
「2月中に生まれるのが、一番母体にも赤ちゃんにも良いんだが」と主治医に言われたらしいが、そう上手くは行かず、前に言われた予定日に6時間半ほど遅れての誕生だ。4日の夜9時半ごろベルが鳴り、受話器とるなり「生まれた?!」、相手が誰かも確かめず叫んでいた。全然別の人。
10時11時、眠れず、本を読んでいた。メールが届く、「これから病院へ」との娘からのメッセージ、時間は0時31分。そうするともう眠れず、今から行っても病院へは入れないだろうし・・・・朝早く行くには少しでも寝てから・・・と思うばかりで、眠りはサッパリ。
生まれたとの連絡で行った方が良いか、病院で待つほうが良いか??
その内ウトウトしたのか・・・・携帯のベル、婿から。「生まれました!」
7時48分。
すぐ用意して出る。車で病院までは来ないよう、娘に言われていた。「興奮状態で、慣れないのに病院までは危ないから」と。
私の運転下手を良くご存知。
途中で乗り換え、駅前からタクシー、結局2時間かかってる。
病院の中が、また、迷路みたい。日曜なので正面玄関が閉まっている、ここからなら行く自信があったが東玄関しか開いてなく、こっちの方だったと思い進むが、どこもかしこも電気は消えていて、勝手が違う。
ウロウロするより電話が早いと、婿にかけて聞いてる途中「おかあさん、こっちです」と婿のおかあさんがドアを開けて来られる。
思いもしなかった所のドアから階段を上がり2階へ。新生児室のすぐ横へ出られる。「見てください、可愛い子ですよ」2人でガラス越しに小さなベッドを覗く。
残念!むこう向きで寝てる。が、ほっぺや鼻の感じは家系の顔みたい。
Tくんに似た感じが第一印象。
鶏がらみたいな手足を想像していたが、適度にふっくらした、もう一人前の赤ちゃんと呼べる姿かたちだった。
3500グラム、50センチだったって。
体の汚れはまだ完全に拭いてもらってなかったが、足や手の指も長く、色も白くて、髪も、長女が生まれた時のようにツルツルじゃなく、黒い毛が頭を覆っていた。
元気な声で泣いている。手をほほや口の近くへ持っていったり、足もあちこち蹴ったり伸ばしたり。やっぱり五体満足で良かったと思ってしまう。
隣りに2人、3月1日、3日生まれの赤ちゃんが寝ている。
2人は2400、2700グラムだから、ほぼ1000グラム違う。比べると確かにその分大きいなあと思う。
何度も何度も見に行く。
「こっち向いて。」「目を開けて。」色々声をかけてみる、まだ耳だって聞こえないだろうけど。目を開けたら、また顔の感じも違って見えるのだろうが。
あと看護士さんがこっちへ向けてくださり、正面から見たら、T君に似て見えてたのが違ったみたい。
明日は病院の機関紙に載せる写真を撮ってくださるそう。
どんな写真が載るかなあ。
大体3か月遅れで載るから、6月号かな?
2時ごろ次女と婿、孫が来てくれる。
一度帰られた婿のおかあさん、おとうさん、妹さん、お子さん2人、ドドッと大人数になり、病室が超満員。
次女たちと一緒に失礼する。
デジカメの充電が切れていて、肝心な写真が1枚しか撮れなかった。
翌日、娘からのメール。

しみじみ眺めていると、1人になって緊張も弛んだのか、産まれたんだなぁとやっと実感してきて嬉しさと感動で新生児室の前で泣いてしまいました。そして、達成感や満足感、幸せな気持ちに混じってじんわりと母としての責任やこれからの色んな不安や心配なんかが出てきた。でも頑張れる、頑張ろう。と思った。

こんなご時世、生半可な気持ちでは子育ても大変になって行く。
この子らの為にも成り行き任せの生き方ではなく、良くなる方へ変えていかなければと、心から思う。
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