【魔道具】

【魔道具】
　　『魔道師』と呼ばれる者が、自分の能力を武具に込めた物
　　　魔道師の技術なしでは、自由に作ることが困難


　武具
　義眼「紅魔眼」
　紅い瞳。　つけた者の魔力を増幅させる効果がある。
　ただ魔力を増幅させるだけでなく、時間を経てどんどん魔力が増え、
　身につけた者の身体が、大きくなりすぎた魔力に耐え切れなくなった時、
　身につけた者の身体を消滅させてしまう諸刃の義眼


　眼帯「緑色の眼帯」
　イーズがワンアイの為に作った緑色の眼帯。
　イーズ本人が意図しない所で、魔力が放出される事を止める効果を
　持っている眼帯。「魔眼」の魔力増幅効果も抑える事ができる


　ローブ「いえろーろーぶ」
　ルティがいつも着ている服で、
　着ている者の消費した魔力を回復する黄色い服。


　妖刀「黒鷹」
　黒い刃の短刀（刀身は30cm程）
　刃はあるが何も斬る事が出来ない刀・・・だが、
　どんな武器を用いたとしても「黒鷹」の刃を絶つ事は出来ない。
　鞘に小さく「花冠」と刻まれている。


　双槍「双紅蓮槍」
　両方の先端に槍頭が付けられた双槍
　魔力の込め方によって、形状も変化させる事ができ
　魔力の込め方と能力の込め方は似ている為、
　この槍を戦闘で使いこなせる様に練習すれば、
　自然に、魔道師の技術も上がる魔道具
　魔道師を目指す者にとっては眉唾物。

　　アスカは、「フレイピア」と呼んでいるが、
　　本当の名前は、双紅蓮槍<<そうぐれんそう>>


　錫杖「月極」
　頭部に月形で四つの環がかけてある、錫杖。

　　霊刀「蒼月」
　　錫杖「月極」のもう一つの姿。　刀身が蒼く輝き細身の剣。
　　刀身の余るほどの蒼さと刀身から放たれる異様な殺気の様なもので
　　所持者の敵となったモノは全ての行動が一歩出遅れてしまう程。
　　なお、ルティが能力を込めたのは鞘にあたる錫杖「月極」で剣自身には何もしていない。

　大鎌「太陰鎌」
　三日月型の刃をした大鎌。


　耳飾り「テレパシホン」
　イーズが見習い魔道師になって初めて作った魔道具
　アスカが用意した１０個のイヤリングの内、７個もの
　イヤリングを魔道具にしたのだが、イーズ本人は今一
　自分がやった偉業には気づいてはいない。

　魔道具の効果は、イーズが持つテレパシー能力とは少し違い
　使用できる条件下は『姿かたちは問わない』と緩和されているが、
　『イヤリングを持った者同士』『一対一』でしか会話ができず、
　使える範囲も離れ過ぎると通話ができなくなってしまう。
　命名者は火の魔王『アスカ』


　懐中時計「銀の懐中時計」。
　ワンアイ（ゼロ）がバイゾルの魔道具屋で買った懐中時計に能力を込めた物
　時計を保護する為に上蓋取り付けられているハンターケース型の懐中時計。
　ワンアイ（ゼロ）自身、魔道師としての技術は無く、ただ単に
　『ゼロが何らかの能力を込めた』だけなので本人もどんな能力が入っているかわからない
　少し危険な魔道具。

　一度壊れて能力を失ったが、バイゾルの魔道具屋の店長（ゴブリン）が
　わざわざ見習い魔道師の為に能力を再び込められ様にと直したモノ。
　ただ時計としての機能は失っており針も動かず、中を見ると文字盤の『１２』の所に傷が付いている。


　輪「狂輪」
　製作者不明。　奇妙な形をした輪。
　

　短剣「ペイン・Ｔ・ナイフ」
　アウルアイが所持する魔刃型のスティレット。
　他の武器とは違い、通常時は刃は無く、投げた後もしくは投げる直前に周囲の魔力を吸収し刃を作る。
　魔力だけで無く、周囲にある魔道具に反応し、その魔道具が持つ属性の力を借りて
　刃に特殊な力を付加させることができる。（火なら爆発、水なら凍結など）
　

　眼鏡「赤い眼鏡」
　アウルアイが普段かけている眼鏡とは違う、予備の赤いフレームの眼鏡。
　聖都の雑貨屋などで売られている眼鏡で、少しだけ火の力が宿っている。
　しかし、少しのやけどを防ぐ位の力しか無く、戦闘では普通、役には立たない。


　その他
　「スティックリリー」
　先端に炎を点すと、パチパチッっとした音と共に火花が飛び散る小さな筒
　役目を終え残った筒は時間が経つと土に返る、使いきりタイプの魔道具

　「ブラストリリー」
　特殊な魔道球を炎の力で打ち上げ、空中で破裂させる為の筒（魔道具）
　元は戦闘に用いられていたものだがアスカが改造した模様
　ブラストリリーとは『筒』の事を指し、スティックリリーとは違い
　何度でも使用できるが、ブラストリリーに使う特殊な魔道球は
　『種』と呼ばれ、一度使うと空気中の魔力に返ってしまう


　金属「ブラックメタル」
　正しくは魔道具では無く金属。　ただの金属では無く
　別名”生ける魔金属”と呼ばれ、これ単体で修復機能、可変機能が備わっている。
　大昔に乱獲され、今は入手困難。　闇市場（ブラックマーケット）でも
　一年に一度、出れば運がいい代物である。
　他の金属より強度も高く、加工しやすいのだが唯一
　金属の中にある小さな”コア”と呼ばれている部分を
　破壊されると形が維持できなくなってしまう特徴がある。