逝きし母へ 2020年09月20日 | うた 癌に痩せる母は笑いき病室の窓にカナブン今朝訪れしと にんげんは関係性の獣ゆえ見知らぬ表情(かお)への変化恐るる 清拭が終わりましたその顔は眠つているかのように眠りき 真白き手に数珠通し死装束「お綺麗な方」と納棺師言う 死は永遠(とわ)の眠りというが 息を飲む薄化粧の頬その冷たさに 荼毘終わり骨だけの母は母でなく好き記憶のみ吾に残れり #短歌 « 爪を切る | TOP |
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