サリンジャー氏のゴールデンスランバー

お疲れ様です。
休日なのでエンタメ系雑感を。



「ライ麦畑でつかまえて」で世界的に知られる米作家Ｊ・Ｄ・サリンジャー氏が
米時間２７日、米ニューハンプシャー州の自宅で老衰のため９１歳で亡くなったとのこと。


「ライ麦畑」は偽善に満ちた大人社会を描き出し、若者の強い支持を集めましたが
１９８０年に元ビートルズのジョン・レノン氏を殺害したマーク・チャップマン服役囚が
犯行時に所持していたことは余りに有名な話です。


年明けから容体が急に衰弱し、２７日には痛みもなく「静かに亡くなった」と
いうことでして、ビートルズ風に言いますと
これこそ「ゴ―ルデンスランバー」（黄金の眠り）ではないでしょうか。


Golden Slumbers





そして・・・・・ゴールデンスランバーと言えば、
同名小説の映画版が封切となりました。
私も原作は読みました。映画はまだ観ておりませんがまずまずの評価のようですね。

ゴールデンスランバー 伊坂 幸太郎 新潮社

この物語は・・・・・
仙台での凱旋パレード中、突如爆発が起こり、新首相が死亡した。
同じ頃、元宅配ドライバーの青柳は、旧友に「大きな謀略に巻き込まれているから逃げろ」
と促される。折しも現れた警官は、あっさりと拳銃を発砲した。
どうやら、首相暗殺犯の濡れ衣を着せられているようだ。
この巨大な陰謀から、果たして逃げ切ることはできるのか？

・・・・と仙台市内の２日間にわたる緊迫の逃亡劇。


でも、ちょっと待って下さい。
「ライ麦畑でつかまえて」では主人公は退学となり寮を飛び出し、
実家に帰るまでニューヨークを彷徨する3日間の話。

ビートルズ関連ということで引き合いに出した２つの物語でしたが、
何やら不思議なつながりを感じずにはいられません。

ついでに言えば、伊坂氏のこの大作はサリンジャー風にいうと「仙台市内でつかまえて」
ということになるのでしょうか。




最後にどうでいいことですが、
私は作者の伊坂氏と同じ高校出身であることがわかりまして、
何だか誇らしい気分です。
そんな私がもし小説を書くとしたら題名は、
「オクトパス・ガーデン」ってとこですかね。
主人公がタコ焼き屋の主人。
映画化したらリンゴ・スターにも出演してもらいたいです。


THE BEATLES-Octopus Garden



それではまた。



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