ノミを箱の中に入れると、その箱の高さまでしか飛べなくなる。
箱から出しても、もうその高さしか飛べない。
割と有名な話だが、、、
カブるんです・・・

・・・Jリーグ及び日本サッカーと・・・

勿論10年前よりはリーグのレベルは格段に上がった

ヨーロッパのトップリーグと比較すると、やはりまだまだ


最近活躍のめざましい中村俊輔のいるSPL(スコティッシュプレミアリーグ)だって、欧州では3グループ目だと言われている。
(ちなみに第1グループはスペイン、イングランド、イタリアのいわゆる3大リーグ。
その次の第2グループはドイツ、フランス、ポルトガル。
そして第3グループがスコットランドに、オランダ、トルコ、ギリシア)
勿論、グループ内でも強弱があり、上位グループに属しているからといって、必ずそれより下位グループに属してるチームより強いということはない。
フランスのリヨンなんて馬鹿強いし、オランダのアヤックスやPSVとかね。
おっと!セルティックだって強いってのは、こないだマンUを破ったりして証明されてるよね

さて、Jはどうざんしょ?
ヨーロッパで言うと、何グループ目に相当するのか。

今年は浦和レッズが優勝を決めたが、例えば仮にレッズを、小野も所属したエールディビジ(オランダリーグ)あたりに飛び入り参加させたとしたら、どうなるんやろ?
個人的には期待している。
俺、Jではレッズが一番好きだし(っていうか小野ファンなのです)。
フェイエノールトでやってた小野やレバークーゼンのポンテ、それに元セレソンのワシントンはまぁやれるだろう。ブラジルで揉まれてきた闘莉王やカールスルーエにいた永井もそこそこはイケる・・・はず。
だけど、優勝なんてとてもじゃないが無理だろう。
(ミンナ、ピークは過ぎてるしね。)
というのも、Jの選手に圧倒的に足りてないものがあるから。
それは、世界レベルのプレーヤーへの認識。
頭で理解していても足りない。
ロナウジーニョ巧い、アンリ速い、ロベカル左足凄い、コリーナさん顔怖い(もういないけど)・・・・・・etc。
そんなのサッカー好きなら誰でも知ってることだ。
肌で知らないと身につかないものがある。
想像は想像に過ぎない。
現実はそれを易々と超えてくる。
昔よりは国際大会を経験する世代は増えてはいるが、残念ながら、数回の経験なんて、それ程役に立たない

幾分かのレベルアップには繋がっても、即ヨーロッパのリーグに見合うレベルには達しない

それに、たとえ何年もいたって、レベルを落とすと、箱の中のノミになってしまう可能性が高い。
(J1からJ2に落ちたチームの主力選手が、J1のチームに移籍するのもそういうことだよね?)
日本のFIFAランクが、それを証明している

なぜ平山相太は大学途中でオランダへ渡ったのか。
(帰ってきちゃったけど

ユースの試合でオランダに負けて彼は思った。
奴らは強い。そしてその上これから、Jリーグよりレベルの高い、ヨーロッパのリーグでもっともっと経験を積み、もっともっと強くなる。
ダメだ。日本にいては差が開く一方だ!と。
(帰ってきちゃったけど・・・



でもその考えは間違っていないと思う。
世界を常に肌で知ること。
それが次にJが目指すところだ。
なぜ“肌で知ること”が必要なのか。
これは重要な意味がある。
アジリティやテクニックが、すぐにはヨーロッパで通用しないワケは「アジリティという幻想」において語ったが、
日本人プレイヤーがヨーロッパで通用しないワケが、もう1つ、ここにこそある。
頭の中で理解している(想像している)認識と、事実のギャップ。
そして実際に感じるプレッシャーの部分。
外国人の当たりの強さやリーチの長さ、ハングリーさを目の当たりにした時、
それが例え想像通りだと感じたとしても、
それらの中で実際にプレーした時の気持ちや感覚までは事前に想像しておくのは難しい。
それゆえ、そのギャップを感じた時プレーの1つ1つを焦ってしまう。
やがてはどんどん潜在意識の中へ刷り込まれ、焦りが雑なプレーを生み出す。
そしてその悪循環へとハマりこむ。
「あぁ!君はいつもはもっと巧くやるだろう!?

とTVで見ていて思うサッカーファンは多いのでは?
外国人に対する体の使い方・ボールの受け方持ち方さばき方を会得していない。
中村俊輔や松井大輔だって、1年以上いて初めて会得出来たろう。
そして1年以上いれば、必ず会得出来るモノでもないことは、柳沢や大久保らの例を考えれば分かる。
だが肌で知るからこそ、それに正しく対処できる様になる。次の手が打てるのだ。
まずはそこ(海外)に身を置くこと。
普段から慣れ親しむ事。
基本的に日本人プレイヤーはテクニックはあるタレント揃いだ。
将来的に通用するであろう選手は何人もいるはずだ。
広告塔だっていい。
むしろいきなり通用するJリーガーはいないだろう

だから(リーグによるが)海外のチームは助っ人ガイコクジンとなる日本人に高額な移籍金は用意しない。
言葉だって喋れないんだし。
とりあえず身を置こう。
そしたらイケる奴ぁ~結構いると思う。



だがだからと言って、あまり安くはクラブは売れない。
戦力面でも経営面でも苦しくなるから。
前にも言ったが、クラブの要求する移籍金とオファーを出した移籍金に差がある場合、差額を協会が出しちゃりゃいい!
もしくは、どっかの企業が個人のスポンサーとして出してくれたらいーのに。CMと引き換えとかでいーんだから。TOYOTAとかイケんぢゃね?
(TOYOTAと言えばグランパス、グランパスと言えば本田圭佑あたりがいいねぇ)
優良企業にしてみれば安いものだと思うのだが???
そうなるとヨーロッパへ、Jからスター大量流出になりかねないが、



それが将来の日本サッカーのためだ。
目標はアジア制覇じゃない。
サッカー強豪国、そして
世界制覇、ワールドカップ優勝だ!!
