♪COCOPPYのお部屋♪

(o^(ェ)^o)ゞ 勝手気ままに映画や本の感想などを書いてます♪

ホワイト・オランダー(2002米)

2004-11-30 17:49:13 | 映画
28日午前中 WOWOWでやっていた。
ミシェル・ファイファーが母親役で出ているのと、レニー・ゼルウィガーが出ているので…
ついつい…気になって観てみた。

ちょっとぶっ飛んでる個性的な囚人(人殺し)の母親(ミシェル)に振り回される娘。
3年の間に何度も里親が変わり、自分のアイデンティティーを見つけらず苦悩する娘。
里親の一人(レニー)と接するうちに愛情を知るが、あろうことかその里親は同じベッドの中で自殺してしまう。
苦悩する娘は母を憎み、避けることしかしなくなる。
そんな中、施設のなかで愛する人を見つけ少しずつ変わっていく。
とんでもない(最後の)里親と向き合ううちにすこしずつ強くなっていく娘。

そして、母親と決別するために面会に行き…数年間の思いをぶつけ…(母親の呪縛から解放されるため)裁判で正当防衛の証言をすることにする。しかし、母親もエゴを捨て、娘を尊重するべく…娘を証人にすることをやめる。

結局母親は正当防衛で無罪となり、娘は…自分の中に母への強い愛情がある事に(どんな親であろうとも、子供は母親を愛しているのだという事に)気づく。
里親の間を転々とし、施設で育ったことも自分の成長の糧として認識するところで映画は終わる。


この作品を観る前に
デイヴ・ペルザーの『Itと呼ばれた子』の続編『ロスト・ボーイ』を読んでいた。アメリカの里親について詳しく書かれていたので、里親の間を転々とする子供の気持ちや施設での葛藤も、映画を観ていてすんなり理解できたように思う。

ハウルの動く城

2004-11-30 17:45:32 | 映画
宮崎駿作品は大好き。
パンダコパンダ、ルパン(カリオストロの城)、ラピュタ、ナウシカ、紅の豚、ぽんぽこ、耳をすませば、トトロ、もののけ姫、千と千尋…
ジブリ関係はほとんどの作品を何回も観ている私。唯一観ていないのが『となりの山田君』かな?

ハウルは、まず原作が先だった。
原作自体面白いので、これを宮崎氏がどう表現するのか楽しみだった。

ソフィーの声を倍賞千恵子('(ェ)';)う~ん・・・読めない。

試写会や、先行ロードショウが終わった段階で、いろんな方のブログで倍賞千恵子が『棒読み』とか『ミスキャスト』とか書かれていたので…ショックを受けないように身構えながら観た。
確かに…主人公ソフィーというよりも『芸達者な倍賞千恵子』が前面に出てる気がする。
しかし、18歳といえども…人生を『諦めの境地』で見ていて、夢も希望も持たないソフィーに若々しい声は似合わないし、ここまでの年齢差を物ともせずに演じ切る事ができるのは、『芸達者な倍賞千恵子』だけなのかもしれない。
キムタクは好きだが、ハウル役はそれこそ誰でも出来ると思う。

原作と違う所も多々あったが…さすが宮崎作品!というか…『凄い』の一言につきると思う。
とても面白かったもの

強いて言えば…もう一人の妹をちゃんと登場させて、3人姉妹の中での長女の苦悩をキチンと描いて欲しかった。でないと、どうしてソフィィーはあんなに元気が無いのか…原作を読んでいない人にはさっぱり分からないかも。

ファイティングラブ  (2001香港)

2004-11-18 20:38:34 | 映画
トニー・レオン主演の作品
毎度お馴染み…のケーブルTVでやっていたので観てみた。

ひょんな事から知り合い、お酒に酔った勢いでホテルで1泊する2人。(よくある話…?)

仕事人間で、高飛車なところのある女の子が、仕事を失い…家庭にも居場所がなく家出をする事になる。
トニーの方は、モツ煮込みで儲けている一応若手実業家。美人で自分勝手なタレントの彼女がいるが、日々振り回されて疲れ気味の状態。

家出した女の子は、入院中の姉の付き添いとして病院に寝泊りすることにするが、1日でギブアップ。そこへ、入院中の母親のお見舞いに来たトニー・レオンとばったり再会!
すったもんだの果てに、彼の家(プール付の豪邸?)へ居候することになる。
薬の副作用で気が変になってしまった妹や怖ーい母親など…問題のある家族に驚きながらも、女の子はすんなり溶け込み…いろんなハプニングの末、愛が芽生えていく…。

しかし、彼にはタレントの彼女(婚約者)がいる…。
『彼女とは別れるから』
彼の言葉を信じてまつ女の子…でも『やっぱり別れられない』と言うトニー…。

ソフトで優しげなトニー・レオンは、時として優柔不断な役をやらせたらピカイチ!なのかも…
そういえば2046でもそうだったような…。


結局は観る方をやきもきさせながら、最後はハッピーエンド(〃⌒(ェ)⌒〃)

頑張れば、いつか道は開ける…そんな気にしてくれる楽しい映画でした。

骨の袋…スティーブン・キング

2004-11-12 15:23:48 | Book
マイク・ノーマンという作家のお話


最愛の妻に先立たれ…ライターズ・ブロックに陥り…ペンを握ることが出来なくなる。

4年後、思い出の別荘へ赴きやっとペンを握るのだが…
長年連れ添ったはずの最愛の妻に、自分の知らない面を発見し謎が謎を呼び
そして、別荘の中に気配を感じ…その存在がだんだんと明らかになると同時に、マイクに芽生える新しい仄かな愛…。
しかし、後半はおぞましい過去が明らかになり、
自分さえ、その怨念の輪の中の1ピースであることを知る…。


妻…ジョーが、霊魂となってまで愛する夫マイクに献身的に尽くし、彼を守り通す姿がすばらしかった。
マイクが、自らが怨念の輪を断ち切り悪夢を終わらせたのも、ジョーあっての事だと思った。



我が家は結婚13年目。
夫婦仲はいまだに良くて、周りに言わせるとだそうだが…
私はここまで献身的にはなれないと思う。

ただ、息子となると話は別!
霊魂となろうが妖怪となろうが、守りぬく自信がある。
やっぱ、妻よりも母が強いのだ!

シカゴ

2004-11-12 14:56:53 | 映画
キャサリン・ゼタ・ジョーンズがオスカーに輝いたこの映画…。

リチャード・ギアの踊りはあんまり見たくはないが…、ミュージカルそのものの構成にも惹かれ観に行きたかった映画のひとつ。

結局劇場へは行けず、wowowで観ることになったが
一言でいうと…面白い!
迫力もあって、あっという間に終わった…って感じ

レニー・ゼルウィガーも、『ブリジット・ジョーンズの日記』の頃に比べて細くなっていて、別人のよう…。さすがハリウッドスター?


あらすじは
とある有名なクラブの看板スター(キャサリン・ゼタ・ジョーンズ)に憧れる…元踊り子の垢抜けない女(レニー・ゼルウィガー)が情夫を殺害してしまう事から話が展開する…。
とにかく、みんな歌って踊る…ロキシー(レニー)のダサーイ夫までが踊りだす…。
でも、不思議とそれが違和感がない。
ミュージカルが嫌いな人にはお勧めできないが…。

観終わった後、前向きになる…面白い映画だった…。

でも…彼女たちって…よーく考えると…人殺しなんだよねぇ~~
∑(。 ̄(ェ) ̄;)

ま、映画ですから。それもありかも? 

猟奇的な彼女

2004-11-05 12:40:51 | 映画
映画館に観にいきたかったけど、結局行けなかったこの作品。
wowowでやってたので観てみた(^^)

主人公のキョヌはさえない大学生。ふと知り合った(綺麗だけどすぐキレる気の強い)女の子に振り回されるお話。

私も気の強いほうなので、主人公に同情しつつも…もっとピシッとしろよ!と思いながら観ていた。

しかし、笑える(^m^)wwお腹がよじれる程笑える!

こんなに面白いとは思わなかった。

あまりにも高飛車な彼女に振り回されながらも、彼女の心が元気になるまでそばにいようとするキョヌ…。外見はぜんぜんかっこ良くなくて、イケメンからは程遠いけど…男らしくて素敵なヤツだなぁ~って、観てるこっちまで好きになってきた。

2年後に再開を約束しながら別れた二人。
しかし2年後のその日に彼女は現れない…。すれ違う二人。

月日は流れ…やっと約束の場所に現れた彼女は、キョヌの深い愛情を知る。

その後、二人は運命の再会を果たし、めでたしめでたしで終わる。



観終わったあと、とっても素敵な気分になった映画でした。

シークレット・ウィンドウ

2004-11-03 17:08:40 | 映画
私はスティーブン・キングが好きである。
そして、ジョニー・デップも大好き

…とくれば、この映画を観に行かない手はないだろう。


しかし…実は『2046』を観た翌日に観に行った。

25日~29日は1周年記念で、会員は割引価格(1000円)で映画を観ることが出来たの(^^)
そんなお得な時に行かずにどうする!と思い…連日自転車を飛ばして観に行ったのである。



スティーブン・キングの作品はよく映画化やドラマ化される。
それ自体が悪いとは思わないが…いざ観に行って『がっかり』する事が多いのも事実…。

今回の作品も…ちょっとがっかりしたかなぁ~。

あらすじは…
妻を寝取られた現場を押さえてしまった…ある作家の狂気が生んだ悲劇。
最初のシーンで『立ち去る』or『戻る』…で自問自答を繰り返す主人公…。
結局はモーテルに戻ってしまい、狂気に至る。

あの時、あのまま立ち去り、そのまま知らないふりを続けていたら…あそこまで狂気に追い詰められる事もなかったのかもしれない…。


妻(もしくは夫)が自分以外の異性と関係を持っているのを知った時、知らぬふりを続けるか、ピリオドをうつか、現場に踏み込むか…。
しかし…どう考えても『現場に踏み込む』のは最悪の選択だと思う。
現場に踏み込んで、怒鳴り散らして…暴れまくったところで、1番傷つくのは本人なのだから…。
なのに、主人公は踏み込んでしまった…。
そして、妻をまだ愛しているので…離婚の調停済みなのに、まだ離婚届にサイン出来ずに狂気に走る事になってしまった。


実際、自分がそういう立場になった時に、理性的に物事を考えることができるかどうかは分からない。
ひょっとしたら、この主人公のように狂気に走る…?

いいえ。たぶん私なら…まず、一気に妻(夫)に対する興味が失せるだろうと思う。
次に慰謝料を絞れるだけ絞り取って、新しい生活を優先するだろう。

夫を愛していないわけじゃないけれど…
私は、自分が傷ついたり損をするのは最小限に食い止めたい…そう思うだろうと思う。