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Simulaitonで電子回路解析

Simulationを使用して電子回路について考察します。
主に電源回路

Simulationで簡単なDCDC回路を動作させます。

2014-09-23 08:49:33 | 日記

SIMetrix について、紹介します。

このソフトは、SPICE系のソフトです。

他のソフトに比べて、使用方法が簡単です。

Intro版は、ttp://www.simetrix.co.uk/site/demo.html からダウンロードできます。

Intro版は、いくつか制限がありますがDCDCの動作であれば問題なく使用できます。
回路図は制限がありません。これはとても便利です。
他のソフトでは、回路図の制限があるものもあります。

基本的な動作について

intro版をダウンロードして、ソフトを立ち上げてOKを押すとと図のようになります。

 



回路図を入力するには、図2のように 



Fileをクリックして Newschematic を選択すると回路図入力画面(図3)になります。



上のパーツ記号をクリックするとその部品が選択されます。

そのパーツを必要な箇所に置きクリックすると部品が置かれ、作図が完了です。

必要な、結線とGND,電源を置いて回路図を完成させます。


図4にDCDCの回路図を示します。



この回路は、入力電源(V3 12V) から 任意の電圧を出す簡単な電源です。

この回路の動作について説明します。

V3は入力電圧です。12Vです。

V2は制御電圧です。1.456Vにしました。

制御電圧(Vc)を1.456Vにした理由は

Vc=Vo/Vin×V1pp   となります。 V1pp=5V

Vc=3.3/12×5=1.375V

この値は効率が100%のときなので、効率を94%として

1.456Vにしました。

V1は鋸波です。0~5V swF=500kHz(任意)。

この電圧の0~5Vのぺpeak-peak値が先ほどのV1ppとなります。

U1はコンパレータ。V1の電圧とV2の電圧を比較してパルス幅を決めます。

S1はスイッチ。Onのとき10mΩ oFFのとき1MegΩに設定しました。

これも任意に決めれます。

D1はDiode (SBDを選定します。)ロームのRB160L-40(40V1A)。

L1はコイルも任意ですが、イニシャルコンディションで0Aにします。

C1は出力コンデンサ R2はコンデンサのESRを入れます。

R1は負荷抵抗です。

この回路は制御をかけていませんので、電源投入時にはリンギングを起こします。

波形を観測したい箇所にプローブを入れてます。

Vo、VINPの電圧とR1の電力です。

Simulationをさせるためには、設定が必要です。

① 回路図の上にあるSimulatorをクリックしChoose Analysisを選択します。

  Choose Analyysisの画面の右側のAnalysisi Modeの Transientにチェックを入れ

 Transientに必要なparameterを入力します。

 Stop time  や Advanced Optionsなど。

 必要な項目を入力したら Choose Analysis の右下のRunを押します。

以上のようにSimulationができました。

 

 






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