HONDA撤退に思う

ホンダ撤退　「鈴鹿の誇りが…」　Ｆ１ライバル、トヨタも絶句- Yahoo!ニュース

突然のニュースでした。
まさか、来シーズン鈴鹿にF1が戻ってくる前に撤退とは信じられない気持ちです。
第２期の時は、復帰に含みを持たせて「休止」という言い方をしていたように記憶していますが、今回はそんな感じではなさそうですね。

思えば、私がF1を見始めた頃は、ホンダが最強のエンジンサプライヤーとして君臨していました。
免許を取ったのが1988年、マクラーレン・ホンダが16戦15勝というとてつもないことをやらかした年です。
あの頃の若者は、シビックやCR-Xに憧れましたねぇ。
とは言っても中古車でも高嶺の花で、学生にはとても買えるものではありませんでしたが・・・

F1が始まってから60年近く、最近は市販車にその技術をフィードバックする「走る実験室」から「走る広告塔」としての意味合いの方が強くなってきている気がします。
一体、これからのF1はどういう方向へ向かっていくのでしょう？
今、検討されているエンジン規制が導入されれば、コストの縮減には繋がりますが、メーカーの広告塔としてのメリットは少なくなりそうです。
そういった方向にどんどん進んでいけば、いつかF1は純粋なスポーツとなるんでしょうか？それとも、参加チームが少なくなって成り立たなくなるんでしょうか？
まあ、先のことは分かりませんが、モータースポーツというジャンル自体が、ターニングポイントを迎えているのは間違いなさそうです。


さて、私の地元でも、トヨタ減益のアオリで大騒ぎが始まりそうですが、自動車メーカーもいつかはスクラップになる車を毎年何十万台も何百万台も造って売るというだけでは成り立たなくなることは当然分かっているはずですので、利潤追求でマーケットの開拓ばかりを考えるのではなく、ドライバーの技術向上など、車社会をどう支えていくかと言うことを考えていってほしいものです。