御存じの方も多いと思われますが、先日行った保険金請求手続きで婿に入る際には養子縁組しておくべきだと実感しましたので「婿と養子縁組」について紹介します。
家内と結婚する際、名字を継ぐだけなら養子縁組みの必要はなかったのですが双方の親戚などの助言で家内の親と養子縁組みをした上で結婚する事になりました。
養子縁組みをする/しないで何が大きく変わるかと言うと義父母から相続が出来るか否かということです。
養子縁組みしていれば子供として相続権がありますが、していなければ子供の配偶者という立場になって義父母からの相続権がありません。
養子縁組みをする/しないで何が大きく変わるかと言うと義父母から相続が出来るか否かということです。
養子縁組みしていれば子供として相続権がありますが、していなければ子供の配偶者という立場になって義父母からの相続権がありません。
妻と子供には相続権があるのに自分には無いということになります。
結婚前に養子縁組の話が出た時に、近所で「婿に行ったのに養子縁組みしておらず、相続する段階で婿さんに相続権が無いことが発覚し、家族内で問題が起きた家があった」と聞きました。
婿さんが精神的に不安定になったのだそうです。
それはそうですよね、長年、家を継ぐつもりで婿に入り義父母に尽くしてきたのに家を継げないという話になるわけですから気持ちはわかります。
婿になる人は結婚前にきちんと話をしておいた方が良いと思います。
同じことが女性にも言えるかもしれません。
今まで家は男が継ぐものという古い考えがありました。
今は男女平等が当たり前になってきています。
(現実には会社や役所、政治の世界に根強い男女差別が残っていますが)
昔は兄弟が多かったので問題ありませんが、結婚して子供ができない夫婦も多く、(私の親戚にも少なくとも3組います)場合によっては夫の親の遺産を引き継ぐ人がいなくなるということが起きるかもしれません。
女性も養子縁組してから結婚することは可能なので夫の親と養子縁組してから結婚するのが良いと思います。
一度両方の親とそれぞれ養子縁組してから結婚するのが最も良い方法になるでしょうか。
特に一人っ子同士が結婚した場合、結婚した夫婦がそれぞれの親に対して実子であり養子であることになり、万が一夫婦のどちらかに何かあって、不幸にも一人になったとしてもどちらの親からも遺産相続することが可能になります。
いずれにしても養子縁組の話は本人からは言い出しにくいので親の側から提案してあげるのが一番です。
婿を迎えるという話、一人っ子同士の結婚の話を聞いたら養子縁組の話をしてあげると良いのではないでしょうか。
ちなみに義父が亡くなった際、義父母の住んでいた家の相続手続きをする事になりました。
行政書士さんに相談して続きをしていただきました。
私は権利放棄して義母が土地を、家内が建物を相続する事にしました。
財産目当てに結婚した訳では有りませんので全く問題有りません。
この選択は正しかったようです。
義母に施設に入居してもらう際、本人の資産(土地)があることがプラスになりました。
また、建物を家内名義にしたことで、その後、空き家になっていた義父母の家を貸すことになった際に家内だけで手続きができました。
財産目当てに結婚した訳では有りませんので全く問題有りません。
この選択は正しかったようです。
義母に施設に入居してもらう際、本人の資産(土地)があることがプラスになりました。
また、建物を家内名義にしたことで、その後、空き家になっていた義父母の家を貸すことになった際に家内だけで手続きができました。
少子化が進んで行く中で養子縁組の話は重要になってきそうです。
何かの役にたてれば幸いです。