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せみ日記

 短いつもりの日記です。

谷川俊太郎の詩

2014年11月12日 21時22分31秒 | Weblog
谷川俊太郎の「こころ」を読む

日曜書評141102

「悲しいときに悲しい詩は書けません。涙こらえるだけで精一杯/楽しいときに楽しい詩は書きません/他のことして遊んでいます」(「問いに答えて」)

感情と表現の本質的な乖離

「この孤独は誰にも/邪魔されたくない/と思った森の中のひとりの午後/そのひとときを支えてくれる/いくつもの顔が浮かんだ/今はここにいて欲しくない/でもいつもそこにいて欲しい」(「孤独」)

なんというわがままで正直な心。
他者がいるからこそ孤独になれる、という生の矛盾。