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花咲かブログ

おたく女ののんびり生活

嘘喰い第388話「虚ろの中の悲報」:ネタバレ感想

2014年09月01日 19時43分17秒 | 嘘喰い
本誌既読者向けのネタバレ感想です。



扉でラロチーム対貘さんチームの対戦表が!
戦闘を経た人員は戦闘結果が添えられています。あ、今更気づきました。この流れだとハルの対戦相手って梟なんだ! なんてこった、雪辱戦カードじゃないか!! ハルは忘れているけど、梟は覚えてる絶対覚えてる絶対。

久しぶりの運営室。ゲームの動向を監視する荻野目は、奴隷が激増するアズラ国の進捗に冷や汗。
当初、安全な場所から人をゴミのように高見の見物している人達という感が強くてあまり好きではなかったのですが、今日の荻野目はなんだか格好良く見える……。

そこからきれいに南方・門倉の会話へ。
門倉さん、林檎剥いてらっしゃる。うーん、誰のための林檎だろう。梶くんは寝ているし、林檎はすぐに変色してしまうので、もしかしたら、完全な暇つぶしで皮むきを……。手袋したままだし、食べる用の林檎ではなさそう。ていうか、いま思いましたが、もしもあの林檎が門倉さん自身の食用でカットされているのだとしたら、あの手袋は手術用のゴム手……。ちょっと印象が、違うかも。少しマッド度が上がる感じ。

ところで、南方は御屋形様がいなくなったことを知っていて、門倉さんは知らないんだっけ?
これお互いがお互いに秘密を話しそうになって「あ、喋ったらいかん」と口を閉ざしてたらちょっとおかしいかも。

林檎はプロトポロス編のキーアイテムなのでしょうか。
プロトポロスの冒頭でも、最低価格1ビオスの林檎が出てきます。門倉さんは梶くんとマルコを船でこの島に送り届けた直後に、選別として林檎を買ってあげてますし、自分も食べてますね。

そういえば、伽羅さんもシルエットで現れたときに林檎を食べていました。


そして今回も林檎が登場。
この林檎、もしかしたら知恵の樹の実(原罪)のを指しているのかな。知恵の樹の実が林檎というのは諸説の中のひとつですが、最もポピュラーな説ですし。皆、プロトポロスに入島して禁断の実を食べて「食べないと死ぬ」という恐怖に晒されながら生きることを自覚した、とも読める気が。自力でなく、誰かに助けられてのんびり生かされていることに無自覚な間は、皆、初期のチャンプさんなのかもしれない。

貘さんはもまた、林檎(原罪)を自ら背負って、自分の人生を賭博して生きると設定して旅に出ました。
が。うーん、次の崖の花と繋がらない……。この読み違う。

あ、林檎を取った手の爪がもげてる。これ伽羅さんの手か。

貘さんの手に届かないものを、伽羅さんは取ってくれたのね。
なんとなく、貘さんが自分で取ったように見えているけど、それは貘さん一人では取れないものだったのね。
こっちだ。

そして次に貘さんが欲しいと心惹かれたのは、うんと高い場所の、まさに高嶺の花。
おお、この崖は。また、貘さんが欲すると生爪の剥げた手が代わりに伸びて来ますよ。

そして花は消え去り、貘さんの伸ばした腕は力を失った。

あの人は左腕だったのね……。

何かを予感するような眠りだったのでしょうか。貘さん、しばらく眠りと現実の間を彷徨っているようです。
きっともう貘さんの鋭敏な直感は、島の空気の僅かな変化も感じ取っていたのでしょう。

アラタが一人でやって来た。アウトローを統べる者と名乗った。そして立会人が一人。伽羅付のひとではない。
うーむ……。

ここのアラタの登場ポーズ格好良いですな。
こういう場面でキメを入れて頂けるのも見ていて心惹かれます。

これ以上は言うまいです。
貘さんは、必要に応じてパワー出力の調節が可能なタイプに思えるのですよ。出したいときはフル出力でしょうけど、前段の布石置きの段階では、とぼけたり、弱い振りしたり、色々器用そう。
いまはそうじゃないそうです……。










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