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釣行日記 vol.6 〜茨城県霞ヶ浦水系④〜

2017年10月18日 | Bass Fishing

すっかりご無沙汰してしまい、申し訳ありません。

柄にもなく”忙しい”とかカッコつけた言い方しかできない情けない状況が続いておりました。

まぁ、もともと大した内容を綴っているわけでもありませんので、期待値の低さがこういうときに奏功します。

さて、久々の投稿となりますが、ネタはバス釣りであります。

そんくらい、身の周りに大した出来事がなく、まったくもって情けない状況なわけでございます。

バス釣りといっても、本当のところ釣りに行っている余裕はほとんどない状況だったのですが、

辛くも休みを一日ゲットしたのが、そもそもの始まりでございます。

『あー、明日はとりあえず寝て、身の回りの小用でも片付けて…』などと思っていたのであります。

が、しかし。

なんか、こう、ストレス発散というか… アクションしたい! と思ってしまったのは、帰宅後の夕餉どき。

ほとんど衝動的に突然の釣行強行を5秒で決意したのでした。

とはいえ、疲労蓄積の体では4時起きはキツいので、なるべく早く寝るために準備はおざなり。

前回釣行後のまま束ねたロッドと、何も触っていないタックルボックスをクルマに積み込み、霞ヶ浦方面を目指したのです。

普段ならラインを巻きかえ、プランを練りつつリグをセットしてイメトレするうちに眠りにつくというところですが

今回は”釣りに行く”こと自体が目的になってしまった状況だったのです。

でも、そんなことは関係ありません。

準備だのなんだのいったところで、結局は自分のスタイルで釣りをしてしまうのですから、結ぶルアーも釣りの内容も初めから決まっています。

正直、各地で巻きモノの釣りが盛んになっていたタイミング。もとより大好きな巻きモノを押し通して一日を終えるつもりだったのです。

到着したのは、利根川。安定的にバスの出入りがあるスポットなので、時合いとタイミングが合えば釣れるスポットです。

クランクベイトを杭にタイトに打ちながら、ガンガン巻きます。

すると、早々にビッグバイト! グムンっ! とティップが入り、すぐさまフッキング。一瞬の重さが乗った直後でした。

スルッ… と重さがなくなり、ブルブルとしたクランクベイトのバイブレーションだけが伝わります。

『ぐっ… バレちまった…』

わりといい感触だっただけに残念ですが、仕方ない。このあと少し粘って移動。

八間川に向かうも先行者あり。仕方ないので上流に向かって怪しげな場所にルアーを撃ち込んでいきます。しかし、生命感ゼロ。杭に絡んだ係留船のシェードやカバーなど”いるならここでしょ!”の場所で反応なし。

そして、漂うイヤな匂い… なんだ? この匂い… そうだ、泥の匂いだ。田んぼの泥。

よく見るとスプールの糸はいつのまにか、まっ茶色。ラインチェックで糸をしごいていた指先の匂いを嗅ぐと『ぐわっ!くせぇ!』という始末。

どうやら田んぼから泥の細かい粒子が流れ込んでいる様子です。

おやおや? なぜか八間川のあたりにはキノコが群生していました。

ピコリーン! と1upしそうな気がしましたが、死にたくないので食べません。

こりゃいかん。というわけで、昼メシを挟んで与田浦に移動します。

この日は北西の風がやや強めで、もしかしたら釣りにならないかも? と思いましたが、逆にこの風ならヘラ釣りの人がいないかも? ということでステアリングを握ります。

到着した与田浦は、やはりヘラ釣りの人は皆無。しかし北西の風はモロ当たりで釣りは若干やりにくそうです。とはいえ、水質はクリア。釣れそうな雰囲気はたっぷりです。

スピナーベイト、ラトルトラップ、クランクベイトとキャストしていきますが、反応なし。ここでテキサスリグをリグっていたロッドに無理矢理ワームをスイングインパクトに付け替え、ワームでの巻きを実践してみます。

すると2投目。ゴツン! とハッキリしたバイト!

すぐさま腰を入れますが、数秒のファイトですっぽ抜けてしまいました。戻ってきたリグはワームがズレていて、バイトの激しさを物語ります。

バレた理由は明確で、ロッドがピッチン用のMHだったこと。またフックがナローゲイプでフトコロにゆとりがなかったこと。やっぱり、ちゃんとリグらないと釣れるサカナも釣れません。

気を取り直してクランクベイトをキャストし続けること数投。待ちに待ったバイト!

ところが、これまた重さが乗って少しサカナが暴れるとバレてしまいました。

『ぐっぞう…なんでやねん…』

半泣きでキャストを続けると、再びバイト! っしゃ! 今度こそ!!!!

がしかし、またしてもバレてしまいました…

くっそう…なんでバレるんだよ…もうやだ。ボクかえる…

がっくりとひざまづいて泣きそうな状態。しかし、ここでようやくバラしの理由が判明しました。

フックを確認すると… 『ポイント(先端)が死んでるやんけ…』

完全にナマクラ状態でした。こんなフックじゃ何も釣れません。『これがバラしの原因か…』まったくもって初歩的なミス。というか、釣行前の準備を怠ったことが、こんな形で露呈してしまいました。

もう、情けなくて、がっくりきて、このまま帰ろうかと思いました。時間は夕刻。どのみち1時間も釣れない。

でも…やっぱりせっかく来たんだから、サカナを触って帰りたい!

ここからは執念のキャストを一時間続けるつもりで再開します。

が、それはあっさり訪れました。

5分後くらいに、チビがバイト。今度はさすがにがっちりフックセットできてランディング達成です。

チビですが、ようやくサカナを触れました。

ヒットルアーはB2(ラパラB2のフォイル仕上げ)でした。

はぁ…もっと早くフックがダメなことに気づいていれば…いや、ルアーをチェンジしていれば…

どうしても実績のあるルアーを信じているがゆえに、フックがダメになったままキャストしつづけたことの愚かさ。

まぁ、結果的には勉強になりました。ハードベイトのフックは常にいろんな障害物に接触するのですから、消耗品なのです。もちろん、それはわかっていました。でも、それをチェックしてメンテナンスすることを怠ったのです。

下手すると連続3投くらい、肥料袋が釣れます。農家さん、お願いですから湖に肥料袋を捨てないでください。

もっと早くにフックの件に気づいていれば… 大反省の釣行でした。

あまりにも情けない釣りになりましたが、ラストのサカナが少し慰めてくれた初秋の一日でした。