あいつらは、国民の健康より、自分たちの金儲けを優先したと言っていいでしょう。
2型糖尿病ならまだしも、1型糖尿病患者なら、インスリン注射が絶対必要なもの。だが、日本でインスリンの自宅注射が認められたのは1981年になってから。欧米では20年ほど前から当たり前のようにやっているというのに、日本ではそれは健康保険不適用の違法行為であった。
理由は、日本糖尿病学会が反対したから。病院以外での注射を認めたら儲けが減る、と考えたのでしょう。また、厚生省も学会から要請があったものだけを公認していたので、日本糖尿病学会が反対するインスリン自己注射は、いつまでたっても認められなかった。
だから当時の1型糖尿病患者は、ほとんどが亡くなってしまったでしょうね。患者の家族が10万人の署名を集めて厚生省に陳情に行ったりしたのですが、学会からの要請がないのでダメでした。結局、日本糖尿病学会は最後までやらなかったので、日本内分泌学会が代わりにそれを行い1981年になってようやくインスリン自己注射が公認されました。