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でかこいずむ

日々の愚痴

日本vsホンジュラス戦について

2005-09-08 00:34:40 | サッカー評論
 今日の試合はどうなんだろうか?試合の評価については賛否両論なのではないか。
 今日は5点も取ったし、そのうち3点が珍しくFWの得点だったし、これで完全に決定力不足は解消されたんじゃないか、と言う意見。
 失点4点は久々。やはりなれない4バックより、3バックの方が安定するのではないか、と言う意見。
 日本の世界ランク17位に対し、ホンジュラスは39位。(試合前まで)しかもホンジュラスは、ドイツW杯の予選では既に敗退してるし、こんな相手にタラタラやってるようじゃ話にならん、と言う意見。
 常に先行される試合展開において、取っては離されるという悪い流れから、最後には大逆転勝利したんだから、十分評価できるのではないか、と言う意見。
 
 と、大体こんなところであろうか。個人的には、この試合が持つ意味合いは、ほとんど無かった気がする。
 第一の理由として、5点取った攻撃面。確かに、久々の大量得点。評価して良い感じもするが、はっきり言って相手は世界ランク39位の弱小チーム。さらに前述したように、ドイツW杯の予選は敗退しており、彼らの目標は既に南アに向かっているのである。そのため、5年後に向け、若手の選手を使うし、システム、コンビネーションもままならない。チーム状態で表すなら高くても30%程度である。
 さらに彼らのモチベーションはかなり低く見えた。彼らから見たら、日本は格上のチームである。しかもアウェーであるから、勝つための戦術なら、守備中心にするのがベターである。しかしその動きは見られない。いつ見ても、ディフェンスの数は少ない。カウンターでもないのにそうである。
 もう一つ、気になったのが、日本の選手がかなり伸び伸びとプレーしていたと言うことだ。その要因として、日本の中心選手である、中田、中村にマークらしいマークがついていなかった事が大きい。普通に考えて、勝ちに行くのであるならば、相手のキー選手にはキツくマークをし、相手のペースにさせないことが重要である。しかしその動きも見られない。これらの要因で日本選手はかなり自由にプレーできた。
 その中での5得点。しいて挙げれば、評価できるのは、柳沢の二点目くらいか。まあこれも微妙だが。。。
 
 第二の理由として、四点取られた守備面。4バックではなく、3バックであったなら良かったのか、この試合では、その答えは出ないだろう。今回の失点の原因は明らかである。メキシコ人と良く似ている、首が太く寸胴で、いかにも体幹が強そうなホンジュラスの選手に当たり負けしての失点。4失点全てが同じパターンであるように思える。
 何も当たり負けするのが悪いわけではない。当たり負けする相手に対しての戦い方をまるでしていなかった。例えば積極的にプレスをかけ、早めに攻撃の芽を摘むなどの対策である。3点取られても、後半に入ってからも、ほとんど対策が見られなかったのを見ると、この試合に勝ちに行くと言う姿勢は見られないし、苦手とされるタイプとのテストマッチとしてであったなら、なんらかの対策やテーマをもって試合に臨むべきである。しかしこのような形で4失点したことにも現れているように、それが全く見られなかった。
この理由をもって、この試合の意味合いは無かったように思う。しいて挙げれば海外組のコミュニケーション不足の解消くらいか。
 
 話は変わるが、世界柔道なかなか面白い。その中で鈴木桂治の言葉が心に響いた。「日本を背負ってますから」との言葉である。この言葉が、柔道の強さの根源ではないか、と思うと同時に、サッカー日本代表に足りないものではないかと思う。この気持ちが無ければ、これからの飛躍は無いかと思う。
 そういう意味では、ここら当たりで、日本人監督が必要になってくるのでは。ラモスあたりにやらせれば、ここらへんが強化できる気がする。こう考えれば、優秀な外国人監督を招いて、戦術なり、技術を上げる段階は脱したのではないか。自国の監督で、国の代表として戦う、と言う気持ちを植え付ける段階にきたかと思う。これからの飛躍は、優秀な日本人監督の出現、育成が必要となってくるだろう。まあ、指導者の育成は、Jリーグ元年から進められている話なんですけどね。
 そういうことで、次の監督はぜひ日本人で!!下手な外国人なら10年くらいジーコに任せといた方がいいなぁと思う。

日本の一位通過で見えたもの

2005-08-18 03:26:01 | サッカー評論
 今日は、珍しく楽観志向で行こうと思う。
 今回の最終予選は厳しかったねぇ。東アジア選手権も含め、アジア諸国との試合が続いた。そしてしみじ~み感じた。日本は名実共にアジアのトップだなぁ。。。と。こう感じるのは、何も予選で一位通過したからではない。対戦相手の国々の日本に対する戦術が、そう感じさせるのだ。基本的には、ディフェンスに徹し、攻撃といえばカウンター一辺倒である。引いて守られては、どんなに強いチームでも点を取るのは難しくなる。
 そのことは、最終予選のバーレーン戦の二試合を見れば分かりやすい。日本ホームでの1試合目では、バーレーンは明らかな引き分け狙い。攻撃といえばFW2人に任せ、ほとんどの選手は守備に専念していた。そしてここぞとばかりに、カウンターである。このカウンターには何度もヒヤヒヤさせられたものだ。反対に日本は攻撃に手を焼いていた。しかし、半ば引き分け覚悟であった後半27分に願ってもないオウンゴールでの先制点で、辛くも勝利することができた。勝つことは出来たが、ほとんどバーレーンペースでの試合内容だった。
 それに対し、日本アウェーでの2試合目、バーレーンは前回の敗戦のため、今回は勝つしかなかった。そのため、前回のような守備に専念するわけにもいかなかった。だが、バーレーンが攻めるといってもカウンターしかできなかった。日本はそのカウンターを封じるため、最終ラインとキーパーとのスペースをなくした。バーレーンは攻めたいが、攻めきれない。そして前半のうちに、小笠原の先制点。その後も点数こそ入らなかったが、終始日本ペースであった。なおさら攻めなければならないバーレーンであったが、どうすることも出来ず、試合終了。内容は点差以上の完勝だと感じた。
 そのような戦術を受けての最終予選突破は、日本が本当の強さを身に着けた証拠ではないだろうか。コンフェデレーションズカップで、その強さの一片は見えたと思う。
 そういえば、2002年W杯予選でのブラジルは、かなりの苦戦を強いられていた。最後の最後まで本選出場が危ぶまれていた。監督は次々に変わったり、その当時の10番を背負っていたリバウドには、セレソン史上最低の10番と批判されていたりと。。。苦戦の理由は今の日本と同じような境遇だったからである。しかし、いざ本選となると、負け無しでの優勝であった。
 東アジア選手権の結果に悲観すること無かれ!きっとドイツではやってくれるであろう!!!
 

本日の楽しみ

2005-08-17 07:46:30 | サッカー評論
 今日のイラン戦楽しみであります。個人的には、2002以降サッカーが盛り下がり気味でしたが、久々のワクワク感であります。以前はどんな深夜であろうと、明日がテストだろうと、受験生だろうと国際Aマッチは見逃さなかった自分でしたがね。みーはーどもと、昨日の~戦どうだった?って話すのが嫌になって。最近は全然見てなかった。
 それでも、今回は実に楽しみである。というか注目である。明日の試合の結果如何では、来年のW杯のメンバーの基礎となりえるからだ。先日の東アジア選手権での先発総入れ替えによって、選手間の競争は一気に激化した。今日のイラン戦の先発は“普段”のメンバーになる予想らしいが、ここで結果が出なければ、次は、、ということになるだろう。個々の選手でも、小笠原はレッチェの関係者の視察が予定されているらしく、早期移籍実現のチャンスでもある。今野もどっかのチームに目をつけれてるらしいし、様々な意味で今日は、重要なのである。
 とりあえずの、ベースは作り、海外組で肉付けし、直前にスパイスとなり得る選手を発掘する。このようなシナリオができるか!!
 
 昨日のロブロイ実に惜しかった。宝塚記念では、不利もあり惨敗であったが、実力的には日本馬最強であることには間違い無かった。その中でのイギリス遠征。いろいろな意味で大きかった。昨今の日本馬の海外での活躍により、日本の評価は上がっている。そして総大将の出陣である。
 敗因は、いくつでも挙がるだろう。初の海外遠征。予想以上の荒れた馬場。鞍上とは初タッグなどなど。それでもよくやってくれたと思う。宝塚の敗戦で、周りから遠征への批判などもあったであろう。そんな中、藤沢和師やオーナーにとって、厳しい決断であったはずだ。これからの動向に注目したいし、期待もしている。