爺2名で乗車。スタッフの人から運転レクチャーを聞いて約10km、40分の旅に出発です。
踏切は道路優先のため、トロッコが一時停止!(実際は徐行しました;;)
最高時速は10kmちょっと。北海道らしい景色の中を爽やかな風を受けながら、ペンケニウブ川沿いを下っていきます。
折返し場は線路がリバース(ループ)線になっていて、ぐるっと廻るとそのまま、復路スタートできるので乗ったままで往復可能。スタッフの人が待っていてくれるので、安心。
お天気もよくて本当に気持ちの良いトロッコ旅でした。施設を維持しているNPOのスタッフの方、本当にご苦労さまです。今後も鉄路を守ってくださいな。感謝です。
帰りのバスまで時間があったので、周辺散策。仁宇布駅跡となぜかそこに置かれていた(?)懐かしき寝台特急電車581系。これは九州方面を走っていたはずで、東北本線を走っていた583系ではない。わざわざここに九州から持ってきた理由はと思ったが聞きそびれました。
奥は広々としたキャンプ場で、ここでキャンプなら熊も来そうもないかなと余計な心配。
ペンケニウブ川を覗くと、雪解け水なのか、やや白濁した流れ。周りは湿地帯のようで、水芭蕉が満開でした。
鉄路とバスで行くのは少し大変ですが、訪れる価値は十分にあると思います。現在は、ショップや食堂もできているようなので、時間を持て余すこともないかも。宗谷本線に乗ってぜひ訪れてください。
トロッコ王国美深公式サイト https://www.torokkobihuka.com/
仁宇布線デマンドバスhttp://www.town.bifuka.hokkaido.jp/cms/section/soumu/qlmcaj0000005yfe.html