蕎麦職人になる。

57才おやじの蕎麦屋開業までの軌跡。

小鹿田焼のふるさとを訪ねて。

2019-05-13 14:27:07 | 日記
この日は行橋から日田市を目指します。
小鹿田焼の窯元を訪ねるためです。

私の打った蕎麦を盛るのに飛びカンナという手法のお皿を使ってみたかったからです。

小鹿田焼は日田市の山奥にあり風光明媚な素晴らしいところで焼かれています。

100年ほど前に民芸運動を提唱した柳宗悦によって紹介されています。

その起源は1800年享和のころ小石原から招聘された陶工により始まったとされており、今なお当時のやり方で焼かれています。

轆轤は蹴轆轤と呼ばれる足を使う李朝系で連坊登り窯もしかりです。

機械化された現代において薪窯や蹴轆轤はもはや珍しく貴重な文化遺産です。

土も自分達で山から掘り川の流れを利用した大きな木の臼杵でつき作ります。

200年の時を越えてまるでタイムスリップでもしたかのような光景が目の前に現れ驚きです。

今回は仕事を受けていただける坂本義孝さんと黒木史人さんの窯にお邪魔しました。

期待通りの見事な飛びカンナの蕎麦猪口とぶっかけ蕎麦よ用にお皿を手に入れることが出来ました。

ただ枚数が足りなかったので次回の焼き上がりからいただけるというお約束して一件落着です
満足の行く食器が手に入り大満足です。

その後村に唯一食事の出来る蕎麦屋さんに手打ち蕎麦を食べに向かいました。

山の蕎麦茶屋さんです。
こちらは地元の蕎麦を手打ちで出してくれる美味しいお蕎麦屋さんです。

山菜や地鶏、かき揚げ等が入ったお蕎麦をいただきましたが素朴なお味でお薦めです。

その後佐賀県唐津市を目指します。
ちょうど唐津と有田では陶器市が開催されており今回の大きな目的の一つです。

私の陶芸の師匠が親しくされていた亡き中川自然坊先生のお弟子さんが独立されていて築窯されているので二軒と先生の友人の陶芸家の先生とさらに西岡良弘先生の窯にもお邪魔する予定です。
















お蕎麦の器は小鹿田焼の飛びカンナです。








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