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ダンボールのいろいろ

面白ろ不思議なダンボールの世界へ!!

ダンボールと新幹線のコラボ

2023年08月25日 | ダンボール
2023年7月19日より、応援購入サービスサイト「Makuake」にて、
東海道新幹線N700系typeAの廃材と、
強化ダンボール製品がコラボをした
アップサイクル家具の販売が始まっています。

家具に使用されている廃材は、窓と座席シート、
シートの頭部にかけられているモタレという布です。

そこに組み合わされているのが、
「マッスルカードボード」という名前の
強化ダンボールです。
力強い筋肉を連想させる名称どおり、
軽いのに耐久力が高いダンボールとして、
世界中で使用されているそうです。

この2つの異なる素材を組み合わせて作られたのが、
テーブルとスツール、そしてコースターです。
なお、モタレは加工なしで、テーブルランナーとして
テーブルに付属します。

テーブルの天板には、ポリカーボネートと呼ばれる
樹脂による窓が使われます。
窓の厚みは、1.7cmほどもあるので、
かなり頑丈だといえます。

スツールのクッション部分に使用されているのは、
座席シートのモケット生地です。
大勢が使用することを前提に作られた生地の特徴は、
摩擦に強く、かつ触り心地が良いことです。

自分で組み立てる家具ですが、
作り方が写真付きで掲載されているので、
不安はないと思います。

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ダンボールクラフトに見る元国鉄職員の本気

2023年07月20日 | ダンボール
ダンボールで作られているのに、
ダンボールでできているとは思えない
作品を目にする機会が増えてきました。

造形に正解のない世界のなかで、
どの角度を活かすか? という点は、
共通のテーマなのかもしれません。

私自身は学校の美術の授業以降、
モノづくりから遠ざかっているのですが、
それでも、誰かが作ったものを見るのは、
今でも好きです。

それで、先日、
島根県出雲市多伎町で開かれている
とある作品展のニュースを見かけたのです。

作品を手がけているのは
原禎幸さん(68)という方で、
元国有鉄道の運転士を務められていた方です。

ダンボールクラフトで電車を作ること自体は
珍しくないのですが、
ダンボールのライナー(板部分)ではなく、
中しんの波板部分で、
面を表現しているところが斬新なのです。

しかも車輛だけでなく、ジオラマのように、
線路やバラスト(砂利)、橋脚、駅舎、トンネルなども
同様の技法で制作されています。

原さんが運転士として電車に乗っていた頃、
現役だった車輛や線路も、
運行が終了したり、廃線となってしまったりした線路もあるため、
作品全体に、どこかノスタルジックな空気が漂っています。

今後も、山陰鉄道をメインに、制作を続けられるとのことです。


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ダンボールでシムシティ

2023年06月19日 | ダンボール
約3年ぶりに、制限のない夏休みがやってきます。

少し早いような気もしますが、
自由研究のテーマについての講座なども
開催されているようです。

今回ご紹介したいのは、2023年8月18日に開催される、
STEAMプログラム
「23a404 自分たちで創る明るい未来都市!
~大学生とつくるダンボールシムシティ~」です。

開催される場所は、芝浦工業大学の大宮キャンパス
(さいたま市見沼区)です。
開催日は、先に記述したとおり、
2023年8月18日(金)です。
時間は、13:30~15:30で、
参加対象は、小学1年生から6年生までとなっています。

受講料が3,500円かかりますが、
大学のキャンパスに入る機会はめったにないので、
行ける! という方は、7月19日(水)の締切日までに
申込を済ませてしまいましょう。

参加者は抽選で30名と限られているので、
申込んで、当たった方はラッキーだと思います。

講座のスケジュールを見るだけでも、
どんな街ができあがるのか、
ワクワクする内容となっています。

シムシティというゲームがありますが、
実際に自分の手で動かしながら街づくりをしてみると、
自分が住んでいる場所の景色も、
変わって見えるのかもしれませんね。


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有名なあの企業のダンボールについて

2023年05月25日 | ダンボール
ECサイト(イーコマース・電子商取引サイト)といえば、
Yahoo! ショッピングや楽天市場、Amazonなどを
連想すると思います。

なかでも、特徴的な企業ロゴが入った
Amazonのダンボール箱を見ない日はないといっても
良いのではないでしょうか。

そして、数あるECサイトの中でも、
多様な商品のサイズにマッチしたダンボールが揃っているのも、
Amazonだけではないかと思います。

さらに、世間には「Amazon箱コレクター」も
いらっしゃるようです。
現在もコレクターでいらっしゃるかは不明なのですが、
収集されているブログ記事などは、
まだ閲覧できるようになっています。

斎藤公輔さんという方で、
2016年の時点で77点ものAmazonのダンボール箱を収集されていました。

収集のきっかけとなったのは、
箱に印字されている型番の発見にありました。

XM01、XM02、XM04、XM06などと印字された箱が手元にあったなら、
抜けている数字が印字された箱もあるのではないかと
考えた結果、収集がはじまったのだそうです。

現在のダンボールが何代目かはわかりませんが、
次にAmazonを利用することがあったら、
型番に注目してみようと思います。

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ダンボール…じゃなかったよ

2023年02月22日 | ダンボール
ここ数年で、たびたび話題にのぼっている車があります。

それは、ドイツ民主共和国にあった
VEBザクセンリンク社が生産にあたっていた
「トラバント」という小型乗用車です。

会社がなくなったことで生産は終了しているものの、
「トラビ」という愛称がつけられたこの車は、
今でもドイツの公道を走っているそうです。

なぜ、この車が注目されているのか?

それは、この車にまつわる逸話が、
哀愁漂うものばかりだから…ではないかと思うのです。

中でも有名なのは、
「そのボディは、ダンボールでできている」
というもの。

現在でこそ、強化ダンボールを採用した車が
リリースされたという話題は肯定的にとらえられますが、
販売されていた1957年から1990年は、
ドイツが東西に分断されていた時代にも重なっています。

東ドイツは資源に恵まれていなかったこともあって、
車のボディを作るために使用されていた素材は、
熱可塑性樹脂という、
フェノール樹脂と木綿を積層構造にしたものでした。

曲線の表現と塗装は、車にとって重要なポイントのはずですが、
熱可塑性樹脂は、両方不得意なのだそうです。

また、工業力の不足により、納車には10~15年を要したとも…
なんともいえないエピソードですよね。


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