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レッドピルか?ブルーピルか?⑦ お金に関して目覚める時

2019-08-22 01:09:00 | レッドピル・お金に関する知識

クリプトKです!

前回は日本の借金についてお話をしましたが、今日は銀行についてお話しようと思います。そもそも、銀行はFractional Reserve Lending (フラクショナルリザーブレンディング=準備預金という制度によって、10%の現金が手元にあれば、90%に当たる金額を作り出して、貸し付けをして良いのです。普通であれば、1000円を持っていると仮定して、100円を残しておけば、900円を貸し出してよいのかな?と思うのですが、そうではないのです。1000円自体を10%として考えるのです。例えば、あなたが銀行に1000円を預金すると、銀行は自分たちの口座に、何もないところから勝手に9000円を合法的に作り出すことができ、それを顧客に利子をつけて貸し出すことができるのです。よって我々が預金をするたび、銀行は勝手にQEをして顧客に貸し付けて利益を上げているようなものなのです。いい商売だと思いませんか?

ちなみに連邦準備銀行は政府機関ではありません。アメリカの公共機関のリストを載せたブルーブックにも記載されていません。しかも、連銀のホームページにも下記ウィキのリンクにも書いてありますが、株主が存在しているのです。ウィキには https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%A3%E9%82%A6%E6%BA%96%E5%82%99%E5%88%B6%E5%BA%A6 連銀は『政府機関』と間違った表記がありますが、『株主のいる政府機関』はおかしいですよね?そうです!民間企業なのです。

こちらは欧州ですが、欧州議会のメンバーを務めたゴッドフリー・ブルーム氏は議会で次のように語っています。『あなた方は銀行のコンセプトを分かっていません。全ての銀行は破綻しています。サンタンデール、ドイツ銀行、ロイヤルバンク・オブ・スコットランド、すべて破綻しています。なぜか?神の仕業でも、津波のようなものによって破壊されたものではなく、Fractional Reserve Banking(準備預金銀行)というシステムがあるからです。それによって銀行は自分たちが所有していないお金を貸し付けることができるのです。これは長きにわたって続いている犯罪スキャンダルです。根底には政治レベル・セントラルバンク(中央銀行)からモラルの問題があり、QE(量的緩和)という名の「通貨の偽造」が行われているからです。これは人工的に通貨を発行することで、一般人が行うと刑務所に長期収容されるにもかかわらず、セントラルバンク(中央銀行)は常にやっているのです。彼らは利率を抑えこみ、コストを無くし、 LIBORを操作して銀行のせいにしていますが、セントラルバンク(中央銀行)が利率を操作しているのです。デポジット・ギャランティーによって銀行がいい加減なことをして破綻したとしても、納税者によって救済されます。これは納税者からの強奪で、セントラルバンク(中央銀行)を含む銀行家達と政治家達を刑務所に送り込むまで続くのです。』
 
アメリカでは法律上では、通貨を発行できる権利は財務省が持っているのですが、常に連銀が関わっています。すこしは目覚めてきましたか?私が銀行を信用できなくなったのは、2007年に日本の某大手銀行が主催するセミナーに参加したのがきっかけです。その際にQ&Aで一人の方が『サブプライムの影響で経済危機が来るのではないか?』という質問をされたのですが、その銀行の重役の方は『土地とは連動していないので、心配する必要はない。』と言っていました。その1年後にリーマンショックがありました。

上記動画では、リーマンショック時に連銀トップであったベン・バナンキー氏は、大統領候補にもなったロン・ポール議員から議会で、通貨供給の増大により価値がなくなることは、人々からお金を搾取していることである。なぜ、金本位制にできないのか?と質問を受けています。それに対して、金や銀を買うことも他国の通貨を持つことも自由だと回答していますが、ロン・ポール議員より、国が金や銀を通貨として認めていない点、税金を払って購入しなければならない点、キャピタルゲイン(購入時より価値が上がった際に税金がかかる)、に対する税金の支払い、価値の下がっていく通貨との法的争いなど、法律的にお金として認められていないため、法整備をしなければならない点を説明されています。ちなみに今年、金はお金として復活しました。これに関しては別の機会でお話しします。

2008年にバナンキー氏は連銀のトップでありながら、金融危機を予測できませんでした。私の行ったセミナーの日本の大手銀行役員達もそうですが、彼らは経済の一番中心にいながら、なぜ、サブプライムがリーマンショックを起こすきっかけになることを知らなかったのでしょう?それとも知っていながら我々を騙していたのでしょうか?
次回はリーマンショックについてお話をしたいと思います。
クリプトK

レッドピルか?ブルーピルか?⑥ お金に関して目覚める時

2019-08-20 23:25:54 | レッドピル・お金に関する知識

クリプトKです!

前回はアメリカの現在の借金が22兆ドルというお話をして、世界各国の借金が下記であるというところで終わりました。

こちらのリンクで現在の情報が確認できます。

https://www.usdebtclock.org/world-debt-clock.html

これを見ると、日本の負債はアメリカの半分弱の12兆ドル($12,000,000,000,000)ですが、GDPに対する割合で見ると世界最大の261.99%です。日本はこの借金を返せると思いますか?テレビなどでよく、専門家と名乗る人たちが『日本はお金を貸しているから借金を返せる』という人がいますが、貸している相手のアメリカは借金を返済してくれると思いますか?では、2008年のリーマンショックの時、アメリカで人々が失業し、家を失い、困り果てている中、日本経済は影響を全く受けませんでしたか?世界経済は繋がっているのです。ちなみにデリバティブを含むと、1京ドル($1,000,000,000,000,000)以上の借金が膨らんでいるそうです。以下に昨年の英語の記事ですが、Goldsilver.comのリンクがありますので、興味のある方はご覧ください。

https://goldsilver.com/blog/the-global-debt-bomb-debt-derivatives-over-1-quadrillion-dollars/

次回は、銀行についてお話をしたいと思います。

クリプトK


トランプ大統領のツイート 強すぎるドル-レートカット&QE再開

2019-08-20 21:20:32 | レッドピル・お金に関する知識

クリプトKです!

今日は景気後退と経済危機に関する記事が多い気がするので、(8/20/2019)のトランプ大統領のツイート発言について書きます。

 

23h23 hours ago

.....The Fed Rate, over a fairly short period of time, should be reduced by at least 100 basis points, with perhaps some quantitative easing as well. If that happened, our Economy would be even better, and the World Economy would be greatly and quickly enhanced-good for everyone!

(省略).....Our dollar is so strong that it is sadly hurting other parts of the world...

 (省略).....我々のドルは強すぎる。残念なことに、これが他国を傷つけている…
 
これはドル建の借金をしている新興国市場が、ドルが強すぎる為、返済額が上がり、破綻する可能性が高い、非常に危険な状態あることを意味しているようです。英語ですが、WallStForMainStというユーチューブサイトで説明されていますので、興味のある方は見てください。https://www.youtube.com/watch?v=OUgl56D99q8

クリプトK

レッドピルか?ブルーピルか?⑤ お金に関して目覚める時

2019-08-20 18:57:33 | レッドピル・お金に関する知識

クリプトKです!

前回は、歴史的な帝国が戦争や公共事業にお金を使いまくり、予算が無くなると金に混ぜ物をして、通貨価値を無くした結果、崩壊してきたというお話をしました。マイク・マロニー氏の説明では、その際には以下の7つのステージがあるという事でした。

1.健全なお金

2.公共事業の積み重ね

3.軍事増大

4.戦争

5.通貨の質の低下=>金に混ぜ物を入れて枚数を増やす、QE=量的緩和

6.信頼の失墜

7.通貨危機・金への需要移行

では、今のアメリカはどうでしょうか?

これが何かお分かりになりますか?

これはアメリカの負債をリアルタイムで表したサイトUS Debt Clock (米国借金時計)です。

https://www.usdebtclock.org/

これを見ると、現在のアメリカの負債は22兆ドル($22,000,000,000,000)。

それを100ドル札で映像化すると、このようになります。

 

どうですか?どれほど大きな金額かイメージできましたか?3年位前、確か20ドル札だったと思うのですが、1枚づつ積み重ねていくと、月まで行って、月と火星を2回往復して、地球に戻ってこれるだけ枚数が、その頃のアメリカの負債だと聞きました。それだけではありません。よく見るとUnfunded Liability(予算の付いていない負債)が74兆ドル($74,000,000,000,000)あります。さらに一年前に、ミシガン州立大学のSkidmore (スキッドモア)教授と大学院生たちの研究により、過去の記録を調査したところ、軍事費用に使われたはずの21兆ドル($21,000,000,000,000)が消えているとの発表がありました。英語ですが、下記USAWatchdog サイトのインタビューがありますので興味のある方はご覧ください。

この発表は各メディアで叩かれましたが、続編のインタビューにありますように、きちんとした反論になる根拠が説明されていないのが特徴です。

本日の最後は世界借金時計を見ていただき終わりにしたいと思います。

https://www.usdebtclock.org/world-debt-clock.html

あなたは、世界がこの借金を返せると思いますか?

では、次回はこの続きです!

クリプトK


レッドピルか?ブルーピルか?④ お金に関して目覚める時

2019-08-19 18:53:57 | レッドピル・お金に関する知識

クリプトKです!

前回はニクソンショックにより、ドルは金の裏付けが無くなり、ペトロダラーへと変化し、バブル経済が弾ける度にQuantitative Easing(QE)=量的緩和によって、国は通貨をたくさん発行して、負債を買い取り、国民が税金という形で将来支払いをする事になってきました。この通貨を大量に発行すると言う事はウイスキーボトルに水を混ぜるようなものだというお話をしました。今日はお金に混ぜ物をして崩壊した帝国についてお話します。

以前、ブログで紹介した貴金属専門家のマイクマロニー氏はユーチューブ・ビデオ『Hidden Secrets of Money2‐お金の隠された秘密』(残念ながら英語版しかありませんが、英語の分かる方は是非ご覧ください)の中でギリシャ帝国の崩壊を説明し、歴史上の帝国が崩壊する際の7つのステージについて以下のように説明しています。

1.健全なお金

2.公共事業の積み重ね

3.軍事増大

4.戦争

5.通貨の質の低下

6.信頼の失墜

7.通貨危機・金への需要移行

このパターンはローマ帝国も同じです。戦争費用の支払いに困り、金に混ぜ物をした結果、通貨の価値がなくなり崩壊しました。
では、今のアメリカはどうでしょうか?
次回は、現在のアメリカについてお話をしたいと思います。
クリプトK