デートDV防止ひろしま の ブログ

デートDV防止ひろしまのメンバーが綴る メッセージ
自分も相手も大切にして、互いに尊重し合う関係を築くために

境界線

2014-06-01 18:23:12 | メンバーズ コラム
 毎日、たくさんのニュースが続々と届くので コメントしたいと思いながら追いつかないです。

 もう1週間くらい前になるのかもしれませんが、アイドルグループの握手会での事件を報道する新聞記事に、あるグループでは「ハグ会」も行われていたとあり、ビックリしました!

 どんな状況でハグ会が実施されていたのかわからないので、それがいけないとか、私が言うことではないのですが…
 私が思い描く、ハグする相手といったら、シャイな日本人では、パートナーとか家族とか、せいぜい仲のいい友だちとか、そこそこ近しい関係に限られると思い、「ハグ」という身体的距離の近さ(?)にびっくりしたのです。

人間関係の中で、大切にしたい「境界線」という感覚。
 ・どこまで私の体に近づくか、触れるかという「身体的境界線」
 ・自分の考えや意見を持つ自由を与える「精神的境界線」
 ・自分の感情に対処して、他人の操作的な感情から自由になる「感情的境界線」

  いつもいつも、誰かの顔色を見て言いなりになるのではなく、自分の気持ち、感覚をしっかり感じとれるように、境界線を意識する。

 あいまいにされ、日常生活の中で侵害されがちだけれど、自分自身の身を守るために、そして心地よい関係作りのために、境界線を知ることはとても大切だと思う。
 
 ・自分の体は自分のもの、
 ・相手との距離は自分で決められること、
 ・人の境界線も尊重すべきであること
 (自分が思う距離感と相手が思う距離感が一致しないときもあり、そうしたときは遠い距離感が尊重されるということ)
など、自分自身意識して大切にしていきたいし、子どもたちや、周りの人たちに伝えていきたいと思う。