房総野池の連続釣行で、なんとかサカナを触ることができて
ここ数日は満ち足りた日々を過ごしていたcranker.deeであります。
やはり春を迎えると、一気にバスフィッシングもシーズンインの機運が高まり、
「この波に乗り遅れてなるものか!」という気持ちになってしまうもので
実際、よく釣れる季節ということもあって“今こそ釣りに行くべし!”となるものです。
そんな気持ちを引きずり続けているせいか、やはり釣行してまいりました。
↑霞ヶ浦水系(写真は与田浦)。
霞ヶ浦水系は関東バスフィッシングのメインフィールドのひとつといえるでしょう。
琵琶湖に次ぐ面積を誇る霞ヶ浦を中心に、北浦、利根川および、その他の接続河川。
さらに小規模なキャナル(運河・水路)まで含めると、
バスフィッシングが成立するエリアはとんでもない広さになります。
単にサカナを触りたいだけなら、勝手知ったる房総野池のほうが
釣れる確率は高いのでしょうが、同じ場所で同じ釣りばかりしていると
ヘタクソになっちゃいそうなので…(野池のような小規模な場所は特に)
ボートでリザーバー(ダム湖)に通うのとはワケが違ってきちゃいます。
そこで、今回は霞ヶ浦水系での釣行としたのであります。
けれど、出発してすぐ。都内でもかなりの爆風が吹き荒れています。
天気予報を確認すると、霞ヶ浦付近は“10m以上の南風が一日中吹く”とあります。
「行くの、やめよっかな…」とも思いましたが、
悪い条件で釣りをするのも修行のうち! ということで強行です。
まずは、八間川に到着。強風のなか、釣りをスタートさせますが
安定のノー感じ。先行者が一人いましたが、早々に引き上げていました。
とりあえず1時間ほど粘ってみましたが、水が臭すぎる…
どうも、コンディションがよくないようなので、昼食を挟んで移動。
昼食後も爆風は強まるばかりで、移動しながらチェックしていくものの
ウィンディ・サイドはどこもザブザブのストーミー・コンディション。
カーム・サイド(風裏)以外では釣りにならなそうなので、
南風を避けて与田浦の南岸を目指しました。
到着すると、狙い通りなんとか釣りができそうな状況。
時おり、突風が吹くので、湖に落ちないよう注意が必要です。
与田浦には、以前岸釣りの取材にきた思い出があります。
岸際に延々と打ち込まれた杭を全部撃ってください! という企画。
2日間で撃ちまくった杭の数は6000本を軽く超えました(笑)
↑こんな杭が延々と続いているのです。
↑ブッシュ絡みだと、おいしそうに見えますが、意外と釣れない…
以前、プロに教わった地形変化をイメージしながら
クランクベイトをキャスト。岸際の杭をトレースしながら
杭の岸側と沖側、さらに沖の変化を探すようにクランキングしていきます。
キャストしては歩き、キャストしては歩き……
150mくらい歩いたときでした。
そろそろピックアップかな、と思うくらいルアーが手元に寄ってきたタイミング。
ライン・メンディングで手前の杭をスイッとかわした瞬間でした。
グッ! と押さえ込むようなバイト!
自分から3m程度の至近距離で食ってきました。
一瞬、アワセが遅れたので「ヤバイ! バレるかも!?」と思いましたが
ルアーがバックリ口の中に入っているのが見えたので、
躊躇せずに素早く抜き上げました。
↑43cm、1200g。
すごく綺麗なサカナだった。ヒレはまったくキズなし。
背中も黒々してるし、ちゃんとエサ食ってる個体です。
↑ヒットルアーはStrike KingのKVD1.5。色はRed Sexy Shadでした。
この後、しばらくやってみたものの、風が強さを増すばかり。
ルアーも3つロストしたので、帰りの時間も考慮して納竿としました。
岸際以外、ただ何もないところで適当にキャストして釣る釣りじゃなく、
一応、杭だのブッシュだのオーバーハングだのにキャストを決める釣りができたので
釣果は1匹でもなかなか楽しめました。
さぁ、次回はとこに行こうか…
釣りバカの思考はいつでも、次回の釣りに向かっていくのであります。