いやぁ、昨日は閲覧者数1,500名さま超となりまして新記録更新!
ありがとうございました。もう当分ないでしょう。
あの「クリスタル」記事のタイトルがウケたようですが、
今後は中身の充実に努めます。
と、舌先の乾かぬうちに、また中身の無いネタをご提供。
NECがユニークな中間決算を発表しました。
米国基準での開示が間に合わなくなったので、
急遽日本基準にて中間決算を開示。
さながら会計版「珍プレー」のようです。
記念として記事にしておきましょう。
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毎日新聞■NEC中間決算:最終損益は74億円の赤字に■
NECが21日発表した06年9月中間連結決算は、携帯端末事業などが不振で、
営業利益は61億円にとどまり、最終(当期)損益は74億円の赤字となった。
ただ今回の中間決算では従来の米国会計基準に沿った決算処理が
間に合わなかったことから、日本の会計基準を採用しており、
前年同期との単純比較はできない。
前年同期の決算を日本基準で計算し直すと、
今回の営業利益は前年同期比22.5%増で、
最終損益の赤字幅は前年の14億円から拡大した。
同社は米ナスダック市場にも上場しており、
これまで米基準にそった決算処理をしていた。
しかし、米国内での監査法人による監査が厳しくなり、
NECは06年3月期決算で、担当の監査法人からIT(情報技術)関連で
膨大な追加資料を求められて現在も作業中。
このため、米国基準での中間決算作成が間に合わなかった。
今後は、米国での決算は米国基準、日本での決算は日本基準と2本立てにする。
一方、不振の携帯事業は通期でも前年度並みの500億円の赤字を見込む。
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(極めて簡単なコメント)
・ 中間期ながら、2兆円売って、営業利益わずか61億円、前年も50億円と辛うじて
マイナスを免れていますが・・・・、まっ、巧くコントロールしたと、としておきましょうか。
・ しかし、これまで米国基準で業績予想のスプレッドシートを作っていたアナリストさんに
とっては、とんだ災難ですね。ご苦労様です。
・ なお、日米会計基準の違いを学習されたい方にとっては、
今回のケースは格好の教材になると思います。
当社による補足資料(p.21以降)などをご参照下さい。
http://www.nec.co.jp/ir/ja/pdf/061121/pdf/20061121jpn.pdf
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