ナラティヴ・セラピーによる生まれ変わるための言葉

カウンセラーです。あなたが生まれ変わるための言葉を、ナラティヴ・セラピーによりお伝えします。

生まれ変わるための言葉 1084

2019-03-20 08:31:00 | カウンセリング
お知らせ 北海道地震、東日本大震災の被災者及びご家族、お知り合いに被災者のいらっしゃる方のためにボランティアによる無料の電話によるこころのカウンセリングを行っております。24時間受け付けております。ご利用ください。℡03-5888-7354です。

【命の中心を生きる】

【TⅤ まんぷく】で原因不明の腹痛で入院する鈴さんの夢に現れた海老お母さん咲姉ちゃんは、「真一さんと忠彦さんに自分の万博見学の感想」を伝えます。夢から覚めた鈴さんは「咲は真一さんと忠彦さんとだけ話して、私とは話さなかった」と嘆き悲しみます。

それに対して福ちゃんは「お母さんの見たパラレルな夢だからお母さんが命の中心だから出てこないの。だから咲姉ちゃんは話さなかった」と伝えます。【book 村上春樹著 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年】において、5人のなかで多崎つくるだけは色彩がありません。それは多崎つくるが命の中心として作ったパラレルな世界だからです。青赤白黒という4人のストーリーは多崎つくるにより作られた物語です。

海老お母さんのいのちの世界から、海老お父さんの命のパラレルな世界は現れます。海老お母さんの志を、海老お父さんがリニアに実現するのであれば現れる必要があります。だがパラレルな実現では、具体的に卒園式の場にいる必要はありません。

色彩を持たないものこそが命の中心としてパラレルな世界を作り、それを実現します。

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