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鼓曲萬来

スーカナマッタヴァ

家の近くにタイ料理のお店が何軒かありまして
最近よくお伺いするんですわ

美味しいですよね、タイ料理
値段も手ごろだし
ランチタイムとかも結構繁盛しております

で、頼むのはやはり王道と申しますか
トムヤンクン、マッサマン、カオマンガイ、ガバオ、グリーンカレーという

酸味も辛味も身体に良さそうなんで
色々な種類にチャレンジもしておるんですが




で、今日の話は如何にタイ料理が美味しいかとか
今日此れ食べました云々、 等という事ではなく
昔から心に秘めたある料理の事なんですわ

その料理の名前は
スーカナマッタヴァ或るいはスーカナマッタナムと呼ばれまして
和名「栴檀樹耳」(せんだんじゅじ) という料理

ご存知の方も多いと思いますが
かの仏陀が最後に食した料理でありまして
此れを食し中毒になり
やがて入滅に至ったという曰く付きの古代料理であります

昔の日本の仏教界では肉食が禁じられておりましたので
きのこの料理とされておりましたが
研究が進むにつれて
実はこれは豚肉の料理であったという処が定説だそうです

スーカナマッタヴァという言葉も「柔らかい」「豚肉」という意味だそうで
まあ、私も想像するに「キーマ」とかを思い浮かべるのですが
実際、どんな料理だったんでしょうね


世界中の仏教徒が知りたいと思っていても
素材さえも解らない.....
今はそれから2500年の時が経っている訳ですから
当然、検証は難しいでしょうけれど

ハンバーグ トリフュ添えの料理、豚の引き肉料理
角煮?
色々と想像は膨らみますね

悪い癖で、タイ料理屋さんにまいりますと
注文の際、口の中で「す...うかな....まった....ば」...と
思わず注文したくなるのを
いかん、と、押さえるのに苦労する管理人であります。

いずれ聞くチャンスも巡って来ると思いますが
地元だけに妙な噂になるのも如何なものかという事で
穏便なタイ料理通常注文にしときます



追記

ちなみに仏陀最後の食事の話でしたが、
キリスト最後の晩餐の料理
最後の晩餐の食卓気になりませんか



聖書の記述では「無酵母パン」と「ぶどう酒」となっていますが
ダヴィンチの有名なあの絵、
最後の晩餐の修復作業により絵の詳細が判別しやすくなった結果
なんと「ウナギのオレンジスライス添え」だそうです
うなぎ....ですか。


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