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完全二世帯同居は介護には向かないと言うお話。 二世帯同居が大変なのは言うまで...
完全二世帯同居は介護には向かないと言うお話。 二世帯同居が大変なのは言うまでもないのですが、完全二世帯同居であれば、プライバシーも保てて良いと誤解している人が多いと思います。 当然そういうことはないです。プライバシーが保てるかどうかは、むしろ同居する義父母や息子夫婦の性格によるんです。 しかしもっと深刻なのは、親の介護が発生した場合です。 日本の介護保険では、若い人(若くなくても家事がちゃんとできる人)が同居している場合、介護保険による生活支援は受けられないのは普通です。つまりヘルパーを介護保険で使えないのです(私費ならば使えます)医療支援は使えるのですが、ヘルパーが使えない事はかなり大きな影響があります。同居している子世代には、特に奥さんには相当の負担になるでしょう。専業主婦であっても子育て中だと、親の支援まで重なると大変ですし、現在はほとんどの方が仕事をしているでしょうから、負担は相当重いです。 自治体によっては子供が仕事をしている場合は、生活支援を受けられるケースもありますが、もし別居であれば、問題なく受けられるケースがほとんどです。私は実家の母も介護していますが、こちらは独居ですので、ヘルパーを頼んで色々助かっています。 もう一つの問題は、介護する側の連携です。重度の介護になると、介護者が1人では回りません。夜の付き添いが必要となれば泊まり込みです。つまり同居以外の親族が親の家に出入りする事になります。実際にやってみると、同居でこれをやると、手伝いの人が来ても、同じ家で介護をしていますから、家族は休まりません。 完全二世帯同居ならよいかというと、まだましではあるのですが、やはり問題は大きいです。 複数の人(特に親族)が介護に参加すると、介護者同士の連携が重要になります。しかしこれは嫁と夫の兄弟という関係、もしくは、実の兄弟関係と言うことになりますが、ご多分に漏れず、トラブルが起こる要素はたくさんあります。日頃から関係がよく、同じ方向を向いて一致団結できればいいですが、そんな奇跡的なことができるのは希ですから、多くは色々火種を抱えつつ、あまり表に出さずになんとか穏便にやっていく方法を考えるしかありません。 親を独居として、親族がそれぞれの家からそこに通うという方法であれば、例えば介護者同士の負担割合で問題が起きても、介護にいかないと言う選択肢によって調整ができます。介護者同士が顔を合わすことも最低限度で済みますから、関わりを減らすことでトラブルをやらすこともできます。トラブルは関わりが増えるほど起こりやすくなるからです。 ところが完全二世帯同居だと、結局私の家に親族が来ることに代わりはないので、やはり影響はあるんです。さらに兄弟に理性がないと、同居している兄弟の生活に立ち入ってきます。これは別居での介護だと、だいぶ起こりにくい現象なのですが、完全二世帯同居ぐらいでは、結構簡単に起こります。 でも、ヘルパーが私費しか使えない以上、どうしても親族の協力を仰ぐ必要があり、この修羅場が避けられないのです。 もし、口出しする親族が五月蠅いと思っても、自分の家なので出て行けない。出て行くと言うことは生活をひっくり返すような大きな問題です。つまり同居している子世代に逃げ場はないのです。 介護を本当に考えるなら、ぎりぎりまで自宅介護したいと思うなら、絶対に同居はしてはいけないと思います。介護離職して、親と共倒れしたいなら別ですが、自分の生活を大切にして、且つ親も面倒見ようという事を望むならば、近くの別居です。(まあ現実的に言いますと、飛行機で行かないと会えないほど遠くなければ、離れて別居でも同じです。様子見に行くのに疲れない程度の距離ならよいのです) 例え同居でも、必ず一緒にいられるわけではないので、もしもの時にその場にいられる保証はありません。それよりももしもの時に連携の取れる公的な援助をしっかり構築しておけば、同居していなくても措置は執れます。むしろこうしたシステムをしっかり作って、すぐに公的な支援しに結びつけるように準備しておく方が重要です。 結局やってみて、二世帯同居はどう言う形でもメリットはないと思いました。そもそもよく言われる嫁姑問題やら、足繁く通ってくる小姑との問題とか、そういうのが普通に起こりますし、介護においてもデメリットが多い。積極的に親の面倒を見ようという人こそ、別居を勧めたいです。どう思いますか?(続きを読む)
ちょっと気になる介護、豆知識
解決できる場合には解決する方法をご本人に明らかにして入浴に誘ってみます。
ご本人が面倒だったり、
疲れていてどうしても気分が乗らない時には、
清拭させて頂いたり別の方法を提案します。
その際にもご本人の嫌だという気持ちに寄り添いながら、
清潔にするよう促していくことが望ましいです。
#介護 の相談⇒http://bit.ly/2cA0mK4
介護、どんな注意点があるか基本的な事を知っておきましょう。
⇒ 介護の相談 /介護のまめ知識 へ
完全二世帯同居は介護には向かないと言うお話。 二世帯同居が大変なのは言うまで...
完全二世帯同居は介護には向かないと言うお話。 二世帯同居が大変なのは言うまでもないのですが、完全二世帯同居であれば、プライバシーも保てて良いと誤解している人が多いと思います。 当然そういうことはないです。プライバシーが保てるかどうかは、むしろ同居する義父母や息子夫婦の性格によるんです。 しかしもっと深刻なのは、親の介護が発生した場合です。 日本の介護保険では、若い人(若くなくても家事がちゃんとできる人)が同居している場合、介護保険による生活支援は受けられないのは普通です。つまりヘルパーを介護保険で使えないのです(私費ならば使えます)医療支援は使えるのですが、ヘルパーが使えない事はかなり大きな影響があります。同居している子世代には、特に奥さんには相当の負担になるでしょう。専業主婦であっても子育て中だと、親の支援まで重なると大変ですし、現在はほとんどの方が仕事をしているでしょうから、負担は相当重いです。 自治体によっては子供が仕事をしている場合は、生活支援を受けられるケースもありますが、もし別居であれば、問題なく受けられるケースがほとんどです。私は実家の母も介護していますが、こちらは独居ですので、ヘルパーを頼んで色々助かっています。 もう一つの問題は、介護する側の連携です。重度の介護になると、介護者が1人では回りません。夜の付き添いが必要となれば泊まり込みです。つまり同居以外の親族が親の家に出入りする事になります。実際にやってみると、同居でこれをやると、手伝いの人が来ても、同じ家で介護をしていますから、家族は休まりません。 完全二世帯同居ならよいかというと、まだましではあるのですが、やはり問題は大きいです。 複数の人(特に親族)が介護に参加すると、介護者同士の連携が重要になります。しかしこれは嫁と夫の兄弟という関係、もしくは、実の兄弟関係と言うことになりますが、ご多分に漏れず、トラブルが起こる要素はたくさんあります。日頃から関係がよく、同じ方向を向いて一致団結できればいいですが、そんな奇跡的なことができるのは希ですから、多くは色々火種を抱えつつ、あまり表に出さずになんとか穏便にやっていく方法を考えるしかありません。 親を独居として、親族がそれぞれの家からそこに通うという方法であれば、例えば介護者同士の負担割合で問題が起きても、介護にいかないと言う選択肢によって調整ができます。介護者同士が顔を合わすことも最低限度で済みますから、関わりを減らすことでトラブルをやらすこともできます。トラブルは関わりが増えるほど起こりやすくなるからです。 ところが完全二世帯同居だと、結局私の家に親族が来ることに代わりはないので、やはり影響はあるんです。さらに兄弟に理性がないと、同居している兄弟の生活に立ち入ってきます。これは別居での介護だと、だいぶ起こりにくい現象なのですが、完全二世帯同居ぐらいでは、結構簡単に起こります。 でも、ヘルパーが私費しか使えない以上、どうしても親族の協力を仰ぐ必要があり、この修羅場が避けられないのです。 もし、口出しする親族が五月蠅いと思っても、自分の家なので出て行けない。出て行くと言うことは生活をひっくり返すような大きな問題です。つまり同居している子世代に逃げ場はないのです。 介護を本当に考えるなら、ぎりぎりまで自宅介護したいと思うなら、絶対に同居はしてはいけないと思います。介護離職して、親と共倒れしたいなら別ですが、自分の生活を大切にして、且つ親も面倒見ようという事を望むならば、近くの別居です。(まあ現実的に言いますと、飛行機で行かないと会えないほど遠くなければ、離れて別居でも同じです。様子見に行くのに疲れない程度の距離ならよいのです) 例え同居でも、必ず一緒にいられるわけではないので、もしもの時にその場にいられる保証はありません。それよりももしもの時に連携の取れる公的な援助をしっかり構築しておけば、同居していなくても措置は執れます。むしろこうしたシステムをしっかり作って、すぐに公的な支援しに結びつけるように準備しておく方が重要です。 結局やってみて、二世帯同居はどう言う形でもメリットはないと思いました。そもそもよく言われる嫁姑問題やら、足繁く通ってくる小姑との問題とか、そういうのが普通に起こりますし、介護においてもデメリットが多い。積極的に親の面倒を見ようという人こそ、別居を勧めたいです。どう思いますか?(続きを読む)
ちょっと気になる介護、豆知識
解決できる場合には解決する方法をご本人に明らかにして入浴に誘ってみます。
ご本人が面倒だったり、
疲れていてどうしても気分が乗らない時には、
清拭させて頂いたり別の方法を提案します。
その際にもご本人の嫌だという気持ちに寄り添いながら、
清潔にするよう促していくことが望ましいです。
#介護 の相談⇒http://bit.ly/2cA0mK4
介護、どんな注意点があるか基本的な事を知っておきましょう。
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