鳥と花とお茶の日々

生きものが好きなココナナです
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覚書のようなものです

OLYMPUS PEN FT

2022年06月24日 | カメラ、写真

1月に亡くなった父はカメラが好きだった。
いくつもあるカメラは大切に防湿庫に保管してあった。
ほとんどがフィルムカメラで、その中から先日、OLYMPUS PEN FTを持ち帰った。
小さくて可愛くて、一眼レフより気軽に持ち出せそうだったから。


しかしOLYMPUS PEN FTは、こう見えて一眼レフだった。
撮れる写真はハーフサイズなので、36枚撮りのフィルムなら、倍の72枚撮れる経済的なカメラ。
中学や高校の修学旅行の時、父のカメラを貸してもらってそれが確かハーフだったのだけれど、これだったかしら?
あらためてネットで使い方のページや動画を見て研究。

機械式のカメラでフィルムを入れてその感度を合わせたら、撮りたいものに合わせてシャッタースピードと絞りを合わせ、ファインダーを覗いてピントを合わせる。
FTには露出計が内蔵されていて、ファインダーを覗いて見える数字とレンズを合わせると適正露出になるらしい。
露出計には電池が必要で、それは当然消耗しているだろうから、ヨドバシカメラに行って買うことに。

「父の古いカメラで露出計が動かないので、これに合う電池がほしいのですが」と見せた。
「互換性のある電池の在庫はありますが、開封すると返品できません。露出計が壊れているってことはないですか?」と訊かれた。
「いやー、きれいにしまってあったし大丈夫だと思います♪それに電池入れてみないとわからないし」

楽天的に答えて電池を買い、お店の人の前で入れ替えてカメラを覗いた。
すると、どんなに明るいところに向けても、シャッタースピードを遅くしても、絞りを開放しても、露出計の針は動かなかった。
やっぱり壊れていたか(^^;)
でも、露出計に頼らなくても、写真は撮れますよね、と私はその場で1回シャッターを切った。


ファインダーを覗くとこんなふうに見える。
ハーフサイズなので縦長に写る。
露出計が働いていたら左側の0から7の数字のところに針が動くはず。

その数字を、このレンズのリングの数字に合わせるようになっている。
リングの数字は通常のF値に対応していて、反対側には1.8から16までのF値が記されている。

0=F1.8、1=F2.8、2=F4、3=F5.6、4=F8、5=F11、6=F16 に対応している。
これがわかれば普通にマニュアルのカメラとして使えばOKね♪

中学の修学旅行に行く前、カメラを借りるにあたって、カメラのシャッタースピードと絞りの関係について父から講義を受けた。
暗い背景や逆光の時の露出補正のことや、フィルムのASA(今のISO)についても。
オートのカメラに慣れてからわざわざ設定することもなくなっていたこれらのことを思い出しつつ、とりあえず3日間で1本撮り切った。


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