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ロートル技術屋の日記

密度測定に使用できます。Yahoo!ショッピングやアマゾンで販売されている0.01g分解能のデジタルスケール(電子秤)が安い割に結構正確だった。

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TikTok liteの動画視聴(実際にはほとんどほったらかしの自動再生であまり見ていません)で趣味?で金、銀、プラチナなどの貴金属収集をされている「やさぐれメタル」さんの動画を見ました。
アクセサリーや電子部品の基板などから金を回収したり精錬したりされています。
(後から知ったのですが、やさぐれメタルさんはリサイクル業者から訴えられて裁判になっていたようです。)

その中でデジタルスケール(電子秤)で重さと体積を測って比重を計算し、金の純度を推定しているのが目に留まりました。
自分でも密度測定をやってみようと思い、精密に測定できるデジタルスケールを探しました。
ネットで検索するとアマゾンやYahoo!ショッピング、楽天市場などの通販サイトでたくさん出てきて思っていたよりも安い物がありました。
精密に測定したいので分解能0.01gを条件にしました。
体積を測るにはアルキメデスの原理を使うことになり、水に測りたいものを沈めるので、ある程度の重さ(水の量)まで測れる必要があります。
最低200g(水では200cc)できれば500gぐらいまで測れると良いので「500g 0.01g はかり」で検索してみました。
安い物は送料無料か送料込みで700円ぐらいからありました。
しかし、一番安い物はレビュー(くちこみ)に記載されている内容に良くないものが多く含まれていました。

Yahoo!ショッピングで2,000円以上で使えるクーポンと500円分の商品券をもらっていたのでこれらを活用することと、価格が高ければそれほどひどい物はないだろうと考えて2,000円以上の価格の物をYahoo!ショッピングで探しました。
するとレビューの件数がそこそこあり、比較的評価の良いこちらの物が見つかりました。


クーポンと商品券を使えば680円になるので購入しました。
(680円は例のごとくTikTok liteでもらったPayPayポイントでの支払いです)

郵便受けに投函されるネコポスで届いた物がこちらです。


ビニールのケースに入っていて、はかり部分にはプラスチックのカバーが付いていました。


カバーは測定する際の受け皿として使えるようです。


残念ながら電池は付属しておらず、単4乾電池が2本必要でした。

勤務先でエー・アンド・デイ(A&D)のHL-100(分解能0.01gで100gまで)を使っていたので昼休みに比べてみました。
ちなみにエー・アンド・デイ(A&D)のHL-100はとうの昔に販売終了となっており、後継品HT-120(分解能0.01gで120gまで)が14,000円程度で販売されています。

左側に写っているスマホはSHARPのAquose Sense2です。
購入したデジタルスケールはとても軽く、小型、薄型で胸ポケットに入る大きさです。

試しに1円玉を載せてみたところ、どちらも1.00gと表示されました。

応答は今回購入したものの方が早い感じです。

太めのボルトを使って比較測定をしてみたところ、80gで0.1g程度(約0.1%)の差しかありませんでした。
追加で1円玉を載せたところ、1.00gと1.01g増えましたので結構正確です。


軽いところでは合っていても重くなると誤差が出る可能性があります。
そこでデジタルスケールでボルトを1本ずつ測定した後、1本から順番に1本ずつ増やしながら累計値と測定値を比べてみました。


400g以下は±0.02g以内に入っていましたので直線性に優れていました。
400gを超えても誤差は0.04gですので誤差0.01%以下と優秀です。
このデジタルスケールは正確な測定が出来そうです。
後は耐久性があるかどうかが問題ですね。
表示が薄くなるというレビューがありましたが、これは長く使ってみなければわかりません。

デジタルスケールには主に電気抵抗線式(ロードセル式)と電磁平衡式(フォースコイル式)があるそうです。
いずれにしても電圧や電流をデジタル信号に変換した後、演算して表示します。
電圧や電流をデジタル信号に変換するにはアナログ-デジタル変換器(A/Dコンバータ)を使います。
500gを0.01g単位で測定するには500/0.01=50,000段階以上に識別しなければなりません。
これだけ分解するには16bit以上のA/Dコンバータ(65,536段階以上に識別)が必要になります。
安いデジタルスケールなので簡単なワンチップマイコンを使っていると思っていたのですが、16bitのA/Dコンバータを内蔵しているワンチップマイコンはあまりなく、高価なので予想外でした。
何か工夫をしているのかもしれません。

今回はクーポンと商品券があったのでYahoo!ショッピングの2,000円以上でレビューの良い物を選びました。
画像から同じ物と思われるものがYahoo!ショッピングやアマゾンで1,000円程度で販売されています。



私が買った物は電池が付属していませんでしたがアマゾンの物は電池が付属しているようなので本当に同じかどうか保証の限りではありませんが、画像を見比べる限り同じに見えます。
本当に同じ物であれば安くて良いと思います。

密度測定に限らず、趣味の薬剤の調合や調味料の調合、釉薬の調合など少量の物を精密に測るのに向いていると思います。

密度測定については別の記事で紹介します。

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