巨大建造物です。
建設されている環境などによって、さまざまなタイプのダムサイトがありますが、
とりわけ、重力式コンクリートダムは、まさに巨大建造物そのものであり、
ダムサイトの下から見上げると、その迫力に圧倒されます。
自分の場合、普段はバスフィッシングで訪れることが多いダム湖ですが、今回は違います。
というか、そもそも今回訪れた宮ヶ瀬ダムは釣り禁止だったりします。
神奈川県を流れる相模川水系のダムでも観光地としても親しまれている宮ヶ瀬ダム。
今回はこの宮ヶ瀬ダムが行っている『観光放水』というやつを見に来たのです。
ダムサイトから下流部にある、あいかわ公園からダムサイトに向かって歩いていきます。
そびえたっています。すごい迫力です。高さ156mだそうです。
ダムサイトの下にある通路を通ってエレベーターへと向かいます。
多くの巨大コンクリートダムは内部に入ることができます。メンテナンスや各種操作などを行う目的だそう。
外の気温は22℃くらいなのに、ダムサイト内部は15℃しかない。
常に貯水している水に接しているダムサイトの温度は水温の影響を受けます。
ゆえにダムサイト内部の気温もひんやりとしているのです。
エレベーターに1分ちょい乗ると、ダムサイトの上に出ることができます。
ひぇ〜!高い!!自分は高い所が苦手です。
↑反対側は湖です。まぁ、ありきたりな話ですが、このダムにも幽霊の話がけっこうあります。
水面を滑るように歩く人、水中からのぞく顔、いつのまにか隣に立つ人、
湖にかかる「虹の大橋」から飛び降りる人(途中で消えるらしい)などなど。
まぁ、僕は見たことないです。ずっと見ないと思います(笑)
宮ヶ瀬ダムの観光放流は4月~11月の期間、 毎週水曜日、毎月第2日曜日、毎月第2第4金曜日となっています。
午前11時から、午後14時から、それぞれ6分間。毎秒30トンもの水が放水されます。
それでは、放水の模様をご覧ください。
真下で見ていると、放流が始まることでダウンバーストが起こり、
すごい風が巻き起こるとともに、水しぶきが飛んできます。
ダムマニアはこのしぶきを『ダム汁』と呼ぶそうです。
ちなみに宮ヶ瀬ダムでは、2タイプのダムカードがゲットできます。
↑宮ヶ瀬ダムと下流にある石小屋ダムのダムカードです。裏面にはデータが記されています。
観光放流は秋まで行われているので、興味のある方は行かれてみてはどうでしょう?
有名な「ダムカレー」も食べられるようなので、そちらも合わせてぜひ。
●宮ヶ瀬ダム
所在地:左岸/神奈川県相模原市緑区青山、神奈川県愛甲郡愛川町大字半原
右岸/神奈川県愛甲郡愛川町大字半原、神奈川県愛甲郡清川村大字宮ヶ瀬