クレモナ カルテット

イタリア人と地震

 一昨日20日早朝イタリア、ボローニャ北部で地震が起こりました。地震リスクが非常に低いとのことだったのですが、今回大災害に見舞われました。
1500年代後半に起こった以来の地震だそうです。

近いクレモナでも揺れましたが大した被害はなかったそうです。
クレモナは地震が起きない地盤だと言われているのですが今年になってもう3度ほど「震度1~2ぐらいの揺れ」が起きています。
その前は2005年に揺れました。主人にその前は?と聞くと「マンマのお腹の中だったから覚えてない。」ということで30年以上昔の話だそうです。

なので皆さん地震に慣れていないし、当然避難訓練なんてしたこともなく、地震が起こると大騒ぎになるのです。

今年一月の終わりに地震が起こった時、
私は反射神経で作業台の下にもぐり、主人の方を見るとぼんやりと突っ立っているではありませんか!!
主人は私に向かって「何してるの?僕、めまいがした気がするんだけど。」
そうなんです、地震が分からないのです。
揺れは日本でいうところの震度1~2くらいでした。ラジオで地震速報をするかと待っていても始まりません。(そういう体制が整っていなかったみたいです)

それからが大変でした。楽器職人は基本、工房で一人で仕事をしているので話相手を求めて電話が殺到!!私はその度に避難指導をしました。
その後2日間くらいはこの話題で持ち切り。

今回の地震でようやく主人も「地震だ!!」と分かったそうです。。。でも机の下にもぐりこむのはすっかり忘れていたらしい。
やっぱり避難訓練、地震速報、耐震構造への備えがイタリアでも必要になっています。

コメント一覧

yoko
耐震構造建築も皆無の状態ですが、最近日本のように木造建築の家もぼちぼち出始めました。ヨーロッパの景色も変わってくるかもしれません。
ひろじ
地震経験が少ないと、地震かどうか判らなかいとは、地震国の日本人からしてみれば驚きです。

イタリアと比べてみれば、足りない部分もあるんでしょうけど、日本は地震に対する整備が随分整っているんだ、と感じさせられました。

毎度、現地ならではなの視点にたった情報、ありがとうございます。
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