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diary-n

全て、冗談みたいなモノ。

『雫』 2020.11.9 someno kyoto 動画

2021-02-26 23:32:57 | ライブ
5年半も放置していたブログがまだ生きているとは。gooさんは優しい。

Youtubeに動画をあげてみたら、リンクの共有先リストの中にココが上がっていたので、
せっかくなのでどんな風に表示されるのか確認がてら投稿してみる事にした。



さて、だいたい1ヶ月後、3月25日(木)は木屋町someno kyotoで弾き語り。
そういえば今年は一度も演っていなかったので、これが初。また性懲りも無くリハビリからだ。
お店のサイトにはまだ情報が出ていないけれど、告知は禁じられていないから大丈夫だろう。

お待ちしております。

胸一杯に吸い込んだモノを空になるまで吐き出すコト

2015-06-14 02:57:34 | ライブ
まずは次回ライブの宣伝から。

2015.7.22(水)弾き語り @祗園 Silver Wings
 w / 鈴木スー(ヨコシマンズ) / dearyco / HIROCK / 柳聡明
 open 18:30、start 19:00、前売¥1,500、当日¥2,000(+1drink)

調べてみたが、なかなかバラエティーに富んでいる。
HIROCKさんとはMUSE HALLで、お互いバンドで共演した事があるようだ。
まぁもちろん俺の事は憶えてないだろうが。お楽しみに、だ。



水曜日。

つい先日「梅雨入りした」と聞いていたが、
午前中はカラッと晴れて気持ちが良く、ぼんやりと過ごす。

大阪でライブをするのが4年振りだからという事で、
特に気負うでもなく変に緊張するでもなく、
ただほんの少しテンションが上がってワクワクと京阪に乗り込む。
まるで遠足に行く子供みたいだが、
独りぼっちなのでこの気分を誰とも共有できずに持て余す。

伏見の住宅街の間を縫うようにしてクネクネと走る線路、
樟葉あたりで遠くに見えてくる小高い丘の上にギュッと敷き詰められた家々、
大阪市内に入った途端に大都会のそれへと変わる車窓からの景色のギャップ、
今まで殆ど使った事のなかった大阪環状線の古びてくすんだオレンジ色の車体、
とてもじゃないが儲かっているようには見えない店が無限に立ち並ぶ天神橋筋、
その物哀しさに輪をかけたような趣の狭い裏道の商店街、
天満天神という地名の由来と思われる割にはあまりに閑散とした大阪天満宮。

初めて来たのかと思えるくらいキョロキョロしながら長距離を歩き、
その道すがらの風景や空気を骨の髄まで味わい尽くして、
リハ後の散歩で体力を使い果たしたんじゃないかと疑わしくなって来た所で、
ラーメンマップアプリを参考に見つけた店に入ってエネルギーを補填する。

もはや何しに行ったのか分からないが、ココまではあくまでも前置きだ。



弾き語り @扇町 para-dice

リハを終え、長い散歩から戻って来たら、山添ヒロカズさんが
「お久しぶりです、憶えてますか?」と声をかけてくれた。
なんと彼は、7年振りに会う俺の事を憶えてくれていた。
驚きだったし、たまらなく嬉しかった。それだけで来て良かったと思えた。
主に7年前の事を話した。彼は、
「あの時出てた人達のライブに俺は打ちのめされて、暫く大阪を避けた」と言った。
そこには俺も含まれていたという。それは同時にハードルが上がっている事を意味した。

para-diceのシムラさんとヤスイさんが、
俺が提出した曲目表を見て二人して「いいね〜」などと言っていた。
なんと彼らは、4年振りに出る俺の曲を憶えてくれていた。
驚きだったし、もちろん嬉しかった。ここに祝福をもって迎えられた気がしたが、
それは同時にハードルが上がっている事を意味した。

共演者は皆すごかった。
漫画『BECK』(ハロルド作石)に出て来ていた台詞、
「ギターってのは、たった6本の弦を伝わって出て来る人間性なんだ」
コレが意味する所を身体全体で再確認させられた。
(ちなみに上の台詞を検索すると台湾出身のギタリストも引っかかって来る。
 どちらがオリジナルなのかは分からない。)

具体的に誰がどうと言ってしまう事が阿呆みたいに思えるのでやめるけれど、
例えば、作為的な曲の展開の上とはいえ、わっと声を大きくした時に、
あんな風に心に真っ直ぐ響いて揺さぶられるなんて事はなかなか無いし、
例えば、一曲目の前奏のたった2〜3小節で、ギターを勢い良く鳴らした時に、
あんな風にひと塊のまとまった音としてぶつかって来る事もなかなか無い。

こういうのは分かる人にだけ分かるようなモノじゃないと信じたい。
俺がココでしているような、蘊蓄タレて通ぶってるような奴だけじゃなく、
少しでも音楽が好きなら誰にでも体感できる衝撃的な経験なんだと。
これからもそんな音や歌に触れたいし、出せるようになりたいと思う。

俺自身も散歩疲れなんか微塵も感じる事無くしっかり演れた。
出演者もスタッフも皆が楽しんでいて、
ここ数年に無いくらい楽しい一日を過ごさせてもらった。

ただ…あんなに良いイベントだったのに、お客さんが合計1名だった。
何とも勿体ない話で、残念でならなかったし申し訳なかった。

最高に楽しくて孤独な夜

2014-08-21 23:57:34 | ライブ
久しぶりにライブ後の心境を書こうと思う。

2014.8.21 弾き語り@祇園 Silver Wings 6周年

タイトルに書いた通り本当に楽しくて、ヒシヒシと孤独を味わった夜だった。
どいつもこいつも片っ端から、それぞれ持っている何かを爆発させていた。
どのバンドもメンバー全員が楽しんでいたし、粗削りでも芯がある(そういうジャンルだ)し、
何処かで誰かが言うように、ロックンロールは生き方なんだと再確認させられた気がした。

特にモンスターロシモフ、観たのは4年ぶりだけれども、
楽器の腕もパフォーマンスの質も数段上がっていて圧倒された。
しかも10年も続けているという。驚きだ。拍手を送らずにはいられない。

ブッキングを組む時に、俺の出番を真ん中辺りにしようかとも考えてくれていたと聞いて、
それは色んな意味で有り難い事なんだけれども、
今回は一番最初で良かったと、助かったと思っている。
あんな勢いのあるバンド達に挟まれたら、俺は正直どうなるのか分かったもんじゃない。

昼過ぎくらいから始まった頭痛を中途半端にしか抑えてくれなかった薬。
声を長く伸ばした直後に最も高い波が襲って来て、その度に憤り、もう駄目かとも思った。
またしても後半で喉が言うことを聞かなくなったから余計に苦しかったし、
あからさまなミスも何度かやらかしたが、今回もどうにか最後まで演りとげた。

改めて、6周年を迎えられたSilver Wingsさん、おめでとうございます。
10周年の時にも呼んで貰えるようにしたいと思っています。
それに遠方から来てくれた方、テキサスから来たカンニバルパパイヤも含めて、
勿論近くからの方も。あの場に居た全ての方々に感謝を。

写真はロットンズ。リハ中に勝手に撮って勝手に載せさせて頂きました。
ベースの子が写ってないのが残念。
本当は本番のを載せるべきだったんだが楽しくて撮るのを忘れた。
多分彼らはこのブログ読まないと思うけど、もしここに気付いて、もし嫌だったら、
mail@web-n.info迄ご連絡ください。

多くを見て来た人の、言葉の重み

2013-06-26 11:55:46 | ライブ
ちょっとした巡り合わせで、いやまぁ単に誘いを断らなかっただけの事だが、
5月はライブを2本やった。同じ月に2本というのは久し振りだった。
それぞれ全く違った趣のブッキングで、とても興味深かった。
そして、それを組んでくれたブッキングマネージャーの話もまた、
どこかに書き残しておきたくなるような内容だった。

眉を剃り落としたコワモテ兄ちゃんが、温かなラブソングを歌いあげる。
爽やかそうな青年が、人の心の闇を暴き出すようなシュールな物語を紡ぐ。
現役京大生たちが、演奏においてもその優等生ぶりを見せ付ける…。

音楽をどれだけ長く続けていても、新鮮さというのは常にどこかにあり、
注意深く見てさえいればそれが尽きる事は無いから面白い。

「聴いたらあかんモン聴いてしもたみたいな、暗い音楽の方が沁みる。
変に洗練されてしまうよりは、粗削りでも独特なままでいて欲しい。」

これはきっと、根っからのロック好きだからこその意見だ。
個人的には激しく同意だが、残念ながらこの時代では少数派だろう。
この事は、彼が自信を持って勧めたい人ばかりをブッキングした日に限って、
あまり集客数を稼げないのだという悲しい現象に顕著に現れている。
我々の好みが現代の主流とズレているだけだという単純な話なんだろうか。

音楽好きにとってはポップすぎるモノがつまらなくなってしまいがちで、
同時に、現代のメディア環境は人々の耳を肥えさせまいとするかのような状態にある。
そのせいか世間は、安い現実逃避や手軽な癒しなど表面的なモノを求め、
心を揺さぶられたり突き刺されたり抉られたりするのを嫌がる傾向にあるようだ。
勿論、耳が肥えててもポップ作品やアイドルに寛容だったり、むしろ好きな人は多いし、
音楽に興味が無い人でもどんなきっかけで変わるかは分からないんだが。

「皆が見てるモノを皆と同じ視点で表現する人、違う視点で表現する人、
他の人があまり見てないモノを題材にする人、
そして、何をどんな視点で表現しているのか分からない人がいる。
○○さんは最後に入るが、世界観もさる事ながら演奏も本当に凄い。」

これは、とあるアーティストを説明するために使われた分類法だったが、
もの凄くスムーズに腹に落ちてきて納得いった。
どちらかと言うと説明そのものよりも分類法の方に。

音楽と言うよりは詞や歌に焦点を当てた話になるし、
ライブハウスでブッキングをやる人ならではの観点だとは思うけれど、
いろんな人の歌を聴き、また自分が歌って行く事を考える上で大切な事かもしれない。
詞や曲を書きなぐるだけじゃなく、書く動機や見る方向、
自分がどこに位置付けられるのかを考えた事があるかないかで、
その先の表現方法に違いが出て来るように思う。

では、俺はどこにいるのか。



次回のライブは、
2013.7.9(火) 弾き語り @祇園 Silver Wings
w / 杉本深友、わんぱく清水(THEわんぱく倶楽部)、伊香吉人
open 19:00、start 19:30、\1,500 +1drink
出番は3組目、20:50から。お待ちしております。

どのメーターの針を振り切らせるか。

2013-02-07 01:26:11 | ライブ

弾き語り @Silver Wings。

セットリストなんて物を記録していないから正確には分からないが、
おそらく半年振りくらいになる曲と、数年振りになる曲を演った。
両者共に上手く行くかどうかギリギリまで自信が無かったが、
安定的に、かつテンションを上げて歌えたと思う。

特に、数年振りの曲はもともとバンド向けの、テンポの速いリフ物で、
弾き語りでは今までにほんの数回しか演っていない。
バンドが2組、弾き語りが3組というブッキングだったので、
一人でも勢い負けしたくないという思いからあえて選んだのだが、
それが失敗に終わる事も無くホッとした。これからもちょくちょく演って行こうと思う。

途中、集中力がポキッと折られそうな出来事に何度か遭遇したが、
これも何とか持ち堪えられたんじゃないだろうか…。

それにしても、共演者たちが全員、ぶっ飛んでいた。
それぞれの、何かしらのメーターの針が振り切っている感じだ。
バンドも充分盛り上がっていたが、一人でもあんなに盛り上げられるものなのかと、
方向性として場を冷やしてしまう自分からしてみたら、感動的だった。
いやむしろ、あそこまで盛り上がる弾き語りは見た事が無い。

「俺は自由!」なんて、俺には素直でストレートすぎて赤面せずには歌えない。
「これが弾き語りじゃ!!」なんて、俺には自信がなさ過ぎて絶対に言えない。
だが、積み上げられたクオリティーに根付いた彼らのメッセージは、心に響いた。
自分には縁遠かった筈の「青春の風景」が、歌を聴いていて頭の中に広がった。

出演者の中で自分だけが浮いているような気がする事は昔からよくある。
だが今回はその感覚がいつも以上に強く、胸の辺りがムズムズした。
いつもなら、そのムズムズはリハや出番待ちの時に溜め込んで、
本番で一気に解放してスッキリするのだが、自分の出番はもう終わっている。
みんなこんなに場を沸かせているのに、俺の演奏は中途半端なんじゃないか、
インパクトも足りないし、自分のやりたい事が伝わってもいない…
なんて気がして来て、少し落ち込んでしまった。

ところが、
音楽の趣味が水と油くらい違うんじゃないかと思っていた、
そんな俺から見ても感動的で素晴らしい演奏をしていた共演者たちから、
そして面白すぎるイベントを組んでくれたブッキングマネージャーからも、
何とも温かい、お褒めの言葉を戴いた。
お店のオーナーさんは、にやりと笑みを浮かべて握手してくれた。
わざわざ遠くから来てくれたお客さんには「来て良かった」と言ってもらえた。

上がったり下がったり、気分の波が激しい一日だった。



さて次回は、半年振りのハコ。

2013.3.7(木)弾き語り @丸太町 ネガポジ
 w/ 薮原洋平、西洋彦
 open 18:00、start 19:00、前売¥1,200、当日¥1,500

精力つけて頑張ろう。