goo blog サービス終了のお知らせ 

丁稚日誌

くっだらねー事を思いつくまま、誰に見せるわけでもなく、ネットの片隅でひっそりと書き連ねてみるてすと

おまけ、無分解ハックのあれこれ

2010年08月18日 | LinkStation
ネタとしてはとりあえず完了してしまったのですが、せっかく3年近くほったらかしてあったブログ引っ張り出してきてまで毎日書いてきたので、もうちょっと続けてみる。

まあ、紆余曲折の過程も失敗事例として、どなたかの役に立つかも知れないので、ちょろっと列挙してみましょう。

・dpkg/aptでの導入はムリ
ディレクトリとファイルが少々足りない程度なので、ちょいと手を加えればapt-getは動くようになります。
ですが、libc6など依存関係のコアになるパッケージが、マーベルのSDKに丸められているらしく、ほとんどのパッケージがインストールできません。

・コンパイル環境を作るのもムリ
上と同じ理由ですが、libc6の存在を認識してくれないので、コンパイル環境をそのまま作るのもムリっぽいです。

・OS領域はそんなに大きくない
他のハックページでも言及されていますが、共有フォルダ用の「/mnt」以外の領域はそれほど大きくは取られていません。
ipkgでさらにパッケージを追加インストールしたい場合などでは、シンボリックリンクを使った方が良いでしょう。

・まあ、改造なんてしないほうが無難
まあ、オチです。
私みたいにESXiで使うなら、FreeNASを導入したほうがよっぽど早いです。

こんなとこでー

終・LinkStation(LS-XHL)にNFSサービスを立てるぜ(NFS編)

2010年08月17日 | LinkStation
なんと今日はブログ開設から1000日目とのこと!
いやー感慨深いものがあります。なんだかついこの前から始めたばっかりの様な気がするのに、もう1000日ですか、早いものです。

・・・ホントは開設したものの思いっきり3年近く放置してただけですけど!
記事数なんてたったの6件ですけど!
そのうちここ5日のが5件ですけど!

まあ、一応切りの良い日ということで、こっちのお題も今日で終わらせます。
昨日の流れから、nfs-utilsをipkgでインストールしてもイケそうな感じですが、先達がkernelを用意してくれていますので、手順もありますし、こっちで行きます。
まずは、前回までと同様の手順でtelnet or sshで接続し、rootログインしてください。

リンク先では、ダウンロードせよとなってますが、面倒なのでLinkStationでwgetしちゃいましょう。

wget http://downloads.buffalo.nas-central.org/Users/kenatonline/NFSKernel/install-nfs-kernel.sh
wget http://downloads.buffalo.nas-central.org/Users/kenatonline/NFSKernel/nfs-kernel-feroceon-kw.tgz

JFSを使いたければ、こっちもwget(私は必要としていなかったので動作は試していません)

wget http://downloads.buffalo.nas-central.org/Users/kenatonline/NFSKernel/jfsprogs.tgz

多分パーミッションの関係で、shファイルが実行できないはずなので、chmodで実行権を与えます。(どの道一回しか使わないので、適当に777を与えちゃいます)

chmod 777 ./install-nfs-kernel.sh

実行して、rebootで完了です。
./install-nfs-kernel.sh
reboot

このリブートは、ちょっと長くかかるかもしれません。私も10分少々待ちました。
リブートが終わったら、nfsで公開するフォルダを作成し、/etc/exportsを編集します。

mkdir /mnt/disk1/export
vi /etc/exports

Windowsでも公開フォルダを確認したいのであれば、Webインターフェイスから共有フォルダを作成した方が良いでしょう。その場合は、ゴミ箱は無しの方が良いと思います。
なお、容量をフルに使うためには、/mnt/disk1の下にフォルダを作成してください。
exportsの書き方は、ググレばいくらでも出てきますので、ご自信のネットワーク環境に合わせて設定してください。私は利用セグメント内で特に制限する必要が無かったので、以下の様にしました。

/mnt/disk1/export 192.168.1.0/255.255.255.0(rw,sync,root_squash,no_subtree_check)

subtree_check/no_subtree_checkは指定しないと警告が出ます。
今回の使用目的からすれば、no_subtree_checkでしょう。

/etc/exportsの編集が終われば、もう準備は完了です。(制限が必要ないのであれば、ですよ)
exportfs -a
で変更を反映すれば、公開が始まるはずです。

確認なんかは、リンク先の「How to check the success?」や、さらにリンクのある「NFS for Beginners」を参照してください。
また、アクセス制限が必要な方にも参考になるかと思います。

つーことで、ここまでー
ちなみに、ウチのLinkStationは稼動して数日ですが、特に不具合無く動いてます。
まあ、要観察ですけどねー
問題が出たら、nfs-utilsに切り替えるつもりですが、その時はまたここで情報公開します。
それではー

続々々・LinkStation(LS-XHL)にNFSサービスを立てるぜ(optware導入)

2010年08月16日 | LinkStation
telnet(もしくはssh)でrootログインできるようになったので、後はやり放題です。
手始めにOptware(ipkg)をインストールして、パッケージを追加インストールできるようにしましょう。
ちなみに今回(と次回)の手順では、LinkStationからインターネットへアクセスできる必要があるので、クローズドなLANに置いてる方なんかは、ちこっと移動して下さい。

参考ページはここの「Linkstation XHL/CHLv2」の部分です。
以下に転記します。

mkdir /mnt/disk1/tmp
cd /mnt/disk1/tmp
wget http://ipkg.nslu2-linux.org/feeds/optware/cs08q1armel/cross/stable/ls-mvkw-bootstrap_1.2-7_arm.xsh
sh ls-mvkw-bootstrap_1.2-7_arm.xsh
mv /etc/init.d/optware /etc/init.d/rc.optware

1,2行目のmkdir,cdは特に無くても大丈夫です。お好きな所で作業して下さい。
(容量割り当てのことを考えると、/mntの下が良いとは思います。)

インストールが終わったら、
ipkg update
と打って、パッケージリストを取得し、インストール準備を行います。

NFSの導入に必要なパッケージが2つあるので、updateの完了後次の様に記述してインストールをしておきます。
ipkg install portmap
ipkg install e2fslibs

次回は、ようやくNFSのインストールと設定です。

続々・LinkStation(LS-XHL)にNFSサービスを立てるぜ(telnet編)

2010年08月15日 | LinkStation
つーことで、準備も終わったことですし、早速プチ改造を始めます。
先ずは、前回手を入れたファームの1.2でバージョンダウンを行います。
メーカー保障外の覚悟と自己責任の決意を固めた後、ポチっと実行してください。

・・・できました?
できたら、次はtelnetを有効化して、外部から操作可能な様にします。
本家、LinkStationのWikiではここになります。
前回の準備編で頭の方は実施済みですので、「How to get telnet working in 1.20」辺りから続けます。

1.コンソール(windowsならコマンドプロンプト)を起動し、acp_commander.jarを置いたフォルダに移動します。

2.以下のコマンドを実行します。
java -jar acp_commander.jar -t [LinkStationのIPアドレス] -ip [LinkStationのIPアドレス] -pw [Web管理画面の"admin"ユーザのパスワード] -s

3.しばらく待つと、コンソールに「root>」と表示されます。
 この状態で、root接続している状態ですので、以下のコマンドを順に実行して、前回shareフォルダに置いたtelnet関係のフォルダを上書きします。
cp /mnt/disk1/share/xhl/usr/local/sbin/telnetd /usr/local/sbin/
ln -s /usr/local/sbin/telnetd /usr/sbin/telnetd
cp /mnt/disk1/share/xhl/usr/local/sbin/sshd /usr/local/sbin
chmod 4555 /bin/su
echo "telnet stream tcp nowait root /usr/sbin/telnetd /usr/sbin/telnetd" >> /etc/inetd.conf
chmod 644 /etc/profile
reboot

※shareフォルダではない所に置いた方は、上記の「/mnt/disk1/share」を読み替えてください。

4.reboot完了まで待ちます。(LEDの点滅が点灯に変わるまでです)

5.telnetで接続します。接続に使用するユーザはWeb管理画面の"admin"ユーザです。
 (デフォルトはadmin/password)

6.adminでログインが出来たら、直ちに「su -」コマンドで、rootに切り替えます。

とりあえず今日はここまでー
セキュリティを気にされる方は、この後SSHも有効化して、telnetdは削除してしまう方が良いでしょう。
私は特に必要なかったのでやってません。wikiのどこかにあると思うので、やり方はご自身で探してくださーい

続・LinkStation(LS-XHL)にNFSサービスを立てるぜ(準備編)

2010年08月14日 | LinkStation
いきなりぶっちゃけますが、今からやるのは他の方のページで解説されていることの単なる焼き直しです。
他人の褌を4枚くらい重ね締め(?)してるだけなので、ヘビーなユーザの方は回れ右して後ろ足で砂かけてから立ち去ってください。うわなにをするやめr
ただ日本語で分かりやすく纏まってるとこもなく、2chでもスルーされたままみたいなので、誰かの役に立てれば幸いです。

とりあえず準備編。以下が必要になりますが、取り立てて大変なものは無いです。

1.zipとgzの解凍ができ、JREのセットアップされたPC(私はWindowsXP、JREのバージョンは1.5でした。)

2.最新のファームウェア

3.バージョン1.20のファームウェア(直リン) 

4.acp_commander 

5.ファーム1.10時代のtelnet関連ファイル
 
ダウンロード後、まず、2と3を解凍します。
次に3の解凍フォルダに以下の通り手を入れ、通常はできないバージョンダウンが出来るようにします。
・LSUpdater.exeを2から3にコピーします。
・LSUpdater.iniの[Flags]を以下の通り編集
 VersionCheck = 0
 NoFormatting = 1

あ、ちなみにバージョンダウン自体Buffalo的には「できない」ことになってますので、多分実行した時点から、メーカー保障対象外です。

4は、手元のPCの適当なフォルダに置いておくだけです。コマンドプロンプト等から使うので、短いフォルダ名のトコに置く方が使いやすいです。
5は解凍すると「xhl」というフォルダができるので、それをLinkStationの共有フォルダ(ここではデフォルトのshareを利用するものとします)にコピーしてください。

とりあえず準備はここまでー

LinkStation(LS-XHL)にNFSサービスを立てるぜ

2010年08月13日 | LinkStation
会社にあるESXiサーバのストレージが足りなくなり、別に購入していたLinkStation(LS-XHL)が使えねぇか?とのことでうにょうにょすることになりました。


で、ESXiはNFSだけをサポートするので、SMB共有しか持たないLinkStationはそのままは使えないことが分かったのですが、中身はLinuxなので何とかなりそう・・・と思ったのが間違いの始まり。
結構解決まで紆余曲折したので、同じことで悩んでいる人のため、これから何回かに分けて書き留めておきます。

初回の今回は、基本方針&お断りから...
1.日本語の情報だといきなり分解して内蔵HD取り出すところから始まる(そんでもって最終的にはLinuxサーバ化しちゃう)のばっかりですが、会社の備品にんなことできるはずもないので、ハードには手を付けない方針で進めます。

2.メーカーが推奨する使い方じゃないことは確かなので、あくまでも実施される場合は自己責任で行ってください。

3.これは私が試してうまくいっただけですので、動作を保障するものでもありません。(「体験者の感想です」ってやつです)

4.ファームのバージョンが1.20で固定されてしまうので、それ以後の追加機能やバグフィックスに対応できなくなります。

5.元々裏LANに設置するものとして設定してあるので、セキュリティ関係は全く考慮していません。

以上をご了承いただける方だけ読み進めてくらはい。