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赤字ちゃん本舗

2007-06-09 | 事業再生・M&A
まずは日経記事。そのあとで簡単なコメント。
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セブン&アイ、赤ちゃん本舗を買収へ・共同で商品開発

 セブン&アイ・ホールディングスは7日、子供用品専門店2位の赤ちゃん本舗
(大阪市、小原宏社長)を買収する方針を固めた。
発行済み株式の過半を約20億円で取得し、同社の経営再建を支援する。
セブン&アイは有力専門店を傘下に収め、自社のショッピングセンター
(SC)の主力テナントに活用。子供用品の共同開発も進める。

 両社は近く資本・業務提携の基本合意書を交わす見通し。セブン&アイは赤ちゃん
本舗に代表者を派遣。グループで持つ情報システムや物流など小売業運営のインフラを
提供する。

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で、日経記事の続きを見ますと、赤ちゃん本舗は少子高齢化やドラッグストアなど
との競合の影響により06年12月期は営業赤字であったと。

玩具小売の日本トイザらスも2期連続で最終赤字でしたし。


小売の中でもやはり幼児向け専門店が真っ先に影響を受けてしまうのでしょうか。

こういう風に、ショッピングモールに入っている専門店が徐々に、
セブンアンドアイやイオンに買収されていくのでしょうか。
だとすると、業界再編はまだ始まったばかりかも知れませんね。


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1 コメント

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ちょっと変な記事でしたね (温故知新)
2007-06-10 03:11:08
赤ちゃん本舗の買収記事、「少子化で赤字」というのも変な話ですよね。株式公開されているわけではないので想像の範囲ですが、一番痛かったのは卸売業から小売業への転換を余儀なくされたことで、店舗コスト(消防法の対応なども含む)の変化だったのではないでしょうか。以前は、火事になったら全員が焼け死ぬような倉庫で営業していましたからねえ。

それにしても7&I。まあ、色々と買うのはいいのですが、ショッピングモールにセブンイレブンでのフライドチキン。なんだか業界リーダーで、みんなが7&Iの戦略をまねするのではなく、7&Iがみんなの真似をし出したところにこの会社のふかーい病巣をみるのですが、どんなもんですかね。
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