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会計士兼アナリストによる屈指の歴史だけがウリの会計・財務・株式・金融ブログ。異常な経済金融環境を一刀両断!できるかな?

プリヴェ・チューリッヒの人材募集広告などに思う PART4

2006-11-13 | 事業再生・M&A
12日の日経新聞に、系列の証券会社の募集広告が掲載されておりました。
もちろん、年収付きです。

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■プリヴェ証券

① 株式トレーダーアシスタント  年収1,000万円以上
② ファンドセールス         年収1,500万円以上
③ シニアナリスト          年収3,000万円以上
④ アナリスト             年収2,000万円以上
⑤ 経理/税理士・簿記一級 優遇 年収1,000万円以上
⑥ 役員秘書(28歳まで)      年収  800万円以上
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プリヴェ証券は親会社・プリヴェ企業投資ホールディングス傘下の連結子会社。
11月10日に中間決算を発表していたので短信を見てみましたところ・・・・・。
 http://www.prv-inv.com/ir/pdf/2006_11_10_01.pdf

中間連結営業利益は▲120百万円と赤字。
セグメント別利益を見ますと、各事業セグメントではそれぞれ営業黒字となっているのですが、
本部経費が半期で▲952百万円と重く、これが大きく足を引っ張っております。(短信p.33)

事実上、投資ファンドですので、通期の業績予想を公表しておりませんので何ともいえませんが、
万が一、通期でも連結営業赤字っていうのは避けるべきでしょう。
私が株主ならばまずもって、これまで募集した高年収職員の賃下げを要求しますけどね。
当社グループの高年収ぶりは、上場企業中でも突出しておりますから。


と、限られた情報の中で考えますと、
台所事情を無視した感があり、しかも年収付きという異例の人材募集広告。
今後もう見れないのかも・・・・・・知れません。

(私個人としては、またツッコミを入れたいので次回も期待しますけどね)

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